「いやぁー、いいお湯だったぞー。これは冬本当にお願いするよー」
風呂から上がってきてダイチさんはすぐ言い出した。
「ダイチさん…せめて葛葉んとこの道場見てから言いましょうや…」
「ええやん、芝原くんはなんか不満でもあるんか?」
いつのまにか風呂上がりのヒナコさんが入り口にいた。
「あれ?ヒナコさんどうしたの?湯冷めしますよ、朝6時集合って伝えましたよね?」」
「ホカホカやからかまへんよ。いやもう、ちょっと感動の共有をしたなったんよ。先輩からのおせっかいやけどあんたらここで合宿出来るの部のウリにしぃ。めちゃくちゃええとこやわ。というかウチは普通に客としてもこれから来ること決めたからな。お母ちゃん連れてくるんや」
「そこまで気に入ってもらえてなんか俺もここ紹介して嬉しい限りですよ。雪子ちゃんもいい子でしょ?みんなが来るまでの二週間ほどの内半分くらい夏だけの家庭教師みたいなことやってたんですよ」
「はぇー、そんな事もやってたのかよリョウスケ。あ!だから俺たちを力仕事で使うつもりだったのかよぉ」
「あはは、まぁほら、俺以外はほんの数日しか居ませんからそうなっても仕方ないですって。でも、ここまでしてもらってバイト代もらえるんですよ?やりますよね?」
「そりゃあやるぜ。来年は俺も半月以上は来たいくらいだもん」
「芝原お前はそれだけ余裕なら二学期のテスト頑張れよー」
「うぐっ、オメー成績いいもんなぁ…そりゃ俺みたいな馬鹿より家庭教師も向いてるわけだよ…」
「そうだよなぁ、リョウスケなら普通に学校の勉強楽勝だろ?情けないけど俺より頭良いもんなぁ」
「なんやなんや男ども情けないなぁ。勉強なんてやれば出来るようならんやからやってへんだけやないの。なぁ葛葉くん」
「まぁ勉強に関してはその通りですよねぇ。さて、話が弾むのも分かりますけど朝は早いんでそろそろ解散と行きましょうか。おやすみなさいヒナコさん」
「…せやな、朝から軽く走って道場やっけ?荷物は置いててええのん?」
「一応明日は神社の宿舎使う予定何ですけど爺さんが温泉来たがって仕方ないんで夕方車で来るつもりらしいんですよ。そんときに回収ですね。ほら、芝原もダイチさんも聞いてますかー?」
「「うーい」」
「よっしゃ、わかったわ。ほなおやすみなさいやね」
色々あったがみんな楽しんでもらえてた様子で招いた身としてホッとした。明日は言った通り早いし、今日はもう寝よう。
「ダイチさーん、芝原ー、起きろー。時間だぞ」
「ううん、あれ?もう、そんな時間?悪いなリョウスケ。芝原起きろー」
「おはようございまーす…着替えますかぁ。ヒナコさんは玄関で待ってた方がいいっすかね?」
「心配せんでええで。みんなおはようさん、よう寝れたわ」
「んじゃもう少ししたら出発しましょうか。身体起きてないウチから無理する事ないんで最初の方は歩きながらですけど」
そう言ってみんなで道場へと向かう。途中女将さんには挨拶したが雪子ちゃんはまだ寝てるとの事で挨拶できなかったヒナコさんがチョッピリ寂しそうだった。
「さ、ここが道場っすよ。おはよーございまーす」
「おう、よう来たのう。ん?聞いてたより人数増えとるのか。嬢ちゃんは客間使ってくれい」
「えらい気ぃつこてもろてすんませんなぁ。ウチは九条ヒナコです。葛葉くんらの先輩やらしてもらってます」
「あ、えーっと。俺は志島ダイチっす!合宿に使っても構わないって話聞いて飛んできました。よろしくお願いします!」
「俺は芝原です!葛葉とは同級生っす、よろしくお願いします!」
「かっかっ、みんな元気があってよろしい。儂の方こそコヤツ、リョウスケをみんなによろしく頼むわい。リョウスケから聞いておるかもしれんが葛葉流は古武術じゃ。合気道に通ずるところはもちろんあるが技術的な面で専門的な指導は望めんと思ってくれい。まぁ、古牧のヤツと似たようなもんではあるがの。まぁ儂は内面の面倒を見ることに関しては随一じゃと自負しておる。というわけでここに来るのならそう言った稽古を見てやろうと思っておる」
「つーわけで、爺さん朝の瞑想みてもらってもいい?俺は見本になるか分かんないけど先に始めないと婆ちゃんの手伝いがあるから…」
「お前もたいへんじゃのぉ、まぁ料理楽しそうにやっとるからええのか?では始まるかの。各々力の入らない体勢で座るが良い……」
爺さんが説明してる横で瞑想を始める、だんだんと何も聞こえなくなってゆく.そして内面の自分と………っ!!まだここまでか。大分出来るようになった気はするが自在に対話出来るほどまででは無いようだ。集中も切れたが朝ごはんにはいい時間だ、みんなが悪戦苦闘してる姿を横目になるべく音を立てず道場を後にした。
「できましたよーっと…あー、まぁこうなるよなぁ」
道場にみんなを呼びに行くとみんなうつらうつらしている。そりゃあ朝早くから軽く動かしてリラックスすりゃ気持ちよーく眠れるか
「コホン、爺さんお願いします」
「うむ、喝っ!」
「「「!!!」」」
「まぁ初めてやったらそうもなるわい。ま、朝飯を食べて軽くもう少し身体動かしてみるかの。リョウスケもメシの後は稽古に混ざるんじゃぞ」
「まぁ俺も半年くらい前から毎日ずーっと続けてもまだ出来てませんからねぇ。簡単そうに見えるんですけどねぇ…ま、今は食べましょうよ。お腹空いてるでしょ?」
そう言ってみんなを食堂へと連れて行く。ま、体験会みたいな感じで今日明日はみんな頑張ってもらおうかな。
来年もよろしくお願いします
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