「で、クラマ君。貴方から見てどうだったのよ」
「あ、アタシも聞きたい」
「俺はライドウがヘッポコだった時から知ってるけどよ、そこそこのトコまでは来てんじゃねぇか?葛葉の一族とはいえタダのニンゲンから教わったにしちゃあ十分じゃねぇの。けどよ、お前らはそう思ってねぇんだろ?」
「そうね、今でこそ低級悪魔と悪魔のニセモノ連中だから十分といえば十分だけど…」
「ある程度強くなる範囲ならリョウスケちゃんが成長する範疇で収まるんだけどね…」
「あぁ…急につえーの出てきたら困るよなぁ」
「まぁ、2柱の言う通り現時点で困ってるわけじゃないんだ。だが、困ってから鍛えても間に合わないだろう?成長の余地って言うならあの『アスラおう』を使った戦い方もまだまだ甘いってのは自分でも思ってるし」
「そうだ、
「ああ、ペルソナの事か。俺の精神を具現化したってのが簡単な話かな。精神を神話の登場する様な神や悪魔に投影してるから『アスラおう』なんだよ」
「それでアスラおうか。…流石にあの旦那程の力は無さそうだな」
「実際にアスラさんを身に宿すには流石に厳しそうじゃない?」
「アスラさんだもんねぇ…」
「旦那だもんなぁ…」
「みんなは知り合いなのか?」
「まぁ、アスラの旦那はライドウの奴の仲魔でも切り札ミテェな人だったからなぁ…。旦那を使う時なんてよっぽどもよっぽどのヤベェヤマん時だったな」
「そうねぇ、私ら見たいな戦闘向きじゃない仲魔は出番も無かったわね」
「おいおい、ウズメやピクシーだけじゃねえって。俺だって旦那が出るような戦いなんて役に立たちゃしねぇよ」
「えっと、そんな仲魔と戦わなきゃならない事件があったのか?」
「まぁな、そんなことは良いんだよ。お前のぺるそな?だったっけ、アスラの旦那に似てるけどアレは俺ら悪魔にも十分効果がありそうだぜ」
「なーに勿体ぶってんのよ、そんな事はアタシもリョウスケちゃんも知ってるわよ。実際に使って戦ってるんだから」
「待て待て、そのぺるそな頼りにしてたらキツそうだから色々と模索してんだろ?」
「そうだな。ペルソナに頼ってるとどうしても長く動いてられないのさ」
「だろうよ、ありゃあお前さんのマガツヒを大分食ってたぜ。最初に見せた葛葉の技もまあまあなキレだったしなぁ。ま、ライドウ程身体が出来てない分俺にゃあ届かねぇってだけだわな」
「…なんかクラマな奴ってば嫌味ぃ」
「で…だ、俺としても仲魔になってやっても構わない気はある。ケド…」
「さっさと言いなさいってば‼︎」
「分かってるよ、ちったあカッコつけさせろって」
「むぅ…」
「ほら、ピクシー、落ち着きなさいって」
「ここ、鞍馬山に来れば稽古はつけてやる。そん時に刀で俺に傷を付けられたら仲魔になってやるよ」
「もがもがもが‼︎」
「ふふ、ピクシーそう怒らないで構わないって。そっか、分かったよ。来年にはまた来る。その時に頷かせて見せるさ」
「おう、その間にライドウの技を思い出しといてやらぁ」
なんて事はない、俺の力不足による失敗ってトコか。ま、仕方ないか。それでも悪くない印象だったし稽古も付けてくれたんだ。十分に得るものは合ったさ。ピクシーのフラストレーションが爆発する前に退散するとしますかね…
新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します
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クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
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キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
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ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
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ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」