葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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前話でちょっと支離滅裂な所が有りましたが指摘の上修正出来ましたので初投稿です


一山越えたらまた山がある

「どうだった、俺の刀は」

 

エリザベスを見つけたのでそう声をかけた。ま、格上なら古牧先生とかウチの爺さんとか居るんだけど、その気は無いにしてもサマナーとして、ペルソナ使いとしての全てをぶつけて届かない相手なんて滅多にいないからな。(ここにはいっぱい居るけど)そんな格上にどこまで迫ったかは聞きたいよな。

 

 

「驚かされました。本当ならば『ヨシツネ』を使うつもりはございませんでしたが…、様子見をしていたとはいえ私にあそこまでダメージを与えるものですから。つい衝動的に私が知る中で最も刀の扱いに優れたペルソナを選んでしまいました」

 

「…ちなみに『ヨシツネ』じゃなかったら?」

 

「その場合は『ジークフリート』でございます」

 

 

…大して変わってない様な気がしないでも無いぞ?どっちも物理ペルソナの最高峰じゃねぇか‼︎強いて言うなら連撃の『ヨシツネ』と一撃の『ジークフリート』ってところか?いやまあ『ヨシツネ』の技を見られたってだけでも収穫はあったけどさぁ

 

「ところで、先程の刀は?」

 

「あー、流石にポッキリ真っ二つ。八艘飛びの2発目受けたまでは覚えてるんだけど、多分そこで折れたんだと思う」

 

「それは…申し訳ありませんでした。お詫びと言っては何ですが私のコレクションから進呈致しましょう」

 

「コレクション?」

 

「ええ、認知世界には本物と見紛う程の産物が沢山ございます。そんな中でも人の世で逸話のついた品を見かけるとつい欲しくなってしまい…どんな手を使ってでも集めたくなってしまうのです。ですから来年から担当する事になるであろう客人にはそう言った期待もしております。あぁ、学び舎に生まれた認知世界…しかもそこには歴史オタクと呼べる教師もいるとの事。さぞかし素晴らしい品がある事でしょう」

 

 

これ、p3でお願いされる「エリザベスのお使い」クエストの事か⁉︎ちゃっかり自分の役得まで考えてる辺り流石だわ。…天下五剣なんて認知の産物でも無きゃ使えねぇよな。けど、葛葉の武器を試してみたい気持ちもあるんだよなぁ。

 

「ありがたいんだが、もうすぐ冬休みだから神社の蔵から持ってくるつもりだったんだけど」

 

「それはそれで使えばよろしい。大事なのは私のコレクションを一つ、貴方に譲っても構わないと言う事‼︎でございます」

 

「そっか、ありがとう。ちなみに何があるんだ?」

 

「そうですねぇ……、うん、そうです。コレがよろしいかと」

 

「コレは…?『ヨシツネ』が待っていた刀か?」

 

「よくご覧になっておいでです。左様。膝丸と言う刀なのですが、義経が薄緑と名付けたり頼光が土蜘蛛退治では蜘蛛切と呼ばれたりした伝承がございます。事これに関しましては薄緑と呼称すべきですね」

 

「…スゴいな。吸い込まれそうだ」

 

「しかし…いつの間に私のコレクション入りしていたのでしょう?これだけの品ならば記憶しているはずなのですが…。ま、リョウスケ様の元へと行く運命だったのでしょうから構いませんか」

 

 

だ、大丈夫か?エリザベスすら覚えがないって、ガチモンの妖刀じゃないのか?

 

「ねえねえリョウスケちゃん、コレ…多分アレかも。ねぇ、ウズメンも分かるよね?」

 

「あー、そうかも。周りくどいのは相変わらずなのね…」

 

「ピーちゃん、心当たりが?」

 

「うん…。多分だけどヨッシー、ヨシツネからの言伝だと思う」

 

「それ使えるようになっとけって事かしらね?彼もライドウくんと相性良かったから」

 

「ペルソナ『ヨシツネ』に認められたと言う事でしょうか。…という事は先程呼び出した『ヨシツネ』がこの刀を忍ばせた?私の預かり知らぬ所でその様な行動が出来るとは思えません」

 

「日本で源義経と言えば知らない人間なんて居ないくらいの英雄だ…、英霊とも言えるヨシツネを象ったペルソナだからこそ干渉出来たのかも知れない」

 

「ヨッシーのナワバリってこの辺だっけ?」

 

「ナワバリってピクシー、そんな言い方でいいのか?まぁ、神奈川県に主祭神となってる神社が有るな。この辺ならマサカド公の方が影響力ありそうだが、ここベルベットルームならそこまで厳密って訳でも無いんじゃないか?」

 

「多分だけど、ソレ使える様になったら顔見せに来いって事なんだと思うの」

 

「なるほど、そうなると薄緑は厳密には私のコレクションではありませんでしたね。むぅ、如何致しましょうか」

 

「そんなに武器をコロコロ取り替えられるほど器用じゃ無いんだよなぁ。まぁ、今回は俺の不明でもあるし俺とヨシツネの縁を結んでくれたから十分感謝してるぞ?」

 

「いいえ!私の気が済まないのでございます」

 

「お姉様、防具や装飾品は如何でしょう?」

 

「良い事を言いました。ふむ、時間はまだ3()()()はございますね。餞別も兼ねて一等の防具を差し上げます。…テオ!参りますよ!」

 

 

うわ、どこからともなくかっ飛んで来たぞ…。振り回されてるなぁ。

 

「……まったく、エリザベスに何を吹き込んだのですかラヴェンツァ。あれで本当に客人を担当出来るのでしょうか」

 

「申し訳ありません、良い案かと思いつい口を挟んでしまったのです」

 

「まぁ、ちょっと破天荒なくらいがエリザベスらしいだろ。それにここに来るような人間、エリザベスのキャラ位で動じたりしないさ。…それはそれとしてもう少し模擬戦の印象聞きたかったんだけどな」

 

 

たしかにびっくりイベント合って話それたのも分かるけどな。実際に戦った相手から聞きたかったんだよ

 

 

「そうですねぇ、私にギアを上げさせた…これだけでも誇って宜しいかと存じますよ?そこいらのシャドウに引けは取らないでしょう。…悪魔に関しては何とも申せませんが」

 

「「「⁉︎」」」

 

い、いつの間に後ろでスタンバイしてたんだよ。マーガレットもラヴェンツァも気付いてなかったぞ…。

 

「付け加えるならば…仲魔の方々にもう少しバリエーションは欲しいでしょうか。現時点では疾風属性と雷属性の魔法タイプが2柱…回復や補助は揃っておりますがいささか足りてないと思われます」

 

「お、おう。そうなんだよなぁ…たしかに足りてないんだよ。繋がりがある相手もクラマテングで疾風属性なんだよな。あとは()()持ってヨシツネ詣ではしてみるけれど」

 

「ペルソナではない『ヨシツネ』ですか…やはりもう少し属性の選択肢が欲しい所では有ります。ご存知の通り私が挑まれた場合用いるペルソナは属性のローテーションだけでなく物理、万能と対策をしなければならないが、手が無い訳でも無い様取り揃えておりますから…」

 

 

エリザベスに限らずここの住人たちは各属性の最高峰を取り揃えているからな。今でこそピクシーとアメノウズメの2柱、そして俺の物理で何とかなってると言えるけど手が出せないヤツも居るだろうしな…。『ギリメカラ』とか『ランダ』なんて俺の天敵に違いないわ。

 

「そうだよなぁ…。ま、クラマテングとかヨシツネにも話を聞きながらこれから仲魔探しするさ。大学なら融通も効くからな」

 

「ええ、それがよろしいかと。……刀と銃のコンビネーション、エクセレントでございました。術理はそのまま修練を続け、操るリョウスケ様の力は悪魔と対峙し続ける事でいつしか私にもその刃は届くでしょう」

 

「そっ…か。ありがとう、キチンと成長出来てることが実感できた。…ってあれ、エリザベスは?」

 

「…お姉様ならもう走り出してしまいました」

 

「はぁ、あの子ったら…」

 

「ははっ、エリザベスはこう出なくっちゃな。よし、ちょっとまだふらつくけど帰るわ。また、年明けにな」

 

「ふふ、そうですね。それでこそお姉様です。ではまたお会いしましょう」

 

「ふぅ、アレも妹の個性ですか。そう思える様になった私も変わったのでしょう。リョウスケ様もお達者で」

 

 

死ぬほど疲れたけど…やり切った。課題も見えた。薄緑のことも有る…また色々考えるか。

 

 




マスコット?ライバル?枠でライホー君採用するかどうか久々にアンケートを使ってみました。仲魔にはならないです。たまにちょっかいかけてくる奴です

ちなみにライホー君とは葛葉ライドウのコスプレをしたジャックフロストですね

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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