葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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とりあえず年明けまでは毎日投稿したいので初投稿です


やっぱり夏休みは盛りだくさん

ベルベットルームの住人たち、…テオは不慮の事故によって来てなかったが、とにかく彼女たちとの約束を一つ叶える事が出来た。色々とやってるうちにワガママなんて出てくるんだ。長い付き合いになりそうだし、ゆっくり考えて欲しいね。

 

 

 

さて、なんだかんだで今日からまた20日間ほど爺さんにお世話になる訳なんだが、今回はなんでも八十稲羽の方に取りに行く物があるとかで八十稲羽で拾ってくれるらしい。という事で三十分ほどこの間よりも電車に乗ってる訳だが…まぁ中々閑静、いや、人気が無いって言えるか。宗一さんとの約束までまだちょっとあるな。商店街でもぶらついてみようか。

 

 

お、ここが巽屋か。あの完二君の家っていうよりしおりセットのお店の印象の方が強いな。お土産の下見でもしようかな?

 

「ごめんくださーい」

 

「いらっしゃい!」

 

「お、少年店の人かな?」

 

「そうだ!兄ちゃんは客か?見た事ないから外の人か?」

 

「あー、うん。今日この街に東京から来てね、近くの親戚の家に泊まるんだけど、来てばっかりで帰りのこと考えるのもなんだが、お土産の下見でもと思ってさ。一度ここのは買ったことあるんだよ。天城屋旅館さんにも置いてるだろう?そこの雪子ちゃんは知ってるかい?あの子にオススメされてしおりセットをもらった事があるんだ」

 

「おー、天城屋旅館なら知ってる!たまに母ちゃんと一緒に商品持ってくんだ。そーいや兄ちゃん名前は?俺は完二ってんだ」

 

「おー、完二君か、俺はリョウスケ。よろしくな。お土産買うときにでも色々説明してくれるかい?」

 

「おうよ!今日はいいのか?」

 

「今日はまだ下見さ。じゃあまた会おうな完二少年」

 

 

ふらっと立ち寄ってみればなんとあの完二が店番をしてるとは思わなかったな。素直ないい子、ちょっと元気は余ってそうって位の印象だなぁ。お、愛屋だ。まぁ今は食べるタイミングでも無いけど。ボチボチ人通りもあるいい街だなぁ。あ、丸久豆腐と四六商店にだいだら,と既視感たっぷりの街並みだなぁ。…そろそろ時間かな?待ち合わせはもう少し行ったところのガソリンスタンドだったな。もう行っておこう。

 

 

「お久しぶりです宗一さん」

 

「よく来たねー。お、ちょっとは男らしくはなったかい?さぁ乗った乗った、親父が待ち遠しそうで鬱陶しいんだ」

 

「ありがとうございます、今回はちょっと長いですけどよろしくお願いします」

 

 

挨拶を交わして車へと乗り込む。すると宗一さんから声をかけられた

 

 

「僕が来るまでどっか見てたのかい?あ、そうそうリョウスケ君東京から来たじゃない、あの商店街の豆腐屋さんのお孫さん今度東京でアイドルやるんだってさー、会うことあるんじゃないの?」

 

「宗一さん…東京ってどんだけ人いると思ってるんですか…」

 

「うーん、何となくなんだけど、いずれ会いそうなんだよねー」

 

「そうですか、ま、覚えておきますよ」

 

「あ、これからの予定なんだけど朝御飯と晩御飯前に瞑想、稽古はまぁその時々だね。日中は天城さんとこ行くんでしょ?そこまでは走っていくといい。ガソリンも節約できてリョウスケ君もトレーニングなるから効率がいいよね!大体30分くらいだから無理な範囲でも無いし丁度いいのよ」

 

「わかりました。毎度毎度送ってもらうわけにも行きませんからね」

 

「お、言うねぇ。慣れるまではちょっと疲れるけどそれもトレーニングさ」

 

夏とはいえ山だからそこまで暑くもない。丁度いいかもしれないな。

 

 

「あ、言い忘れてた。今日はこれから天城さんとこ行くから挨拶しときなよ。雇い主なんだしさ」

 

 

 

 

「こんにちわー、天城さんお届け者でーす」

 

「宗一さん、俺のこと言ってます?…まぁいいや、天城さん、しばらくお世話になります」

 

「宗一くん、ありがとうね。リョウスケ君もよろしくね。この辺り塾も中々ないから雪子のこと心配だったのよ。旅館の方も手伝ってくれるんでしょう?助かるわぁ」

 

「お手伝いなんですけど、同じ部活に暇してるヤツいまして道場を合宿先の下見に来るんですよ。ソイツ、力なら余ってる様なんでよければ使ってやってもらえませんか?」

 

「あら、お友達まで紹介してくれるの?アルバイトも中々集まらないからほんと助かるわぁ」

 

「いえ、こちらとしてもバイト代いただけるなんてありがたいですよ。東京って言っても高校生なんて中々バイト見つからないんですから…それにバイトも学校に申請とかややこしいんですけどこっちならお手伝いで通せますから…」

 

「それじゃ色々と働いてもらおうかしらね。とりあえずは雪子の夏休みの宿題を見てもらおうかしら。雪子ー、いらっしゃーい」

 

「あ、お兄さんこんにちは。お勉強見てくれるんだって?」

 

「お、雪子ちゃんこんにちは。久しぶりだね、こう見えても結構勉強できるからなんでも聞いておくれ」

 

「あ、あのお母さん、お兄さんに見てもらう時なんだけど…千枝も呼んでいいかな?」

 

「千枝ちゃん?私は構わないけれど、リョウスケ君は迷惑じゃないかしら?」

 

「俺は大丈夫ですよ。持論ですけど小学生は1人でやるより少人数でやった方が伸びがいいんですよ。まぁ雇い主は天城さんなんで雪子ちゃんの方にウェイト置きますけどね」

 

「リョウスケ君ありがとうね。千枝ちゃんって雪子と仲良くしてくれてる子なの。千枝ちゃんのお母さんには私からも連絡しておくわね」

 

「それじゃあよろしくお願いします。雪子ちゃんもしばらくよろしくな」

 

「リョウスケ君そろそろ行くけどいいかい?」

 

「はい、今行きます。じゃあ明日からだね。道覚え切ってないからちょっと遅くなっちゃうかもしれないけどまたね」

 

 

 

そう言って2人に別れを告げ車で道場へと向かった。これからしばらくはこっちでの生活だ。稽古もバイトもいい思い出になりそうだな。

 

 

 

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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