起き抜けから頭が痛くなりそうだ…
この世界がペルソナっぽいってことはわかった。次に考えるのは何故こんな記憶が流れてきたかだ。さっきは奇跡に奇跡が起きたって思ったけど俺は本当に俺か?俺がキャラクターじゃないって証拠が無いじゃないか…俺は上位存在にモニタリングされているのでは無いか?そこにゲームをモデルにした世界とゲームの知識を持つ人間を持ち込んだ時どうなるか観察されているのではないか?
………まて、落ち着け俺。このイタイ考えは2年前通ったぞ。涼介も中学生の時通ってたな。俺は俺だ。偉大なる哲学者デカルトの言う通りじゃ無いか。「コギトエルゴスム(我思うゆえに我あり)」だ。…そうか俺は俺か。何かに導かれようとも観察されてようとも俺は俺として生きるしか無いか。まさにケセラセラだな。
あー、なるほどな、自らのペルソナとの対話が「我は汝、汝は我」で始まるわけだ。仮面を被るように抑圧していた自分の本質、本性と向き合う事がきっかけとなって自分が持つペルソナを認知することがペルソナ使いへの覚醒になるのか。自我の認識さえできればおそらく誰でも発現するんだろうな。まぁペルソナの力に目覚めるきっかけは人それぞれだろうけどもだ。
しかしだ、俺はこの世界には「ペルソナ」という力があると認識してしまっている。そしてこんな事を考えてるからこそ自分の内と対話をしていることになるのではないか?そう、まさに認知訶学だ。何てったってモルガナが猫の姿をしててもモルガナなんだから喋って当たり前という認知だけで猫が喋っているようになる世界なんだから。
…俺の場合はどうなるんだろう、彼ら怪盗団にモルガナを紹介されたとしたら喋ってくれるのかな?「猫じゃねーし!!」って言われたい気持ちはあるから少し楽しみだな。認知の力といえばクマも忘れてはいけないな。シャドウでしか無かったクマが思いの力で人の形を成したんだから。マヨナカテレビの中という特殊な世界の中でとは言え人の様に接してさらにペルソナ覚醒まで果たしたのだからな。人は必ずどんな形であれペルソナを持つのだからどんな存在であったとはいえペルソナを持つならばそれは人であることを身をもって証明したんだ。
考えがそれてきたな。もう一度落ち着こうか。
…この神秘の溢れた世界において認知訶学という力が持つ影響力は思ってたより大きいな。しかもどう考えても権力者との相性が良すぎるじゃないか…一方的なアクション、それも知らなければ防ぎ様すらない。集合無意識を操る事ができるとなれば一躍カリスマ間違いなしだな。そりゃあ獅童が一色若葉から研究結果を奪うわけだよ。こんなモノ自分の手元以外にあるって考えたらゾッとするよ。祐介と佐倉双葉の年齢から考えたら事件が起きるのはそう遠くはないのか?
…何かできる事があるのか?たかが中学生の俺に…。起きるかも分からない事件で表向きは新進気鋭の政治家に喧嘩を売るのは無謀って言葉でも足りないぞ。下手するとジョーカーのように傷害事件のでっち上げとまではいかないかもしれないが精神病院に打ち込まれるかもしれんな…例えキョウジおじさんを動かすとしてもそれでもたかが私立探偵に過ぎないし、おじさんにもどうやって依頼すれば良いかもわからん。依頼できても事件が起きてからしか無理だな…。いや、それだけじゃない。確か獅童へのテコ入れはヤルダバオトによるものがあるんだったな…。イゴールが捕われるのはまだ先の話とはいえあの偽神による干渉を跳ね除けられるのはやはりジョーカーなのだろう。俺は世界にとって切り札というよりもイレギュラーだものな。偽神とはいえ神格を持つにまで至る存在なんだ、イレギュラーくらいじゃなんともならんのかもしれん…
やはり若葉氏に働きかけるという事もおそらくは無駄なんだろう…学問としても認知訶学は好奇心を刺激しすぎる。自身に危険が迫っていると分かっても簡単にやめられないのだろう…それも若葉氏ほどの天才となればなおさらだ。…そうか、ヤルダバオトは若葉氏ほどの天才の興味を認知訶学に向けた訳か。それが自分の力に繋がるのだから。…これは手の出しようが無いかもしれん。現状の俺はペルソナの力に目覚めたわけでも特別なコネクションがあるわけでも無いちょっと勉強のできるデンパな中学生だもの…。
ダメだな、考えがまとまらなくなってきた…少し出かけようか。そうだ、近所にあるじゃないか。女神転生といえば外せないスポット、そう将門塚が。
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