葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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ちょっとサボっていたので初投稿です


俺だけボスクラスが強すぎる

「ありがとうございました」

 

「いえ、お嬢様から命じられた事ですから。美術館はこれから1時間貴方様のみとなっております。ごゆるりと」

 

「何から何までありがとうございます」

 

 

美鶴ちゃんが手配してくれた車で上野まで送ってくれた。まさか俺以外誰もいない様にしてくれるとは。すげーな桐条グループって。とりあえず仲魔を呼んでおこう。ここはウズメとピクシーだけでいいか。

 

 

 

「すごーい、きゃはは!」

 

「おいおいあんまりはしゃぎ過ぎないでくれよ?」

 

「ほら、落ち着きなさい」

 

「えへへ、ごめんなさーい」

 

「さて、阿修羅像に向かうぞ?」

 

 

さて鬼が出るか蛇が出るか。…出るのは阿修羅か。

 

 

「これか。うーん、たしかに凄いな。表情がなんとも言えないじゃないか」

 

「アスラおうがモデルだなんて思えないわね…、ニンゲン風に言うならイケメンにしすぎじゃ無いかしら?」

 

「ウズメン言うわね。…でもたしかに。もっとこわーいイメージだったのだけど、コレから出てこれるのかしら?」

 

「…来た‼︎」

 

目の前の像から発せられるマガツヒと広がる異界化。間違いなく目の前にアスラおうが顕現する。

 

「言わせておけば随分じゃのう…。ワレのミタマを宿しモノよ、よう参った」

 

「…やっぱりアスラおうの分霊だったのか?」

 

「左様。ヌシはワレの憑代の様なモノよ」

 

「つまり俺は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()…んだな?」

 

「ペルソナか…。ヌシの為よ、未だ早い。業腹じゃが彼奴らは強い、強すぎる」

 

「彼奴()?やはり思っていた通り3体なのか」

 

「ワレから言えるのはそこまでよ。ヌシの身体がもそっと育つまではワレのミタマを使うが良い。ワレ程とは言えぬが使いこなせればそこいらの凡百なんぞ相手にはならん」

 

「…その為には貴方に認めてもらう必要がありそうだな」

 

「左様。とはいえ、悪魔の減った現世にてこうして顕現出来るのもヌシのおかげよ。しかし、ワレを満足させる闘争が足らんのだ。ヌシは満足させてくれるかの?」

 

「…力を貸してくれていたお礼くらいしないと行けないな。全力で相手させてもらう」

 

「フフ、想定の内か。安心せい、ワレとの闘争は異界で行う。周りに被害は出ん」

 

「それじゃあ心置きなくやらせてもらう‼︎来い、ヨシツネ‼︎ジャックフロスト‼︎」

 

「アシュラ様とやれるたぁ懐かしいじゃねぇの‼︎」

 

「何処ぞの次元でやり合うたかの?カカ、良き仲魔がおるようじゃ。ワレに力を見せてみよ‼︎」

 

 

アスラおうが顕現するとともに空間の歪みを感じた。さすがは天魔アスラおう、あっという間に作り上げてしまった。この異界なら現実世界への影響も無い、存分に力を見せてあげようじゃないか。どうしても格上相手な分召喚も全力だ。ヨシツネは何処かの次元でアスラおうとやり合ったみたいだな。その経験も頼りにさせてもらおう。

 

 

「さぁて、リョウの字どうする?奴さん強えぞ?」

 

「そりゃそうだろう。セオリーなら俺とヨシツネで翻弄すべきなんだろうが…」

 

「望みは薄そうね…、ほら、あのお顔はよく見えそうだもん」

 

「だろうな。けどやらないわけにはいかないな。よし、俺とヨシツネは左右対角、ウズメはサポートを。ピクシーとフロストは魔法で攻撃を続けてくれ‼︎」

 

 

格上相手ばっかりしてる気がするな。ま、エリザベスのおかげでこう言う相手に対する定石は大方固まっている。ピクシーのラクカジャとウズメのタルカジャと三属性の魔法が有ればある程度の組み立ては出来る。さて、弱点は突けるか?

 

 

「ジオンガ‼︎むー、リョウスケちゃん‼︎雷効果薄い‼︎」

 

「ちっ、じゃあピクシーは回復をメインに‼︎」

 

「ブフーラ‼︎オイラの魔法は効いたっぽいホー‼︎」

 

「よし、魔法はフロストがメインで組み立てるぞ」

 

「この程度効いた内に入らんぞ?大炎上‼︎」

 

「マズッ⁉︎距離を取れ‼︎」

 

 

チャージが長かったおかげだな…。とはいえ、なんとか直撃を避けられはしたが1発で仕切り直しさせられた。

 

 

「おっと、俺っちを忘れなさんな。牙折り!」

 

アスラおうの攻撃範囲から逃れていたヨシツネが懐に飛び込んでいる。普通なら不意打ちが綺麗に決まったところだろう。しかし、相手はアスラおう、その三面六臂は伊達じゃ無い…、ヨシツネの剣戟を独鈷杵で受け止めてしまった。

 

「俺のも食らってもらおう‼︎葛葉流刀術、煉獄撃‼︎」

 

 

()()()()受けた。流石にこれで注意もそれたか?

 

「私も攻撃できないわけじゃ無いのよ。ザンマ‼︎」

 

俺たち4人がかりでなんとか一つ魔法を直撃させただけか…、こりゃあ大変だ。

 

 

「ヌゥ、思いの外やる様だの。ヌシは仲魔を使うのが殊更上手い。…ワレに方針を聞かせる事すら誘導か」

 

「まぁね。こうして会話できる相手の前で作戦の披露なんて口じゃもったいないでしょうに」

 

「中々面白きサマナーよ。フム、日の本はおろか全世界においてすらサマナーなぞとうに消え去りワレ等悪魔もなんの干渉も出来んと思っておったが…、やるではないか」

 

そう言ったアスラおうにダメージは見られない。どうやら物理攻撃も有効じゃないらしい。こりゃあ参ったな、なんとか打開策を考えなきゃならん。まさかここまで物理に強いとは思わなかったぞ…。

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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