春休みの前に忘れちゃいけないのが卒業式。俺と関係があるって言えばもちろんダイチさんだ。
「卒業おめでとうございますダイチさん」
「おー、ありがとなー。リョウスケとは…2年前からの付き合いだった気がしないなぁ。お前はいい後輩だよホント」
「あはは、なんとなくですけど…俺もダイチさんとはなんだかんだこれからも付き合い続きそうな気がしてますよ」
「お、嬉しいこと言ってくれるじゃん。でも、何となく言ってる事わかるな。俺もリョウスケと…ヒナコさん、この3人は付き合い長くなる気がしてる」
「ですよね。お、アイリちゃんも来てくれてますよ」
「そ、卒業おめでとう」
「あはは、アイリちゃんもありがとうね」
「仕方ないとは言え…寂しいわね」
「ま、卒業なんてそんなもんでしょ」
「…うん、ダイチに湿っぽいのなんて似合わないもんね」
「おいおい、何だよー、どういう意味だよー」
「まぁ…微妙なラインですけどギリ褒め言葉じゃないですかね?」
「相変わらず一番ヒデー事言う人だなセンパイは。志島さん卒業おめでとうっす」
「おめでとうございます」
「おー、荒垣君に真田君。君たちもわざわざありがとう」
「いやぁ、俺らは部員でもねぇのにお世話になりまくりましたからね」
「回数は少ないとは言え志島さんには色々と教えていただきましたよ」
「君たちに言われるとなんだか…一番…泣けてくる…」
「あー!なによ!何で私よりこんなゴリラの言葉の方が感動するの⁉︎」
「なっ⁉︎誰がゴリラだ‼︎」
「アンタに決まってんでしょ‼︎」
「おい、シンジ…」
「あはは、いやいや、そうだよな。俺は笑って卒業するよ。ありがとうみんな」
何はともあれいい卒業式かな。いよいよ俺が最高学年なんだなぁ。来年はどんな子が入ってくるのやら…。ま、その前にまた関西に行くんだけどな。
さて…関西に向かうならそれなりの準備をしないとな。もちろん峰津院で修行するんだし…いつものメメントス装備は持っていくし、一応空の封魔管もいくつか持って行こうか。クラマテングしか心当たりは無いけど関西に行って時間取れるのもしばらく無いからな。何があるか分からないなら持っていこう。
「あー、リョウスケちゃん何してるのー?」
「ん?ほら、春休みにまた関西行くからその準備。ピクシーはクラマテングの好きなものとか…何お供えしたらいいかとか知ってる?」
「んー、クラマテングの好物かぁ…、あの子何してたっけなぁ……」
「天狗って言えば酒?」
「お酒?ライドウちゃんと飲んでたかしら?…あーでも、何か飲んでたわね。ウズメんにも聞いてみましょ?」
「すごいわね、今代のデビルサマナーって、クラマ君の趣味を聞くためだけに呼び出しちゃうのね」
「あはは、聞いていたのか。ま、先祖だからね先代のライドウさん。話を聞けるなら手土産くらい何でも無いさ」
「全く、友達に会いに行くみたいに言うのね。クラマ君はテングのぶんにもお酒も好きなんだけど、飲み過ぎてライドウ君に怒られちゃってから以来お茶にハマったのよ」
「お茶?ふーん、そんな事してたのかー」
「まぁ、お茶って言っても色々試してたわよ。そもそもあたしはピクシーみたいに甘いのが好きって訳でも無いし。あ、あと新しいモノ好きね」
「えー、意外!ずーっとしかめっ面してるのにかわいいところあったのね」
「新しいモノ好きか…。お茶系には違いないだろ、マスター仕込みのコーヒーを淹れてみようかな」
「あら、いいんじゃない?楽しそうよ」
「よし、じゃあルブランで豆貰っていかなきゃな。山でコーヒーってのもオツだろ」
どうなるか分からないけど…なんだかんだで楽しそうだし実りのある春休みになりそうな気がして来たぞ。
新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します
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クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
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キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
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ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
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ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」