葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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三ヶ日が終わるので初投稿です


徐々に広がる知り合いの輪

「ライゴウ爺さん、婆ちゃん、宗一さん。長らくお世話になりました」

 

「なんのなんの楽しかったわい。半年前とはえらい違いように儂も驚きじゃわ」

 

「まぁ、休みになったらまた来るんだろ?待ってるよ」

 

「リョウちゃん身体に気をつけてね。こんどはキョウジも連れてきてくれんかね?」

 

「あはは、何度か言ったんですけどこの夏はなんか仕事が入りっぱなしらしくて。また、冬休みには来ます。それじゃあ」

 

「リョウスケやい、部活の子らなら大丈夫じゃよ。いつでも連れてきなさい」

 

「ありがとうございます。みんな随分と楽しかったみたいでホントに予定組むつもりって連絡いっぱいもらいました」

 

「リョウスケくん、車乗ってくれー。もう出すよー」

 

「じゃあこれで」

 

「よーし、あ、天城さんとこまででいいんだっけ?」

 

「はい、そっからバス乗るんで大丈夫ですね」

 

「りょーかい。リョウスケくんのアッシーは免許までだかんなー」

 

「いやぁ、感謝してますよ」

 

葛葉家のみんなに感謝と別れを告げてこの夏お世話になりまくった天城屋旅館へと向かう。

 

 

「女将さん、板さん、そして雪子ちゃんに千枝ちゃんも。お世話になりました。まぁ、また冬休みには来るんですけどやっぱここにはすっごいお世話になったんで改めて挨拶しておきたくって来ました」

 

「いえいえ、うちもお手伝いしてもらって雪子の面倒見てもらってこちらこそ世話になったわ」

 

「おめぇさん、筋が良いんだ。こっちの道で食ってくなら知り合いの店紹介してやるぜ」

 

「うーん、そっちは考えてないんですけどそこまで気にかけてくださってありがとうございます」

 

「おにーさん、あたしも雪子と一緒に遊んでくれてありがとう!また冬休み来るなら遊んでよ」

 

「お兄さん、私も楽しかったよ!冬休みも来てくれるの待ってるからね」

 

「ま、今日は寂しいかもしれないけどまたすぐ会える日も来るさ。それじゃお世話になりました」

 

 

バスに乗り込み駅へと向かう。出発して見えなくなるまで雪子ちゃんと千枝ちゃんは手を振ってくれていた。随分と2人ともは仲良くなれたかな。いやぁ、やっぱりこういう別れから日常に戻るまでの時間はなんとも言えない寂しさが有るなぁ……東京戻ったら何をしようか考えて気を紛らすかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと、やーっと着いたぜ東京に。うーん、さすがに今日は夕飯は外で済まして帰ろう。久しぶりにルブランでも行くかな?四茶からなら事務所ビルも歩けない距離じゃ無いし……ん?八十稲羽の生活のせいで徒歩圏が広がってない?…ま、いっか。もう俺はカレーの口なんだ、誰にも止められんぞ!

 

 

 

「マスター、カレーのセット。コーヒーは…アイスを食前に、カレーはもちろん大盛りで」

 

「あいよ。随分と久しぶりじゃねぇか坊主、すっかり日に焼けちまってゴキゲンな夏休みってか?すぐできるから座って待ってろ」

 

「三週間ほど親戚の道場で稽古とその近くの旅館の手伝いをずーっとしてたもんで、山道走り回ってましたからねぇ」

 

「若いねぇ。俺もやっとこさ旅館と温泉の風情ってもんがわかってきたんだ、そこどんなとこなんだ?あいよ、カレーの大盛りとアイスコーヒー、今日はグアテマラだ」

 

「お、いただきまーす。いやぁ、ここのカレー食べると家で作る気なくなるんですよねぇ…ホントうまいっす。で、旅館は八十稲羽ってとこにある天城屋旅館さんでお世話になってたんですよ。なんと言っても温泉はすごいですねぇ、森山ならではの匂いと静けさたまんないっす」

 

「随分じじクセェ坊主になっちまったなぁ。いや、オトナのシュミになったって言ってやるか。…しっかし相変わらず旨そうに食いやがって」

 

「いや、春先に食べて以来定期的に食べたくなるんですよねぇ」

 

「そこまで言ってくれるなら冥利に尽きるってもんだな。…坊主、そんなに気になるなら教えてやろうか?つってもまだまだ改良の余地は有るって思っててよ、どうしても旨いって言わせたい奴がいてなぁ。でだ、どうだ、高校生なら土日の昼からバイトでもしてみないか?バイト代とおまけにレシピも付けてやるぞ」

 

「ホントっすか!部活と学校あるんで毎週は無理かもしんないですけどお願いします!来るなら何時くらいから来たら良いですか⁉︎」

 

「すげぇ食いつきだなぁ、おい。まぁ、忙しい時間と片付け手伝ってくれりゃ良いんだ。とりあえずは11時から17時ってとこでどうだ?あ、ここまで聞いてなんだがお前、バイトしても良いのか?」

 

「まぁ、大丈夫っすよ。嘘偽りなくレシピ教わるために手伝ってるって言い切れるんで」

 

「…まぁお前がいいならそれでいいか。じゃあこれから頼むぞ」

 

「こちらこそお願いします。じゃあご馳走さまでした。お代置いときますんで」

 

「あいよ、気をつけてな」

 

 

 

なんたることか、ルブランでバイトが決まってしまったじゃ無いか。しかもあの激ウマカレーのレシピ付きで。二つ返事だわこんなもん。さーて、今度こそ帰ろうか。明日は久々にベルベットルーム行くか。お土産もあるし…なんか手料理も一緒に持って行こうかな




そうじろうはまだそんなにスレてません。若葉生きてますし

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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