「さ、ここがお世話になる天城屋旅館です。女将さーん、みんな来ましたよー」
「ええ、リョウスケェほんとに俺ら泊まっていいのぉ?無茶苦茶良さそうなんだけど…」
「ホンマやで葛葉くん、泊まろおもたら結構するんちゃうの?流石に悪いで、ウチも手伝いやれる事あらへんか?」
「あら、リョウスケ君いらっしゃい。この子たちね、せっかく八十稲羽まで来てくれたんだから楽しんでもらいたいのは地元の願いだから構わないのよ。どうしてもって言うならお手伝いしてもらえるかしら?」
「こんにちはっす、芝原です、しばらくよろしくお願いします!」
「まぁ、いけないこんなところで話して無いで案内しなきゃね。雪子お願いできる?」
「うん!お兄さんこっち!」
「雪子ちゃんよろしくね。あ、女将さん、晩ご飯何ですけどみんなで料理することになりました、厨房借りても大丈夫ですか?」
「7時頃なら落ち着いて大丈夫よ。私から板さんに言っておくわね」
「お母さん、あのね、私もお兄さんたちと食べたいかなって」
「雪子がそんな事言うなんて珍しいわね…リョウスケ君迷惑じゃ無いかしら?」
「俺は全然構いませんよ。みんなはどう?」
「ウチは大歓迎やでー。雪子ちゃんよろしくな。ウチは九条ヒナコ。ヒナコお姉さんって呼んでな」
「俺もいいよー。雪子ちゃんよろしくね。俺は志島ダイチ。一応リョウスケの先輩なんだよ」
「俺は芝原だ。よろしく雪子ちゃん。一応ここでコイツとアルバイトもする事になってる」
「いいの!ありがとうお兄さん達にお姉さん!じゃあ案内するね」
雪子ちゃんに案内されて部屋まで行く。俺も部屋の掃除は手伝った事はあるが泊まった事なんてもちろんないので楽しみだ。まずはヒナコさんの部屋から。
「ええ!こんなええとこ泊まった事ないわぁ。しかも温泉もオススメなんやろ?せや!雪子ちゃん、一緒に入ろうや!広い温泉1人ってのも寂しいやんか」
「うん!お姉さんお風呂も案内するよ!」
なんて会話が中から聞こえてきたが、ヒナコさんは荷物を置いてこっちの部屋に来るつもりのようだ
「お兄さんたちはこっちの部屋だよ。ご飯食べる時は呼んでくれる?」
「おう、雪子ちゃんありがとう。板さんに厨房は危ないって止められてるもんだし、出来上がったら呼ぶから運ぶの手伝ってくれるかい?」
「うん!楽しみにしてるね。じゃあそれまでは旅館のお手伝いしてくる」
雪子ちゃんは楽しみにしてくれてるのかいつもにもまして元気に去っていった。
「で、どうですかここ。合気道の合宿とバイトと一緒に出来るんですよ、いいと思いません?」
「葛葉くんなんで一年なんやの、こんなええとこはよ教えて欲しかったわ。本気でOGとして来年からも来よかな?」
「リョウスケホントにいいのかよ?ちょっと良いところ過ぎて落ち着かないんだけど?」
「まぁそのかわりお手伝いとか有りますし…」
「まぁええわ、ウチは温泉楽しみやわー。雪子ちゃんもかわいいし、ええ女将さんなりそうやんか」
「ええ、一生懸命でいい子ですよ。あ、そうだ晩ご飯までまだ有りますしこの辺歩きますか?下見のテイで来てるんですからこの辺見て回りましょうよ」
そんな話をしながら旅館の散策をして晩ご飯を作る時間だ
「板さん、よろしくお願いします。すいませんお邪魔しちゃって」
「なーに、かまやせんさ。なんせリョウスケ君が来てからこっちお嬢も楽しそうで俺たちもうれしいんだ。と言うわけだ、ここくらいならいくらでも使ってくれ。もちろん忙しい時は厳しいがな」
「ありがとうございます、早速何ですけど今日はみんなで晩ご飯作ろうってなってまして借りますね」
板さんは快く厨房を貸してくれた。そしてみんなですこし苦労しながらも料理が出来上がった。予定通りの定食みたいなラインナップだが、板さんが野菜のお浸しとか色々と小鉢を付けてくれた。
「よーし、出来たから雪子ちゃんよろしくね」
「案外ウチらでも出来るんやなぁ」
「いやいや、ヒナコさーん、ほとんどリョウスケと板さんのおかげだよー?」
「ホントっすよ、俺もダイチさんもアワアワしてる間にリョウスケがパパッとやっちゃうんだもんな…」
「いやぁ、すまん、思ってたよりも勝手に身体が…。ま、まぁ味は保証するからさ?」
…ちょっと認識のズレがあったが無事晩ご飯をみんなで食べる事ができた。雪子ちゃんはずいぶんヒナコさんに懐いているようだ。
「いやー、美味しかったわぁ。葛葉くん、お嫁さんに欲しいくらいやわ」
「いや、ヒナコさんとリョウスケ逆じゃないっすか」
「あはは、いやぁ、美味い美味い言ってくれるんのは嬉しいもんですよ。雪子ちゃんも楽しかったかい?」
「うん!ごちそうさまでした。お兄さんが板さんに気に入られるの分かった気がする。あ!そろそろ露天風呂行っていいって言われた時間だよ、ヒナコお姉さん行こうよ!」
「せやな、一緒に行こうか。ほなお先にいただいてくるわー」
「あっという間に行っちまった…葛葉、俺たちも行こうぜ」
「そうだな、リョウスケ案内頼むぜー」
「…んじゃ荷物持って行きますか」
ま、露天風呂だからってこれと言ったトラブルもなくみんな満喫したようだ。明日からは稽古とバイトが始まるしあんまりはしゃがない様って思ってもみんな程々に浮かれてるから難しそうかな?
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