葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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桜が散り出したので初投稿です


見える人見えない人

「どうぞ、よろしくお願いします」

 

「やあ、いらっしゃい。よく来てくれたね。ほら、大和、挨拶しないか」

 

「フン」

 

「おいっ」

 

「あー、まぁ気にしないでください。ところで…今の子は?」

 

「うん、大和って言ってね。ウチの息子。もうすぐ高2だから…リョウスケ君が一つ上かな?ちょっと気難しいところがあってね、あんまり気にしないで貰えるとありがたいかな」

 

「まぁ、大丈夫ですけど…なんか気に食わない事しましたっけ?」

 

「どうだろう、大和にも一応お役目の話をしたからそれでライバル意識でもないけど…なんか思うところがあるのかな?まぁ僕だって実際に見たことがないんだから信じがたい所は無くは無いからね。…それを思うと今この平成の現代で年寄りの言う事が信じられない上に、そんなウチに学びに来た君が理解できないとか…かなぁ?」

 

「ず、随分な評価を息子さんにしてらっしゃるんですね…」

 

「まぁ、僕も通った道だからね…。僕も爺ちゃんに伝えられた時はとうとうボケたかと思ったものさ」

 

「…確かにって言ったら失礼かも知れませんけど、悪魔が存在してたなんて妄言にしか思えなくても無理ないですもんね」

 

「うん。まぁ僕は爺ちゃんからカミングアウトされてから色んな書物読まされて半信半疑くらいにはなったんだよ。流石にイタズラやドッキリにしては手が入りすぎててね。なんだかんだで僕もそんな時代が有ったんだろうなって思うようになったんだ」

 

「普通に話を飲み込んでくれる人の方がよっぽどですよね…。最近でこそ俺も身を持って体験してますし、俺以外にも異界の体験している人間も何人か知ってますからもう悪魔やその類の不思議な世界は一部になっちゃいましたけどね」

 

「うーん、ホント凄いね。僕はそんな世界、時代が来るだなんて思ってなかったからなぁ…。ウチのご先祖もそっちのご先祖もこう言う事を見越して技術を遺してくれていたんだなぁ」

 

「そうですね、葛葉家ではどうしても異形に対する武術は書物だけでしたけど…悪魔の封印と契約の方法、それに退魔に役立つ霊具を遺してくれてましたね。武術の基本はライゴウ爺さんに教わりましたけど」

 

「なるほど…確かに悪魔なんて人のカタチ取ってる方が少ないか。そんな悪魔に有効な技を遺すのは難しいよね。ふーん、葛葉さんはそう言う方向性だったのか。…ねえ、リョウスケ君、僕って悪魔見えるのかな?」

 

「どうでしょう。…そうだ、召喚してみましょうか?」

 

「召喚って…悪魔を⁉︎出来るのかい⁉︎」

 

「ええ、契約した悪魔…仲魔を葛葉家最後のデビルサマナー、ライドウさんが遺しておいてくださっていて、その仲魔と改めて契約してます」

 

「ほ、本当に?…どうしよう、僕、年甲斐も無く緊張してきたよ」

 

「まぁ大丈夫ですよ。いいヤツですし。一応葛葉家なら当代当主のライゴウ爺さんは存在が何となくわかる程度で、その息子の宗一さんはぼんやりとしたくらいの認識でしたね」

 

「って事はそれなりに修行を積んでいたら分からなくも無いのかな?」

 

「東京で異界の件に携わってる人間が持つ()()()()があれば別かも知れませんが、峰津院家みたいに霊的な家系なら行けると思いますよ」

 

 

とりあえずはピクシーを紹介してみようか。…見えるかどうか分かんないけどね。

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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