葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

135 / 185
感想がモチベに変わったので初投稿です。


メガテンは力押しより搦手が大事

試すって言ってもある程度の威力も見たいから探索済みフロアの中盤位にしようか。ここいらはp5で言うならマダラメパレスで見かけたシャドウが出てくるようなフロアだ。シャドウで言うなら『凶事まねく憑代(シキオウジ)』に気をつける位か。元ネタが陰陽師のシキガミだから物理の効果が薄くて魔法に弱い、刀と銃…後は過剰威力の魔法しか手段のない俺には仲魔頼りになってしまう厄介なヤツだ。…あとは『とり憑く犬霊(イヌガミ)』と『つけ狙う狼霊(マカミ)』も確か銃が効かなかったっけ?試す武器が効かない相手をするのは無意味だからな、とりあえず手頃な相手を探すしかないんだが、シャドウも悪魔も接敵するまでカタチ取らないのが厄介なんだよな。あらかじめわかる様ならいいんだが。…サポートとか観測に特化した仲魔も探さないとな。

 

 

ウォームアップも兼ねて出てきたシャドウの相手をしていたが出てくるのが銃撃無効ばっかじゃねぇか!

 

「ねぇリョウスケちゃん、まだ試さないの?」

 

「初めて使うから威力見たいんだよ。今のところ出てきてるシャドウどれも耐性持ちでさ」

 

「ねぇ、それなら的としては十分使えるんじゃないかしら?だって()()()()()()()()倒れないんでしょう?」

 

「はっ‼︎その発想は無かった。確かにそうだ、別に無効化されたからって俺の体勢が崩れる訳でもない。威力の確認はともかく立ち回りとしては最高に確認しやすいじゃないか」

 

「おおー、ウズメンかしこーい」

 

「ほら、ちょうどシャドウが…ってフロストのシャドウじゃないの」

 

「うー、なんかモヤモヤするこの感じ…何?」

 

「欲しいと思ってるヤツがとことん外れる…そういうもんさ。さて、お前に恨みは無いけど錆にしてくれる‼︎」

 

「オイラになんの恨みがホー‼︎」

 

「…ねぇウズメン、銃って錆びるの?」

 

「さぁ、ニンゲンの冗句は難しいわね。…あのシャドウとも噛み合ってないし」

 

 

何か散々言われてるが気にするな俺。…銃の試しだから言葉の綾でそう言っただけなのに、難しいぜ。相対するはあざ笑う雪だるま(ジャックフロスト)。シャドウとしては大して強くも無いからちょうどいいな。

 

「まずはこっちの短筒から」

 

短筒をシャドウに向けて放つ。大きな破裂音とともに発射された弾はシャドウの胴体に当たったかと思ったらそのまま吹き飛ばした。

 

「やったのかしら?」

 

「痛いホー。もう怒ったホー‼︎」

 

…見た目と音の割に威力はそこまででもなさそうか。それに連射出来ない上にクールタイムもそこそこ必要な感覚がする。まぁ、ホンモノの短筒自体威力があるシロモノでも無いっけ。けどシャドウの様子がおかしいな。

 

「暴れまくるホー‼︎」

 

「あら、なんだか怒ったみたいよ」

 

「みたいだな。なるほど、状態異常付与ってところか。シャドウや悪魔の性格にも依りそうだが、虚仮威しな分挑発になったりそれこそ脅しの効果がありそうだ」

 

「すごーい‼︎ライドウちゃんはそんな事出来なかった気がする…」

 

「…ねぇ、アレそろそろトドメ刺してあげたら?」

 

「…そうだな」

 

俺は見境なく暴れまくるフロストに近づくとそのまま刀を一振りした。

 

「やられたホー…」

 

まぁこのレベルの相手で挑発状態なら一撃か。うーん、短筒の相性にもよるけどこれは強力な手段だな。ゲーム的に言うならデビルスマイルか挑発の効果ってとこか?威力は無さそうだから…当てると挑発、外して脅すとデビルスマイルか。使い所が問われるがいい装備だ。

 

 

「なるほど、短筒はこんな感じか。単発式のデメリットはほとんどなさそうだ」

 

「ねぇ、それって銃が効かないヤツラにはどうなのかな?」

 

「弾に特殊な効果があったりする訳じゃなくて音と衝撃さえ伝われば効果はあるかもしれない。ただ、効かない連中には脅し効果にならないかもな。まぁ、格上に試す事でも無いんだ、おいおい確認すればいいさ」

 

「ほら、また来たわよ」

 

「今度は…ウズメンそっくりなの来ちゃった‼︎」

 

「アレは憂き世忘れの踊り子(アメノウズメ)か。ちょうど良いか?」

 

「アレは私を象るシャドウであってワケミタマの私じゃ無いから‼︎というかムカつくからサッサと倒しましょ‼︎」

 

どうにもおんなじ姿をしてるが中身が伴ってない分気に食わないらしい。ともかくアメノウズメの姿をしてるが気にする事なく二十六年式拳銃の引き鉄を引いた。陸軍で採用されていた事もあって使いやすいがとりあえず3発を打ち込んでもダメージにはなっているが倒しきれそうには無いな。

 

「ウウ…ヨクモォ‼︎マハジオ‼︎…ギャッ⁉︎」

 

相手が魔法を使ってきそうなところに残った3発を撃ち込んだ。するとシャドウは体勢を崩し魔法は不完全に終わった。なるほど二十六年式拳銃は威力が低い逸話の通り決め手になるほどでも無いがタイミングを掴めれば相手の攻勢を阻害できそうだな。

 

「あら?不発…というよりリョウスケくんのソレで邪魔をしたのかしらね。なら確認できたでしょう、ワタシの前から消えなさい、ザンマ‼︎」

 

「ギャアアア…」

 

「あー、ウズメン怒ってたのね」

 

「みたいだな。ま、確認はできたから良いか。ありがとう」

 

「ううん、なんだか恥ずかしい所見せちゃったわね」

 

「アタシもピクシー型シャドウの群はムカつくから分かるー」

 

「いつもならもっとバッサリやってるからかもしれないな。さて、考察は後にしてもう少し狩りを進めてから戻るとしようか。動きながらとか刀の合間の使い方も見てみたいし」

 

「そうね、そうしましょ。私ももう少し暴れたいわ」

 

「アタシもやっちゃうぞー!」

 

 

俺たちはそのままにシャドウの出現層が変わって少し先まで狩りを進めた所で入り口まで引き返した。

 

 

「お疲れ様でした。如何でしたか?」

 

「十分有用って事が分かったよ。使い所を見極めたらそれこそ戦局を左右できるレベルだね」

 

「それは喜ばしいですね。私も初めてここからメメントスの観測を行なっておりましたがまだまだ分からない事がたくさんあります。これからもご一緒してよろしいですか?」

 

「ああ、こっちこそ。メメントス、いや、集合無意識はまだまだ分からないことが多すぎるからな。少しでも解明を進めるのは必要だしな。…それにベルベットルームを経由しないとまだ俺達だけで帰れないしな」

 

「ふふ、そうでしたね。ではまた、よろしくお願い致します」

 

 

 

 

メメントスから帰って来たんだが…飯でも食いながら二つの銃の使い方を考えるとしようか。状態異常付与か相手の行動阻害か…、サブウェポンとしては十分じゃないか。懸念していた立ち回りでの使い方なんだが、サポートの面が強いからこそ切り込む前に使うからあんまり考えなくて済む。ま、気にするなら命中率位だが、短筒なら外しても意味があるから使いやすいかもな。うーん、テトラカーン使える仲魔か『ランダ』や『ギリメカラ』が居るなら挑発効果なんてエゲツないシナジー発揮するんだけど俺の避けるスタイルとも相性がいいからな。クールタイムだって一戦終わる頃には済んでるし、とりあえずは短筒を使おうか。

 

 

…短筒に刀装備、俺は幕末から来たのか?むしろ明治期か?サーベルにピストルって言う大正期の装備の方が新しくて笑えるな。

 

 

 




リョウスケくんはゲームシステム的に言えば肉体レベルとペルソナレベルの二つがあります。なので同レベル帯のペルソナ使いでも強さが異なります。



バトル描写むず過ぎますねぇ…。

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。