葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

64 / 185
投稿時刻ミスは2回目なので初投稿です


地味なモノは難しい

「さて、瞑想って外から見てると地味だけど…、ダイチさん、やり始めてなんか変わりました?」

 

「へ?俺かぁ。うーん、まず、瞑想してから始める練習はよく動けたかなぁ。まぁ、外部の人と組み打ちってあんまりしてないからどこまで変わったのかわかんないんだけどね。あ、でも集中力は上がったなぁ」

 

「あ、それヒナも言ってた。集中力上がったって。あと舞踊のキレが凄いことになってたのってやっぱり?」

 

「まぁ、そこまで劇的に変わる効果があるモンじゃないよ?なんて言うかなぁ…自分のスキルを積み上げる土台をしっかりとさせる作業ってのが1番近いかな?地味だしぱっと見効果も分かりづらいけど実感できる頃には色んな所に効果が出てるような感じかな?」

 

「そう言うものですか…」

 

「おいおい明彦くん、効果のあるトレーニングほど地味で続けないと意味がないんだぞ?筋トレだってロードワークだって積み重ねが大事なのは知ってるだろう?鍛えるモノが見えづらいだけで気をつけることはおんなじさ」

 

「うっ、そうでしたね…」

 

「まぁ、強さを求める事は別に否定しないさ。けれどそんな時ほど足元を固めておくべきだと俺は思うね」

 

「……はい」

 

「さてと、前口上はこの辺にしておいて始めようか。ダイチさん、見本お願いしますね」

 

「ほーい。…なんか見られてる中やるのって緊張するんだな」

 

「…おお、いい感じに集中入りましたね。ダイチさんもちゃんと続けてるんですねぇ」

 

「…ねぇ、これで終わり?簡単そうに見えるけど…」

 

「この難しさはやってみないとわからんよ?とりあえずはリラックスして身体を落ち着ける所から始めようか」

 

「え、なんかそれ以上にないんすか?」

 

「うーん、リラックスの仕方って結局は自分でしか自分に合うの見つけられないと思ってるんだよね。そう言う意味でもリラックスする方法を見つけるのも大事だよ?ほら、ダイチさん見てみな。横で喋ってても動じてないでしょ?」

 

「えー、寝てんじゃ無いの?」

 

「ほらほら、各々初めて初めて」

 

 

 

さて、どうかね。手探りで続けられるかな?意地悪なようだけど最初は失敗から始めないと進まないんだよなぁコレ。とりあえず30分くらいは素振りしてよう。そのあたりに一度声をかけるか

 

 

 

パシンッ!

「よーし、どうかな、なんか分かったかい?」

 

「うーん、集中集中って考えてたらよくわかんなくなった…」

 

「そうやって考えちゃうと瞑想にならないからなぁ」

 

「俺も言われてリラックスするって難しいって知りました」

 

「こっちのセンパイがあんまり簡単そうにやるもんだからもっと、簡単かと思ったぜ…」

 

「ほら、ダイチさーん、尊敬ポイント集まってますよー」

 

「やめろってリョウスケ…」

 

「ま、瞑想するには兎にも角にもリラックスに入ることが大事だからね。それにそう簡単に習得されちゃ指導者要らなくなるだろう?そんなすぐ身につくもんでも無いから気長にやるくらいの気持ちでいてくれ」

 

「むー、そんなオイシイ話ないかぁ。でも集中力は私も欲しいから続けたい、お願いしていい?」

 

「あー、俺も頼んます。アンタにくるっくるにやられっぱなしってのもシャクだからよ、とりあえず一つでも追いつきてぇし。アキはどうする?」

 

「俺も頼みます。ワガママついでなんですが、アガリ前に一戦お願い出来ますか?」

 

「アキもこりねぇなぁ」

 

「えー、見てみたいんだけど!ダイチさん、解説とかできる?」

 

「ええ⁉︎俺がそんな役回りすんの?」

 

「いいじゃないですか、見るのも大事っすから。まぁもう少し君らの瞑想訓練してからだけどね」

 

 

 

この後インターバルを挟みつつ何セットか瞑想の練習をしてみたが、まだまだ修得までは遠そうだな。ちなみに明彦くんのリベンジマッチだが…真次くんが哀れな眼で見つめており、ダイチさんからは出来るわけねぇって怒られた。アイリちゃんだけは楽しそうにはしゃいでいたけど。

 

 

 

 

「さて、そろそろお腹も空いたよね、メシいこっか」

 

「おう、俺楽しみにしてたんだよなぁー」

 

「俺も美味いメシは好きなんで興味あるっす。…アキ、プロテインだすなよ?」

 

「わ、分かってる」

 

「アンタ御飯時にやめなさいよ…。ホントにオイシイ店なんだからね」

 

「さてと、そろそろ…っとついたついた。マスター5人いけます?」

 

「おおん?なんだよ、お前か。随分と連れてきやがって…。丁度暇だ、好きな所座ってろ。注文はいつものか?」

 

「あー、大盛りと普通と有るけど…アイリちゃんだけ普通ね、りょーかい。コーヒーは食後にホットでいいよな?よしいつものセット大盛り4普通1で」

 

「あいよ、出来たら声かけてやるからお前も運ぶの手伝えよ?」

 

「うーっす」

 

「あぁ、ここがリョウスケのバイト先かぁ」

 

「あれ、ウチのガッコバイト大丈夫でしたっけ?」

 

「さぁ、でもリョウスケの事だし何とかしちゃったんじゃない?」

 

「何モンなのよ…」

 

 

 

ふふ、随分と仲良くなってきたじゃないのさ。どうかねぇ、彼らの気持ちが少しでも軽くなったりしたらいいんだが…。差し障りのないあたりならちょっとたべてるあいだに聞いてみるか。

 

「おい、コーヒーならお前がやるか?」

 

「え、いいんですか?」

 

「カッコイイ先輩を見せてやれって」

 

「うっす!」

 

おいおい、それどころじゃないじゃないか。マスターが俺が連れてきたとはいえ客にゴーサインだすなんて。ちょっと緊張してきたじゃないのさ…

 

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。