久しぶりに意識が飛んだあの日から宣言通りエリザベス達のシゴキがキツくなった。幸いと言っていいのか帰り際にメディアラハンをかけてくれる様になった、まぁ何故今頃になってサービスが良くなったのかはわからんけど、とにかく肉体的な疲れを残す事は殆どなくなった。あくまでも肉体的な分でありベルベットルームから帰ってきた時は決まって精神的にはクタクタになっている。それも瞑想で少し回復するって気付いてからは大分負担も減った。ホント学校始まった1週間くらいは正月ボケが抜けてないんじゃないかって言われまくったくらいだったんだ。
そんな三学期も始まって仕舞えばあっという間に1月が終わりを迎える。正月はルブランに行けなかった分、まだまだコーヒーの合格点までは遠そうなんだよな…。でもそろそろルブランカレーの教えを受けたいもんなんだがなぁ。っとヒナコさんじゃないか、あの人卒業も進学も決まってるから学校じゃあんまり会わなくなったんだよな。まぁ部活好きな人だからちょくちょくそっちでは会うんだけどさ。
「おーい、ヒナコさん。なにしてんすか?」
「んー?おー!リョウスケやんか、アンタ珍しいなこんなとこで会うなんて」
「まぁヒナコさんは学校の寮ですけど俺通いですからむしろこの辺の方が良くいますよ」
「それもそうかぁ。いやな、ウチの知り合いでピアノやってる子が東京観光したいって言うから案内役の為に待ち合わせしてるんよ」
「へー、知り合いって地元の大阪っすか?」
「いいや、その子は名古屋の子なんよ。音楽で食べてくつもりあるならどうしても東京は通らなあかん道やし、あ、その子アイリって言うんやけどな、アイリも早いうちに観光した方がええんちゃうって誘ったんやわ。今の時期ならウチも暇してるしな」
「ヒナコさんが気にかけるレベルでピアノやってる子って…ひょっとして業界じゃ結構有望株だったり?」
「ウチの眼はそんな大層なモンでもないけどアイリは有望やで。ちょっと伸び悩んでるらしいから環境変えることも踏まえて高校も月光館見に行くつもりもしてるらしいんよ」
「って事はいま中3っすか。それじゃヒナコさんと入れ違いになっちゃうんですね」
「そうなんよ…そこがどうにもアイリも引っかかってるみたいでなぁ。せや、アイリが来ることなったらアンタ先輩やろ?この後時間あらへんか?どっかでお昼でも食べながらちょっと話したってくれへん?」
「いいですけど、責任重大っすねぇ」
「アンタはええ先輩気質しとるで。雪子ちゃんと千枝ちゃんの事よう見て接しとるやないの。ウチかてリョウスケみたいな先輩おったらもっと楽しかったって思ってるくらいやで」
「あはは、それはそれはヒナコさんにまでそう言ってもらえるとは光栄ですねぇ。じゃあ幻滅されない様に未来の後輩候補の悩みを聞いてみますかねぇ」
「おおきにやで、いやー、ホンマええとこで会ったわ。そういえばどっか行く途中やったんか?」
「いや、その、バイト先なんですけどルブランって喫茶店のカレー食いに行こうかなって。ちょっと間空いちゃって無性に食べたいんですよねぇ」
「カレーか、ええなぁ。ほなウチらもそこ行こかな。遠いん?」
「四茶なんで地下鉄乗ってすぐですよ」
「ええとこやん、絶妙に学校にもバレへんええ場所やないの」
「そもそもはカレーのレシピ教えて欲しくて手伝い始めさせてもらった様なモンなんで親戚の店手伝ってるくらいのモンですからセーフですよ」
「相変わらず要領ええなぁ…っと、来た来た、アイリー!こっちやでー」
「ヒナポッポの馬鹿!大きい声でよばないで!!んもうっ」
「あはは、せやけどこうでもせなアンタ気い付かへんやんか」
「うー、うるさいうるさい!んで何よコイツは」
「コイツはウチのかわいいかわいい後輩や。もっともアイリが月光館来るなら先輩になるけどな」
「どーも、ヒナコさんにかわいがられてるらしい葛葉リョウスケです」
「…ホントにヒナかわいいって思ってる?今のやり取りかわい気なさそう」
「まぁこの辺の遠慮のなさはウチを信頼してくれとるからやって」
「んじゃ立ち話もなんですしお店行きましょうか」
流れでヒナコさんとアイリちゃんをルブランへと連れて行く事になった。なんだかんだ知り合いを連れて行ったのって直斗ちゃんくらいか?ま、ここ二人にも布教してカレーの沼へと引き摺り込んでやるか…
「おう、今日バイトじゃねーのに来やがったのか?お前も物好きだなぁって、何だよコレか?随分べっぴんさんじゃねーか」
「あはは、違いますよ。先輩と後輩候補ってとこです。東京観光する後輩ちゃんを案内する前の腹ごしらえってとこですよ」
「はじめまして、葛葉くんの先輩の九条ヒナコです。この子が伴アイリ。たまたま葛葉くんと会いまして案内お願いしたらここを勧められましたんですよ」
「…こんにちわ」
「そっちの嬢ちゃんは随分シャイなのか?知り合いの娘が人前にでた時みたいになってるぜ」
「あはは、すぐ慣れますんで」
「マスター、とりあえずスタンダードなセットを三つお願いしまーす」
「ったく、仕方ねぇな、今日はお前に使われてやるよ。女を連れてる男ってのはそれだけで偉いんだよ」
「えらいシブイマスターやなぁ」
「面白いでしょ。あ、聞くの忘れてましたけど二人ともコーヒー大丈夫?」
「ウチは大好きやで。店入った時からええ匂いしてたから気になってたんよ」
「ア、アタシはミルクと砂糖が有れば…」
「おっけー、それなら大丈夫だ」
「うわ、アイリええ匂いしてきたで!」
「ヒナはしゃぎすぎ…、ほんと変わってないんだから」
「そういや2人は付き合い長いんです?」
「んー?まぁこうやって中学生の一人旅任されるくらいには付き合い長いなぁ」
「…うん、ヒナの踊りにアタシが伴奏したのが最初。もう5年前」
「で、ヒナコさんが気に入っちゃったってわけですか?」
「ようわかってんなー、せやで。そん時はちょくちょく会う事もあったけどウチがこっち来てしもたからそれこそ休みの時期くらいしか無かったんよ」
「うん…まぁ、そんなとこ」
「ま、その辺は食べながらでいいでしょ。美味いんだからここのカレーは」
「ったく、よくわかってるじゃねぇか。コイツの言う通りカレーには自信あるぞ。コーヒーは食後だ。ミルクと砂糖はコイツに持って来させてくれ」
「りょーかいっす」
「うわ、むちゃむちゃ美味しそうやん」
「いい匂い」
「じゃ「「いただきまーす」」」
伴アイリ、デビサバ2のキャラでヒナコとユニット組んで音楽やってた世界も有る
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