人間目の前の事に集中してるとやっぱり時の流れははやい。高校生に上がったかと思えばもう夏休みだからな。よかった事と言えばやっぱり合気道部の古牧先生だな。オカルト面の経験なんてこれっぽっちもないらしいけど単純にすごい強い。この先生に勝つ事が古牧流、古牧先生の本当の流派は古牧流古武術って言うみたいだが、その流派の免許皆伝の条件らしいんだが、どう考えても壁が高すぎるんだよなぁ。…そこまで極まったらそれこそ武術家として生きていくのもアリだろうなぁ。それで夏休み中の部活なんだが合宿とか無いらしい。なんでも古牧先生がアングラな大会に出るらしく指導の時間が取れないらしい。あの人について考えることはもうやめよう。深く考えると頭悪くなりそうだ…
夏休みなんだが8月1日から20日までの間また道場にお世話になることになった。しかも天城屋旅館でアルバイト付きだ。短いけど構わないそうだ。リゾートバイト見たいなもんなんだよな。まぁ旅館の手伝いより雪子ちゃんの家庭教師をお願いしたいらしい。夏休みの宿題をお願いしたいってことらしい。どうしても田舎って事で家庭教師も中々見つからないらしいしお手伝いがあるから塾も厳しいらしい。まぁそれくらいならお安い御用だけどな。
………終業式の今日、暑い中体育館に詰め込まれて聞かされるありがたーい長話は筆舌にしがたいものがあるね。簡単に言うと辛いで終わってしまうけどな。それから教室に戻ってから担任の鳥海先生からのお話だ。頼むからはしゃぎすぎないでくれという事らしい。まぁ教師として高校一年生がはしゃいでめんどくさくなった事は何度も見てきたのだろう。あとやたらとソワソワしてるから何となく聞いてみたら何でも楽しみにしていたネットゲームのビッグタイトルがそろそろ始まるらしい。夏休みで普段より余裕があるからいいタイミングらしい。…この時代ネットゲームできるパソコンは社会人じゃ無いと厳しいよなぁ。しかし初めて見たな鳥海先生がこんなにしゃべってるの。同僚が結婚するとかしないとかでピリピリしてたもんなぁ…。
「おーい、葛葉。お前夏休みはどうすんの?」
ホームルームも終わって各々が帰り支度をしている中、クラスメイトかつまだ残っている数少ない合気道部員の芝原が声を掛けてきた。彼が部活を続けている理由は彼の実家も道場をやっていて古牧先生の強さに惚れ込んだかららしい。…そう、彼は現状数少ない友人の1人である。
「俺?俺は親戚の道場で面倒見てもらいながら近くの旅館でアルバイトで半分くらい終わるかな?」
「へー、もう予定組んでるんだな。いいなぁアルバイト、どこの旅館よ?俺なんて親父に道場の手伝いって言われても投げられるだけ出しなぁ。」
「八十稲羽ってとこの天城屋旅館だよ。偶然らしいんだけどこの学校の運動部はたまに合宿で使うこともあるらしいぞ。まぁ親父さんからしたら使い勝手の良いアシスタントだわな。」
「そうなんだよなぁ…。」
「あー、お前も来るか?全部ってのは無理でもさ、3日4日くらい来ないか?」
「え、お前が許可出したら良いの?」
「旅館のバイトは分からんけど男手は何時でも欲しがってる感じだしなぁ。どっちかというと家庭教師役の方が重要っぽいから増える分には良いかも知れん。道場の方はいつでも大丈夫って爺さんに言われてる。」
「マジかよ、ちょっと親父に言ってみるわ。めちゃくちゃ魅力的じゃん。八十稲羽ってどんくらいかかるの?」
「東京駅から3時間位かな?駅から道場というか親戚の家まではちょっとかかるけど」
「……なあ、そのまま合気道部でさ自主合宿にでもしねぇ?確かに古牧先生いないけど葛葉の爺さんいるんだろ?」
「まぁ古牧先生も合気道が専門ってわけじゃないからウチの爺さんにも教えられるかも知れないけどさぁ、さすがにちょっと急かなぁと思ったし一年坊主が提案する内容でも無いかなぁと思って言わなかったんよね…」
「うーん、でもそこの環境が絶妙に合宿スポットなんだよなぁ。でもさぁ、この後道場で言ってみようぜ?」
「人数増えるなら流石に聞かないとわからんぞ?男は雑魚寝で文句言わさねーけど女の部員はまずいでしょ。それに部活として行くならやっぱ責任者も必要じゃね?」
「あー、やっぱ古牧先生都合つかないのが痛いかぁ」
「冬とか春の休みなら聞いとくからさ。まぁ個人的に集まる分には俺らの責任って事で集まれなくも無いとは思うけど」
「うーん、まぁどっちにせよ話だそうぜ?部活としてどうなるか分かんないけど、俺は行っても良いんだよな?」
「1人2人の男友達なら大丈夫大丈夫。ホラ、人数増えたら準備とかってすぐできねぇからさ。落ち着けって」
「ちぇー、せっかく楽しみなイベントあるかと思ったのに…。冬だぞ冬。リベンジすっからな」
芝原と馬鹿話をしながら武道場へ赴く。今日は部活ないとは言え終業式の日という事でみんないる。丁度いいのでさっきの話を持ちかけてみた。三年生の部長は受験もあるから無理そうと少し寂しそうにしている。二年生の先輩方は前向きに考えてみるとの事。
「あ、その道場がある親戚の家なんですけど、一応神社なんで冬休みなら神社でアルバイト出来ますよ。年始は結構忙しくなるらしく割もいいから誰か居ないか聞かれてたんでどうですか?」
とライゴウ爺さんから頼まれてた正月のバイト探している情報を出すと大分ポジティブな反応だ。
「バイトの内容なんですけど男手はモノ運んだり簡単な警備案内と女手は巫女さんの臨時バイトですね」
「おいおい、先輩方の巫女さんコスプレかよ」
「芝原ー、コスプレじゃねーから。本物だから」
芝原のちゃちゃもあったが先輩方も好印象だ。これは本格的にライゴウ爺さんに話をしてもいいだろう。とりあえずこの夏来るのは下見も兼ねて芝原だけが泊まりに来ることになった。まぁ場所は教えてあるから先輩方も暇を持て余してたらきてくれると何というか嬉しいんだけどな。
武道場で話し込んでたらあっという間に夕方だ。そろそろ帰らないと電車がエライことになってしまうから帰ろうか。
っと、ちょっと混んでたけど何とかラッシュからは外せたな。…ん?あれは…ラヴェンツァ?こっちに来れたのか。あ、見つかったらしい。何か話があるようだ…
芝原くんはゲームならコミュアルカナ持ちになれる存在です。でもリョウスケ君にはその辺の認知がまだ出来ていません。
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