…チャリ……チャリ……
響く様な鎖の擦れる音。ペルソナシリーズといえば…と連想される位には有名になった
「し、死神?ま、まさかそんな…」
「奴さんはまさしく命を刈り取るモノ。対極に存在するからこそ命を持つニンゲンに引き寄せられて来るのさ」
「だ、大丈夫ですよね?」
「そりゃ負ける気なんて無い。負けたらどうなるかなんて分かりきってるからな。そりゃ使える手は何だってするさ」
「逃げましょう⁉︎」
「そりゃ確かに選択の1つだ。ただ、いつまで?どこまで?少なくとも当て無く30分は走り回らなきゃならないが…君のフォローをしつつとなると中々のリスクがあるんだが、それでも?」
「ゔっ…ごめんなさい」
「まぁ、その辺を評価に入れた答えが一当てしてから逃げる!だ」
カチャカチャ…
「何か違うんですか?」
「追いかけて来るより
カチャカチャ…
「あの、さっきから何を?」
「簡単なトラップさ。倒すのはおろか、ダメージも期待できる代物じゃあないけど」
「じゃあなんでですか?」
「一瞬でも足止めできればそれで良いのさ」
「そんなの効果有るんですか?さっきまでの化物達に効果ありそうなのって…」
「まあ、効いたら儲け物位でいいのさ。それに…気を逸らすってだけならやり様はある。君は…そうだな、ガラッと雰囲気が変わる瞬間が来る。それを察知したらコレを投げてくれ」
「これは…?」
「
「え⁉︎危険ですよ‼︎」
「まあ、特別なヤツでね。中身は火薬じゃ無いから安心してくれ。…多分大丈夫だ」
「一気に不安になりましたよ…」
とっておき…という使い所が無かったフミさんが作ったブツ。曰く…
『一度アタシの技術力を実地で試してくんない?キミから貰ったデータから計算したところ効果は有るハズだから…安心して』
らしい。
おっかなくて使えなかった…って部分もなくは無いんだがな。弱いヤツに使っても分かりにくいから
…ま、訳の分からないまま一番エグいヤツと出くわす羽目になってるんだし、何か頼み事でもあった方が気が紛れるだろう。試すのも出来たら良い位の気持ちだし。
ジャラジャラ……
ジャラジャラ……
鎖の音が俺にすら聞こえるレベルになって来た。風花ちゃんは青い顔をして不安そうに渡した手榴弾を握っている。
「…いきなりコイツとエンカウントはヘビーだよなぁ。とりあえずやれるだけやりますか」
「き、気をつけて下さい」
「…はっはっは」
「何がおかしいんですか‼︎」
「そんな真っ青で言われても…ってね。冗談冗談。さぁ、もう来る。準備をしておこうか」
強敵と合間見える事となったら定番の準備、バフをかけておくのは基本だな。後回しにしてたけどスタイルから言ってスクカジャ使える仲魔が欲しかったね…。
「リョウの字よぉ、この音は遠巻きに見たアイツかい?」
「そう。あの時は戦う理由が無かったけど、今日は違う。少なくとも勝たなくても良いからマシかな?」
「なんだかリョウスケちゃんと居るとそんなのばっかり相手するわね…」
「悪かったな。もうちょい俺自身が強けりゃ展開も変わるんだろうが…」
「というより、ライドウ君の時より大きな問題が多いのかしら?」
「ヒホ?オイラは…」
「アンタは乗っかんなくていいの!」
「良い感じに力も抜けたな。さぁて、おいでなすった!」
ジャララ…ジャラジャラ…
通路の向こうから近付いて来るのが分かる。無機質な目…ただただイノチある者を刈るだけの死神。
不吉、不幸、不安、不気味…あらゆる負の感情を掻き立てる様なオーラをしている。
「ひっっ⁉︎」
まともに
俺たちパーティは刈り取る者の前に立つ。向こうさんも待ち受けられた経験は無いらしくわずかだが動揺が見られた。せっかくだ、カッコつけるならここだろ。
「俺の命、簡単に刈れる程ヤワじゃねーぞ?」
俺の啖呵と共に仲魔達は攻撃に移る。あらかじめ準備していたバフや方針は決まると気持ちいいんだ。
「…⁉︎」
「おいおい、ニンゲン舐めんなよ?ただただ刈られるだけの存在じゃ無いんだよ。ヨシツネ‼︎」
「任せろ…
「アタシも
「ブフーラ‼︎」
「ジオンガ‼︎」
「ヴィローチャナ、行くぞ‼︎」
『おうともよ、震えるわ。死神よ、ワレの拳はちと重たいぞ?万物屠り‼︎』
「……⁉︎⁉︎⁉︎」
初っ端から遠慮無しに火力のある攻撃を叩き込んだ。このコンビネーションはエリザベスやアスラおうにすら通用した。手応えもあったが…
「や、やりましたか?」
…砂煙が落ち着いて来るとそこには多少ダメージを負った様子はあるものの未だ健在の刈り取る者が。風花ちゃんはまた真っ青な顔をしてる。ま、想定内だ。
「そんな簡単じゃ無いよな。さぁ、こっからが本番だ…来るぞ‼︎」
新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します
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クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
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キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
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ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」