一年生達の面倒を見ることになってもうすぐ一月ほど。合気道部も新入部員が大分馴染んできたようで何よりだ。まぁ、俺と言えばあんまり関係ない事ばっかりやってるからあんまり合気道部員っぽくなくなってきたんだけどな。…ちなみに俺にやらせると殆どやり切ってしまいそうだから次期部長は芝原を指名するつもりらしい。俺は副部長になるらしいんだけど。
そして世の中はゴールデンウィークという所…俺は気合を入れてメメントスの探索を進めようと思う。…しかしだ、マーガレットとラヴェンツァが監督としてついてきてくれるとは言えマッピングに索敵、アイテムの管理など1人じゃ厳しいんだよな…。かと言って誰かを誘うわけにもいかないしなぁ。手数を増やすって意味じゃ悪魔の使役が1番の近道なんだろうな。ま、現物はあっちの蔵を家捜しするしかないんだし、それはもう夏休みに何とかするつもりで割り切った。仲間…ねぇ。素質でいうなら実はダイチさん、ヒナコさん、アイリちゃん達ってデビルサマナーになり得たんだよな。まぁこの世界には悪魔召喚アプリなんてモノもニカイアとかいう死に顔アプリってのも無いしあの人達には知って欲しく無い世界だしな。……後は峰津院家かな。確か葛葉家と同じでお役目を担ってたらしいんだよな。葛葉が攻めなら峰津院は守りの要だとか。うーん、峰津院家にカチコムってのもやり方として考えておくべきだよな。……少なくとも悪魔が現界してないとは言え存在を確認してしまったんだし相談する相手としては間違いない…か。これは爺さんに峰津院家の所在を聞くべきだな。これも夏休みかな?
うーん、後はサポート出来る人…一ノ瀬さんとかか?いや、まだまだAIなんて10年は先だしなぁ。それにソフィアクラスの自我を持ったAIなんてもはや付喪神とかそんなレベルだし一歩間違うと聖杯化不可避だしなぁ。あと心当たりの有る技術者畑の人…菅野フミさん?…ダイチさんたちは巻き込みたくないって言っておいてフミさんは良いのかってなるしなぁ。でもあの人ヤバイ方向に天才だからなぁ…ってあの世界でターミナル作ったのフミさんじゃないっけ?…やべぇ、スティーブン居ないから大丈夫って思ってたけどそんな甘いこと無かったじゃねーか。ちょっと調べるっきゃねーわ。
……うーん、調べてみたけど論文とかにあんまり名前出てこないんだな。ただ飛び級で大学でたってのは分かったんだけど。でもあの人が桐条に拾われたりしたらもう何が起きるか分からん。どう考えてもロクな事になる気がしない。今はこっちの大学で研究室貰ってるらしいけど…そこのページ見てもパッとした結果なんて今んとこ見当たらない。
はぁ、緊張する。フミさんの事を思い出してメメントスの予定すっ飛ばして大学の訪問にしたよ。幸い高校生だし大学ってだけなら興味があるって事で入るのは簡単だし。よーし、行くか。
「失礼します、菅野フミさんですか?」
「んー?そうだよ。会ったことないねキミ。でも私を知ってるの?」
「えーっと、海外で飛び級してこっちの大学で研究室貰ったって事くらいは知ってます」
「あら、私そんなに有名なったの?それで、何か聞きたいことでも有るの?アタシまどろっこしいのキライだからズバッと言ってくれない?」
「…認知訶学って知ってます?」
「認知?あぁ、誰だっけ、一色さんだったっけ?マイナー分野だけどそれが?」
「その、認知訶学による世界…認知世界の観測データに興味有りませんか?」
「……へぇ?でもなんでアタシに?」
「一色さん、一色若葉さんは第一人者です。だからこそ目を惹きすぎるんですよ。アレのヤバさを知ってる身からすると権力者が飛びつきます。それも結果だけを求めて」
「ふうん、いいね、ちょっと興味でた。続けて」
「そもそもなんですけど、この世界に神秘的な存在…いわゆる悪魔とかいった連中は居ます」
「…急にオカルトになってきたけど?」
「まあまあ待ってください。うちの家系…葛葉家なんですけど、その悪魔を祓う仕事を任されてた一族なんですよ。まぁ、もうそのお役目は終わった
「
「そうです。認知世界で確認しました。話は変わりますけど…無気力症候群って知ってます?」
「無気力症候群?東京の一部でウワサされてる原因不明の感染症だっけ?」
「アレって認知世界から現実世界への干渉の結果なんですよ。認知世界が形成されたとき、それを認知していない人間は認知世界の存在から影響を、特に悪影響を受けた場合どうなると思います?」
「そりゃ現実まで干渉するくらいの力があるなら人間だって…‼︎…なるほど、無気力症候群の患者が出来上がるワケね」
「ええ、概ねですけどそんな感じのハズです」
「なんてアンタがそんな詳しいのかってのが1番興味あるんだけど…?」
「そこは、またおいおいって事じゃダメですかね?」
「まぁ、イイけど。で、アタシに認知世界のデータ持ってきて何をさせたいの?その無気力症候群の事?」
「いえ、別件です。そっちはもう取りかかってる連中いるんで。認知世界ってモノは基本的には集合無意識によって構成されるんですよ。それも莫大な人数が集まる所ってわかります?」
「ふぅん、高校生のキミが実地データ集められるんだから…渋谷とか新宿とか?」
「流石ですね。俺が活動しているのは渋谷の認知世界です」
「へぇ、あんなとこにねぇ。根本的にわかんないんだけど、その世界とか悪魔ってほっといたらどーなるのよ?」
「…ペルソナとシャドウです。人が誰しも持っているモノですよね。そんなモノが認知世界ではうろついてるワケですよ。そして特定個人のシャドウないしペルソナを認知世界に干渉する事ができる奴が消滅させてしまうとどうなると思います?」
「人を構成しているシャドウ…それも精神の現し身と言ってもいいモノよね。そんなモノがなくなっちゃったら……なるほど無気力症候群ね」
「それで済んだらいいですよね。一方的に証拠も何もかもない完全犯罪だって可能ですよ、主に殺人のですけど」
「…だからって研究を止められるワケないわよね。アタシも研究者だものどれだけヤバイネタでも興味や知識欲は止まんないわ。そりゃ一色さんとか行けないわね。ってかあの人ひょっとしてヤバイんじゃないの?」
「現時点はまだ大丈夫でしょうけどね」
「結果が出るまでは安全か…。嫌んなるわね」
「すいません、こんなヤバイネタ持ってきて」
「んーん、アタシも研究者って言ったでしょ?後追いになるから手を出してなかったんだけど…ちょっとやってみても良いかなって。でもやっぱりなんでアタシなのよ?自慢じゃないけど確かにアタシは天才って自負はあるけど…他にも居ない事はないはずよ。そんな中アタシを選んだ理由を聞かせて欲しいわね」
「……もっと荒唐無稽な話ですし、長くなりますけど良いですか?」
「だいじょーぶ、ココって誰も近寄らないのよね」
「わかりました。それじゃですね…」
デビサバ2 のヤバイサイエンティスト、フミさん登場です。21歳でターミナル造るとかバケモンですよ。幸いジプスみたいな巨大組織のバックアップが無いためこの世界ではそんなモノ作ってないです。
…巨大組織…桐条グループ…可能性としてはあり得ましたね。現時点では埋もれていた才能で済んでいます
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