葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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運動不足なので初投稿です


試運転に試練は付き物

年が明けたと思ったらもう三月だ。そう、卒業式だな。と言っても付き合いの深い人と言えば部の先輩くらいだし、それもヒナコさんが1番多い。それにヒナコさんは卒業してもなんだかんだ付き合いが続きそうなんだよな。とはいえ節目は節目だしなんだかんだでヒナコさんも寂しそうにしてたんだよな。そんなわけで合気道部としても先輩方の送別会としてちょっとした贈り物をみんなで用意した。

 

「卒業おめでとうございます」

 

仮にも部長の座を引き継いだダイチさんを代表に声をかけさせる。あの人やる時はやるんだけど中々腰が重たいのだけがね…

 

「ううっ、ありがとうなぁ」

 

「はは、泣きすぎですよヒナコさん。今生の別れってわけでもないんですし」

 

「せやけど、いざ卒業ってなると…ううっ。ウチかて自分がこんな涙脆いなんて知らんかったわ」

 

「ほら、ヒナコさん泣きすぎて他の人が落ち着いちゃってますから」

 

「薄情な後輩を持ったもんやわ…もうちょい涙を流す乙女を労ってもバチあたらんで?」

 

「でもこんな気安いやり取りも減っちゃうと思うと確かに寂しいですけどねぇ」

 

「ううっ、またそんなこと言う…」

 

 

中々泣き止まないヒナコさんをなんとか宥めつつ送別会を進める。実際ヒナコさんはこっちの大学に進学だしちょくちょく葛葉家にも顔を出すのだから卒業しても俺とヒナコさんが紡いだ縁はむしろより太くなっていくのはまたこれからの話。

 

 

 

そして卒業しない高校生に待っているのは期末試験。相変わらずなヤツもいたが、まぁ問題なくこなした。けれどこれからもトップクラスで居ようと思うならもう少し力を入れないといけないかもしれないけどな。

 

 

そして春休み。合宿自体は部として行わない事になったが何人かは顔を出す予定らしい。中には家族旅行で天城屋旅館に行くついでっていうプランを考えた猛者もいるらしい。もちろん俺も向こうに行くんだが今回は1週間位の予定と短い。外部指導って事で以前届け物をした真ちゃんや冴さんがいた道場に行く用事やルブランのバイトなど東京での予定が多くなってしまった。そんなわけで春休みが始まったら直ぐに出発する予定だったから良い機会かと思ってメメントスでの武器の使用を試してみようと思って提案したんだ。

 

 

「良い機会かと思いますわ。ちょうどまた現世において修練の場へと赴く日も近いのでしょう?ならばそれを前にして試してみるのも頃合いかと」

 

「うん、まだ3ヶ月ほどしか振ってないんだから付け焼き刃も良いところだと思うんだよ。けど実戦で試すことができる上に君たちみたいな信頼できる監督がいるんだからここが冒険時かなって」

 

「そこまで考えてらっしゃるのでしたら…。わかりました、お姉様、本日は私が見届けさせていただきます」

 

「ええ、貴女も気をつけてね、ラヴェンツァ」

 

「頼むよラヴェンツァ。無理はしないつもりだけれど自分じゃわからないからね」

 

「お待ちを、今回は私もついていきます」

 

「エリザベス?なんでまた急に」

 

「いえ、1番立ち会うことの多い私がリョウスケ様が新しいことをなさると言う時こそ見ておく必要を感じました。…それに、何か感じるのです、行った方が良いと。おかしいでしょうか?私がそのような事を申すのは」

 

「…いや、ありがとう。じゃあ2人で頼むよ」

 

 

 

そうして三人でメメントスへと向かう。イセカイナビがあるなら渋谷のような人が集まるところからアクセスできるが俺たちが居たのはベルベットルーム、精神世界と現実世界の狭間の世界。幸いな事にアクセスはベルベットルームから簡単にできた。もっともメメントスとも近いからこそヤルダバオトに一部封じられたりもしたんだが、それはまだ先の話…

 

 

「ではそろそろ使ってみますか?」

 

「ええ、この辺りのシャドウ相手ならば大事はないと思います」

 

「しかし、相変わらず私相手にもそのようなキレで動いて欲しいものですわ」

 

「…一度素晴らしいキレを見せたリョウスケ様を沈めたのはお姉様ですよ?」

 

「…あの時のようなマネは致しません」

 

 

 

ふぅ、なんか聞こえるがそろそろ使い所か。次のシャドウに使うか。

 

 

 

!!来たっ。コイツはジャックフロストじゃないか。ははっ、お誂え向きだな。

 

「ヒーホー!オマエナンダホ??オモチャニシテヤルホー!!!」

 

「やれるもんならやってみな、行くぞっ、煉獄撃・刃!!」

 

「ヒー、ホー、イタイホー」

 

「まだまだ行くぞっ、煉獄撃・壊!」

 

「ウワー、ヤラレタホー…」

 

「はあっ、はあっ、……ふぅーーー」

 

「お見事です」

 

「ラヴェンツァ、甘やかしてはいけません。斬撃の一つ一つは研鑽の結果がでておられるようでした。しかし、今の技は連撃こそが要と見ました。その繋がりはまだまだ甘いですわ」

 

「はは、厳しいな、さすがはエリザベスだ。確かに繋ぐ意識は疎かだった。ありがとう。もう少し見てもらっても良いかな?」

 

「ええ、構いません。忘れてはなりませんでしたね、ネーミング、グッドでございます。分かっておられますわね、やはり技の名前を叫ぶあたり…」

 

「…やめてくれ、その辺の分析を…!!」

 

「「!!」」

 

「これは…シャドウ?いえ、その割には随分と反応がはっきりしてるな」

 

「ギャハハ!!ナンダオメーラ、ウマソーナエサガアルイテルジャネーカ!!」

 

「コイツは…シャドウじゃない、悪魔だ!」

 

「「!!」」

 

「オ?オレサマノコトワカッテルジャネーカ、オレサマハ『ガキ』!!オボエルヒツヨウハネーゼ、クッテヤルカラナ!!」

 

 

そりゃあそうか、こんな空間シャドウ以外出てきてもおかしくないわな。悪魔もシャドウも人の心が作り出した存在に違いはない。しかもここ メメントスはヒトが生み出すマガツヒで満ちてるって考え方も十分できるんだ…、ま、その辺の考察は後だ。今はコイツを倒すだけ!

 

 

『……その覚悟やよし』




初エンカ…悪魔…やっぱガキでしょ(様式美)
ないガキパトは(ない)です

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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