葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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腰痛がひどいので初投稿です


全員集合葛葉道場

昨日は雪子ちゃんと千枝ちゃんと少しだけ遊んだんだが2人は物足りなさそうだった。まぁ、まだ2週間ほどいるから許してほしいね。朝から日課を済ませたころそろそろ到着予定時刻になろうかという頃ケータイが鳴った。そろそろ着くとのこと。せっかくなので出迎えるとするか。一応爺さんたちには声をかけておく。

 

「ようこそ、月光館学園高等部合気道部の方々。お待ちしておりましたよ」

 

「おーっす、リョウスケ、世話んなるよ」

 

「頼むで。せやけどなんやの今のうさんくさい前口上」

 

「あはは、まぁ雰囲気ですよ雰囲気」

 

「男部員はこっちの部屋、女性部員は向こうの建物になってます。んでこちらが道場主の葛葉ライゴウさんと宗一さんです」

 

「おう、何人か見た顔もあるがここにいる間指導する事になっておるライゴウじゃ」

 

「宗一です、よろしくねー」

 

こうして部員と爺さんたちの紹介が進んでいき、相変わらず葛葉流の基礎も基礎、瞑想から始まる。とうとう指導側に回された俺は夏に来たメンツの面倒を見ることになった。そりゃ一度指導されてる連中の監督ならまだ負担も少ないもんな

 

「リョウスケは俺ら見てる間何すんの?」

 

「俺はコレっす」

 

「木刀?一応合気道部の合宿やのにええのん?」

 

「まぁ、俺は現地スタッフだと思ってもらえたら…。つっても剣道と色々勝手も違うんで大丈夫ですって」

 

「大丈夫ってそこじゃねぇだろ…」

 

「ま、リラックスしてくださいな。各々初めてくださいよ。乱れてる場合はちゃんと見てますんで。こないだよりやる事多くなってますから早い方がいいですよー」

 

 

 

こんなやりとりをしつつ朝練を終え、組手練習とロードワークとに別れる。流石に全員同時に指導は2人じゃ無理があるしな。とりあえずオススメの1時間ほどのルートを流す。久々にこのコースを走ったら中々疲れるな。

 

「相変わらず体力あんなぁ、リョウスケ…」

 

「ほ、ホンマやで。ウチらかてそんな鈍ってるわけでもないけど結構ハードやわ…。それに初めてのルートやったし、あの後見つけたん?」

 

「そうですよ。夏休み散々走りましたからね。でも冬の方が中々疲れますね」

 

「ケロっとしといてよく言うぜ…」

 

「よーし、芝原には長さは変わらんがよりハードなコースをだな…」

 

「や、やめろ。ロードワークで1日終わらせたくねえって…」

 

「ほらほらみんな天城屋旅館行くんでしょ?お昼食べたらまた走りますよー」

 

「リョウスケ元気すぎる…」

 

「か、かなわんで…」

 

「良くも悪くも葛葉流の教えって基本をひたすら繰り返すんで一回コツ教えた人に対してやれる事って限られてますからねぇ。ま、武道の根っこは同じらしいんでメンタル合宿みたいになってますけどね」

 

「部長の俺が言っていいのか分かんないけどうちの部活は結果を求められてる部活じゃないもんなぁ…」

 

「アンタ、それ言うたらおしまいやで…。本腰は舞踊のウチが言うてもしゃーないけど」

 

 

 

こんな軽口を交わし合ってるのも息を整えるためだからな。さてと、リフレッシュにリラックスの為にも天城屋旅館まで走らせますか。

 

 

「リョウスケェ、ぜえっ、ぜえっ、こないだよりペース早えんじゃねぇか?」

 

「…気にすんな」

 

「まぁ、合宿って感じするじゃんか、芝原がんばろーぜ」

 

「ダイチは大物やなぁ。考えてないだけか知らんけど…」

 

「ほらほら、入りますよーっと。お邪魔しまーす」

 

「あ、お兄さんいらっしゃい。ヒナコお姉さん!!ダイチくんもいるー」

 

「ゆ、雪子ちゃん俺は?」

 

「芝…芝…芝刈さん?」

 

「「「……ドンマイ」」」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「よーし、みんな温泉だぞー。ほら、芝刈くんも項垂れてないで行った行った」

 

「うるせー!!俺は芝原だっ!大体、ダイチさんだって君付けじゃねーかよ」

 

「ほらほら、雪子ちゃんこんな怖い人ほっといて一緒にお風呂いこーや」

 

「構わないよ、いっといで」

 

「うん、ありがとうお母さん」

 

「はーい男衆はこっちね。女衆はヒナコさんと雪子ちゃんについて行ってね。スケジュールは伝えておいた通りに今日はゆっくり目なんで堪能しててくださいね」

 

 

 

各々が温泉を堪能する。まぁこれを予定に組み込んでるのは飴だ。仮にも合宿だし、慣れてないウチに葛葉流の瞑想を続けてると無茶苦茶疲れるし身体も強張っちゃうんだよな。それをほぐしてリラックスするにほんとちょうどいいんだよ。明日からは夕飯前に来る予定をしてるから俺の普段とは勝手が違うんだけど、旅館で飯を食うときは借り出されるので結局俺だけは確定で昼前からこっち来るんだけどな。

 

 

 

「ほんと、夏に来てから温泉の良さがわかったんだよなぁ」

 

「ホンマやわ。冬もええ湯加減やし景色も良かったわ。雪子ちゃんも楽しそうやったし」

 

「フツーの合宿じゃありえねぇスケジュールっすよね。ま、ここでやるなら欠かせないってのは同意しますけど」

 

「いやいや、途中でガス抜きしないと頭フラフラするぞ。とにかく集中するから瞑想慣れてきたあたりが1番疲れるんだよ。だから朝やって身体動かして温泉で疲れをとって夕方もっかい瞑想ってのがここでのサイクルですね。ま、合宿なんでもうちょい詰め込んでますけど。それにずーっと練習は効率も良くないですから」

 

 

 

こうして合宿が始まった。ほかの部活からしたらびっくりする様な内容だろうけど個人的には結構キツイと思ってる。さっきも言ったけどガス抜きを強制的にでも挟まないと本当に頭が保たない時が来るんだよ…。ま、何人が最終日にケロっとしてられるかね?

 

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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