葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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たまにくるUAの波に驚いたので初投稿です


VRなんて目じゃないけどリスクが重すぎる世界

現実世界でもギリギリ警察沙汰にならない装備を手に入れる事ができた。まぁ、リアルすぎて職質されたらアウトな気がしないでもないんだけど。模造刀はともかくモデルガンを持ってメメントスに向かってみるとしようか。

 

メメントスで銃の確認をしているとピクシーとアメノウズメから不思議そうな目で見られた。仕方ないだろ人目につかない所で装備しないと行けないんだから。

「へー、それがリョウスケちゃんの新しいブキ?」

 

「ああ、ライドウさんも使ってたんじゃないか?まぁ時代が違うんだけど一応蔵に有った銃に近いモノを選んでみたんだ」

 

「うーん、でもそのブキってお店で何か買わないといけないんじゃないのかしら?ライドウちゃんもワタシ達連れて良く行ってたもの」

 

「ああ、ホンモノの銃ならな。コレは偽物で弾こそ撃ち出せないけどホンモノそっくりだろう?作った人もこだわり抜いてるから尚のこと撃てそうな位に」

 

「そうね、あの人に向けられた事思い出しそうなくらい…」

 

「確かに…アタシ達ピクシーはそのバーンってなる奴ニガテだからなぁ」

 

「でだ、大事なのは撃てそうなくらい精巧な代物って事なんだ。ここメメントスは認知の世界、シャドウも悪魔も向けられたら撃たれそうって認知してしまうんだ。つまり、実銃じゃなくても撃てる…ハズだ」

 

「…リョウスケちゃん自信無いの?」

 

「自信は有るが試してないからな」

 

「でも私達に当たらないのかしら?」

 

「…そこは要練習だし、乱戦じゃ使わないから安心してくれ」

 

「皆様方よろしいですか?」

 

メメントスの入り口で作業を終えた所ラヴェンツァから声をかけられた。

「どうした?何か反応が?」

 

「いえ、これといって大きな反応は有りませんが、お願い事がございます。これまでは同行しておりましたがこれよりはこの入り口にて待たせていただきたいのです」

 

「そうかぁ。これまでついてきてもらって随分助かったよ。けど、なんでまた?」

 

「なによりもリョウスケ様が我等の想像よりも早く強くなられた…、喜ばしいことに守られるような存在ではすでに無くなったという訳です。

そして貴方様がここメメントスの活動を広げていく内に我らもよりここを知る必要が有ると考えたのです」

 

「うんうん、アタシと契約した時から随分強くなったよ。まだまだライドウちゃん程じゃないけどね」

 

「ええ、もうそろそろクラマテングにも認められるでしょうね」

 

「そうか、手のかかる赤ん坊から見守る子供位にはなれたか。それでメメントスの調査か。何か異変でもあるのか?」

 

「異変…と言えるほどでは有りません。ここメメントスが人の集合無意識によって作り出された異界、人の歩みを見届ける我ら力を司る者として変化を知る必要が有ると考えました。お姉様方とも相談済みです」

 

「そうか…。確かに東京のど真ん中に形成された集合無意識、大衆の意識がもたらす影響は計り知れないからな」

 

「ええ。探索に同行する事でリョウスケ様が仰った通り大衆の望みは侮れない事が分かりました」

 

「なにより人の意識が集まると悪魔が顕現する可能性あるからな。それも同じ方向の願いならさぞかし強大なヤツになるだろうさ」

 

「…リョウスケ様はそれを見越して悪魔を討伐されているのですか?」

 

「あ、確かに。リョウスケちゃんが頑張る理由はアタシも聞きたーい」

 

「そうね、葛葉の生まれって言っても私たちまで引っ張り出してるし、苦労して強くなろうとしてるものね」

 

「そうだなぁ、何もかも含めて縁なんだろうな。この世界、この時代、そして戦うだけの力を持って俺が存在している。それこそ神性存在の遊びでこうなったのか悪意でこうなったのか分からない。ま、偶然に偶然が重なりまくった可能性もあるんだけど。とにかく、奇跡的なバランスと子供って言ってもいい連中の献身で綱渡りが続いていく世界なんだ、1人位心強い大人が居てもいいじゃないか」

 

「リョウスケちゃんって変わってるのね」

 

「ほんと、ライドウくんは義務感と責任感があったのは間違いないけど、リョウスケくんみたいなサマナーも悪くないわね」

 

「ま、それでもこの世界で顕現しかけてるような神性存在を倒すにはまだまだ強さ足りてないんだけどな」

 

「確かにそうね、せめてスサノオさんと殴り合える位は必要かしら」

 

「では、リョウスケ様自らが諸問題の解決に乗り出す訳じゃないのですか?」

 

「神性存在って間違いなく強大なんだが、完全無欠なんかじゃ無いんだ。むしろ明確な弱点、相対すべき存在が居る。神性が有るからこそ相対すべき存在ならばギリギリ乗り越えられると思っている。そんな彼らの助けになれたらいいじゃないか。…ま、俺が単独で神殺しまで上り詰められたら苦労も減るかもしれないが、その分神性存在も手が付けられないかもしれないんだが。さて、話もそこそこに行こうか。ラヴェンツァは此処に居てくれて構わない。今日は試しだけだからそこまで行かないし」

 

「わかりました、お待ちしております」

 

 

さっきまで語っていたのが俺の動機。この世界、惰眠を貪るにはいささか滅びの危機が多すぎる。知識と環境が揃ってるんだ、うまく使わないといけないだろ。それに人間の輝く様を見る特等席が用意されてるんだ、多少苦労したとて価値は十分だろ。…これは誰にも言えないな、愉悦って訳でもないが自慢できるような目的でもない。さて、俺も切り替えてシャドウと戦う準備をしないとな。

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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