「それでは参りましょう…。ペルソナカードドロー『スルト』。以前にもお見せしましたが…、如何なされますか?」
「まずはフロスト、防炎の壁だ!ウズメはヨシツネにタルカジャ。ヨシツネは鎧通しを頼む!」
「任せるホー。オイラだってアチアチはゴメンだホー」
「ヨシ君よろしくね」
「あいよぉ、俺っちに任せときなっと」
「まだまだ、その程度では私の攻撃の手は止まりませんよ?『スルト』インフェルノ!」
おいおい、マハラギダインじゃないのかよ…。ゲーム世界じゃあ3の時点であったかどうかも覚えてねぇな。ま、何にせよ広範囲高威力の火炎魔法って事に違いはない。これから先の属性魔法も変わってるだろうな…。
「お前ら食らってないか?」
「壁張ってて良かったホー…じゃなかったらオイラ溶けてたホー」
「私もヘーキ。リョウスケ君は?」
「俺とヨシツネはちゃんとのがれたよ。しっかしえげつねぇ一撃だなぁおい。うかうかと踏み込むのもおっかない」
「おいおいリョウの字、そんな事言いながら随分と楽しそうじゃないの?」
「ま、発表会みたいなもんだからな。気合も入るし、命の危険だってそれ程無いんだったら楽しんだ方が良い…だろう?」
「カーッ、分かってるねぇ…。俺っちも久々にヒリついて来たぜ。さぁて、リョウの字上手く使ってくれよ?」
「おう…、フロストはブフーラ、ヨシツネは牙折り、アメノウズメはメディラマだ。俺も突っ込むからな」
「ヒーホー‼︎地獄の業火も凍りつかせてやるホー!」
「よっしゃぁ‼︎奴さんの出鼻挫いてやろうじゃない」
「俺も続くぞ!」
『スルト』がフロストの魔法によって体制を崩した所にヨシツネと俺の攻撃が刺さる。幾分か効いた様子が見えるがまだまだエリザベスの余裕は崩れそうにない。
「ほら、すぐ構えないと」
「流石のコンビネーションですね。なるほど、数的不利なんて考えた事もございませんでしたがこれほどの使い手に囲まれると…私もまだまだだったようです。『スルト』インフェルノ‼︎」
「おっと、ソイツはもう見た、フロスト、ブフダインで妨害だ‼︎」
「オイラの見せ場だホー!」
「くっ、『スルト』⁉︎…まだまだ侮っておりましたか。では、仕切り直しと参りましょうか。私、なんとカッコかわいいペルソナを見つけてしまいまして。この場を借りて披露させていただきたく…ペルソナカードドロー‼︎『ジャアクフロスト』‼︎ふふ、如何でしょう?フロストちゃんも可愛いですがこちらのジャアくんのなんとも言えないちょいワルな感じたまらないでしょう?」
おいおい氷結属性はジャアクフロストが担当か。コイツ弱点が無いから厄介なんだよ。ま、無いなら無いで何とかしますか。
「こ、コイツはすごいホー‼︎オイラもフロストの可能性に打ち震えるホー‼︎でも、コイツと戦うのにオイラ役に立たないホー」
「分かってる、ピクシー、フロストと入れ替わりだ」
「はいはーい、うーん、エリちゃんもやる気ねぇ…。リョウスケちゃん、作戦は?」
「あー、フロスト族だからって火炎属性が
「そうなるとリョウスケちゃんとヨッシー、頼むわよ!ラクカジャ!」
「ええ、サポートなら任せなさいタルカジャ!」
「ま、相手の嫌がる事をやるってのは基本だ。そこをちゃんと指示してくれるなら助かるぜ」
「むう、私とジャアくんを見て怯むどころかますます苛烈な…。しかし、負けていられません‼︎『ジャアクフロスト』ダイアモンドダスト‼︎」
やっぱり魔法も使うペルソナもアップデートされてると思った方が良いな。しかしえげつねぇ威力だ。しまったな、補助に割り切ってフロスト出しておいた方が良かったかもしれん。しかも『スルト』の時より発動が早かった分ヨシツネが逃げきれなかったみたいだ。何とか耐えはしたが…立て直さないといけないか。
「ぐわっ⁉︎っちぃ、突っ込みすぎたか…」
「もう、ヨッシー油断が命取りなんだからね‼︎ディアラマ‼︎」
「すまねぇ、ピの字。ちーっとナメてたわ」
「おいおい、ヨシツネ。エリザベスはそんな甘い相手じゃないぞ?」
「面目ねぇ…。リョウの字、次、俺っちに任せてくれるか?」
「いけるか?」
「任せろ」
「もう立て直しを…。ある程度の被弾も織り込み済みという事でしょうか。うふふ、リョウスケ様と果し合いをするならば我々姉妹でパーティを組まねばなりませんかね?」
「勘弁してくれよ…、1人でもこんだけひいひい言ってんだぞ?」
「そうでしょうか?追い込まれているのは私なのでは?」
「まだ半分どころじゃないだろうに…よく言うぜ。ヨシツネ、八艘跳びを頼む‼︎」
「任せろリョウスケ‼︎ヨシツネ、参る‼︎」
「くっ、きゃあああ⁉︎」
「ヨッシーやるじゃん‼︎」
「そこまでにキチンとエリザベスちゃんの防御キチンと下げたしヨシ君を強くした甲斐があったわね。回復しておかないと、メディラマ」
「へっ、情けない姿ばっかりは見せてらんねぇからな」
「おいおい、そこまでだ。まだ終わっちゃ居ないぞ」
ヨシツネが放った八艘跳びによって舞い上がった砂埃がようやっと晴れて来た。いくらデバフとバフを合いがけした所でエリザベスはまだまだ余力を残しているという確信はあった。むしろ小手調べが今終わった位だろう。
「ふう、お強くなりましたねリョウスケ様。まさか私の2つ目まで抜かれるまでに至っているとは思いもよりませんでしたよ。もはや私に吹き飛ばされていた頃が遥か昔の様…。ふむ、これが懐かしいという感情でしょうか」
「おいおい俺っちの八艘跳び、キッチリ決めたぜ?自信無くなっちまうな」
「嘘つけ、ニヤついてるぞ」
「ヨッシー、浮かれ過ぎじゃない?」
「悪魔が少ねえって聞いたがこんな強者と戦えるサマナーと契約出来た俺っちってば幸せだなぁ」
「しかも姉妹みんな強いぞ?」
「カーッ、たまんねぇ。だから現世ってのは楽しいのよ‼︎」
ヨシツネの戦意は高揚している。前のめりになりそうだけど守勢に回るより良いだろう。ま、攻めなきゃ話にはならんか。
「ならばこちらは如何でしょうか。ペルソナカードドロー『オーディン』。さぁグングニルの錆にして差し上げましょう」
北欧神話のトップと来たか。ま、幸いこっちは雷撃には強いメンツが多い。サポートに回ってみるか。しっかしやっと折り返しに来たかどうかってところか、恐ろしいぜ。姉妹でパーティ戦なんてまさに夢の様だな。
間隔空いたりした一年でしたが読んでくださりありがとうございました。来年もどうぞコンゴトモヨロシク
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