葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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UAが1万を超えたので初投稿です


不意打ちはどんな形であれ効く

直斗ちゃんはルブランへ行って話をしてから少しだけ年相応な反応を見せてくれるようになった気がする。偉大すぎる身内はその跡を追うなら中々に越えがたい壁となってしまうんだなぁ…

 

 

「短い間な上目的のキョウジおじさんの仕事もあんまり見れなかったけど楽しかったかい?」

 

「あはは、たしかにキョウジさんのお仕事はあんまり見れませんでしたね。でも、探偵たるもの部外者に軽々しく手の内を明かさない方がカッコいいと思うのでこれでよかったのかもしれないです」

 

「お、随分と考え方が柔らかくなったね」

 

「たった3日で自分でも何か変わったのかまだよくわからないんですけど、少しだけ自分のなりたい探偵の姿が見えたような気もします」

 

「そっか、最後にこれだけは覚えておいてくれ。今直斗ちゃんが見ている夢ってのは憧れの姿だ。その憧れに自分がなれないってなった時、自分を否定しちゃいけない。そうなった時夢は枷になるからね。…最後まで説教くさくなっちゃったかな、俺がいうのもなんだけどいつでもこの事務所においでさ。ここの探偵さんは来るものは拒まない主義だからね」

 

「…はい、3日間ありがとうございました」

 

 

直斗ちゃんは迎えの人と帰っていった。…いやぁ、相談ってのは難しいな。しかも別世界とはいえ将来の可能性を見た人の相談ってなると本当に正解が分からん…ここで相談になったけれども結局マヨナカテレビで自分と向き合う事になるのなら俺の相談は意味があったのか分からんよなぁ…ダメだダメだ。起こってもない事に後悔すること程不毛なことはないって学習したじゃないか。結局その時に合わせて動くしかないんだからその時取れる選択肢を増やしていく為にも自分を磨くんだ。もう1週間もしないうちに学校も始まる。それまでに一度合気道部に顔でも出しておこうかな?

 

 

 

「こんちわーっす。ダイチさんだけっすか?」

 

「お、リョウスケー久しぶりじゃーん。この間はありがとうなー、部のみんなにも話したからあとは古牧先生がオッケー出したら合宿も本決まりだぜー」

 

「お、本当ですか?良かったですよ、向こうのみんなも楽しかったみたいで今度はお祭りの案内するんだって張り切ってましたよ」

 

「おいおい、まだイベントあるのかよー。そうそう、俺も帰って来てから背筋が良くなったって古牧先生に褒められたんだ、来てない奴らも驚かせることできたぜー」

 

「おおー、地味ですけどやっぱり効果ありましたか。それを聞くとライゴウ爺さんも喜びますよ」

 

「おう、よろしく伝えてくれよー。で、今日はどうしたの?俺が言えたことじゃないけどさ」

 

「いや、そろそろ学校始まるしずっと向こうにいたもんですから久々に顔出しときたくなっただけなんですけど…ダイチさんだけっすか」

 

「二回も言うなっつーの。暇ならさ、ちょっと手伝ってくんない?古牧先生からなんか街の道場に届けてほしいモノあるんだってさ」

 

「いいっすよー。どこにあるんです?」

 

「んー、まぁメモ通りに行けば大丈夫でしょ」

 

 

ま、言われた通り暇してるからな。それに街道場ってのもちょっと見てみたいし。ちょっと不安だけど…

 

 

 

 

「ここっすかぁ?無茶苦茶遠回りしましたねぇ…。なーんでさっさとメモを見せてくれないのやら…」

 

「う、悪かったってば。今度昼飯奢るから許してくれって…」

 

「ごちでーす。で、ここに何を?」

 

「えっと、この包みを届けて欲しいって言われてたんだよ」

 

「?何入ってるんです?」

 

「…さぁ?頼まれただけだし別になんでもいいんじゃない?」

 

「さすがダイチさんだわ、大物なのか人が良いのか分かんないけど。入りましょうか、幸い稽古の声聞こえるしちょうどいいんじゃないですかね?」

 

「どう言う意味だよー!ったく先輩を敬えよなぁ。まぁいいか…失礼しまーす」

 

「はい、どちら様ですか?」

 

「あ、えっと、僕ら月光館学園の合気道部員なんですけど、そこの先生からここに届け物してくれって言われてまして…」

 

「あら、そうなの。ありがとうございますね、きっと先生宛だと思うのだけれど今走りに出ちゃっててね…中身は何か聞いてる?」

 

「いやー、頼まれて中身何か聞いてないんですよ、すいません。先生からは渡せばわかるとだけ言われて…」

 

「困ったわね…、大事なものだったら私が受け取る訳にもいかないものね」

 

「あのー、僕ら時間あるんで大丈夫ですよ。ついでっちゃ悪いんですけどどんな稽古してるか見せてもらったりできませんかね?いいですよねダイチさん」

 

「お、おお。中身聞いてなかった僕が悪いんで待たせてもらいますよ」

 

「悪いわね…、じゃあ好きなだけ見学していって構わないわ。私は新島冴よ。大学生になってから少し通う頻度は減っているのだけど今は夏休みだし妹について来たのよ」

 

「へぇー、あ、あの子が妹さんですか?」

 

「ううん、その隣の小柄な子よ。あの子が妹の真、歳が離れているからよく驚かれるのよ。真!今どんなお稽古やってるか見せてもらえるかしら?」

 

「あ、お姉ちゃん!えっと、お客様?」

 

「うん、先生へのお届け物なんだって、でもさっきロードワーク行ってしまったでしょう?だから待っていてくれるんだけど、その間見学したいんですって。今ここで基礎をやっているのは貴方だから見せてあげてほしいのよ」

 

「うん、分かった!」

 

 

 

基礎稽古を見学している内にいつのまにかここの先生が帰ってきたらしく古牧先生のお使いを果たす事ができた。なんでも古い知り合いだったらしく届け物もお互いに貸し借りし合っている技術書だったらしい。まだ稽古は続くらしいので流石に邪魔をする訳にも行かないので俺たちは帰ることにした。しっかしまさか新島姉妹と出会うとは…。この夏休み信じられないくらい出会ってるなぁ。すっかり忘れてたよあの姉妹合気道経験あったんだったから東京でやってりゃ可能性あるわなぁ…

 

「今日はありがとなー、学校始まったらビッグバンハンバーガー奢ってやるから許してくれー。じゃあな、気をつけて帰れよー」

 

「お疲れ様でしたー」

 

 

これからも色んな出会いが有るって言われてたとはいえ中々盛りだくさんな夏休みだわ…これからもっとペース上がったりするんかねぇ?

 

 




新島姉妹は12歳が離れてる事としています。冴が20歳、真は8歳です

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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