フミさんに渡すための素材集めも大切だけど、実際問題メメントスに毎日潜るなんて事は無理だ。体力的、精神的なモノでだ。幸い時間経過が緩やからしく体力の許す限り探索を続けても寝る時間に困る事は無いんだけど。とはいえ1人で潜ってる以上無理をすればゲームオーバー…で済まないんだからな。
そんなわけで今日はメメントスでの探索を進めたんだが…新たに現れたシャドウも少なくない。中でも
そして、浅い層では『ガキ』くらいにしか襲われる事は無かったんだが…少し進んで現れたのは『オンリョウ』だった。その時はラヴェンツァが索敵に引っかかったヤツをどうするか聞かれたんだが…俺は戦闘を選んだんだ。幸いにも装備していた御神木の木刀が持つ神聖な属性が効果的だった様でダメージを与える事が出来、倒すことができた。そこで流石に消耗が激しくなったので撤退を決めた。
「本日は如何でしたか?」
「ああ、ラヴェンツァ、今日もありがとう。おかげで悪魔とアンブッシュする事なくこちらから仕掛ける事ができたから何とか倒せたよ」
「ふふ、お役に立てて何よりです。しかし、無理に倒す必要は無かったのでは有りませんか?」
「まぁ、無理はしたつもりは無いんだけどね。むしろ道具や体力に余裕があったタイミングだからこそ仕掛けたわけだし。中々の経験を得たと思ってるよ」
「……お姉様から伺いました、共に戦う仲間が見つかるかもしれないと。悪魔を祓う、それは並大抵の事ではございません、願わくば見つかる事を祈っております」
「ふふ、ありがとうラヴェンツァ。…マーガレットさんには怒られたんだけどさ、仲間が見つかっても俺とまた探索に付き合ってくれないかい、俺からのワガママになるのかな?」
「‼︎…仕方ありませんわね。リョウスケ様は我々のお客人、それも一年以上長い付き合いをしているのは貴方様が初めてかもしれないとの事です。そんなお方からのワガママと有れば叶えない訳には参りませんわ。…私たちのワガママも聞いて頂いておりますものね」
「マーガレットさんにまたワガママを考えておいてくれって言ってあるんだ、ラヴェンツァもエリザベスと3人で考えておいてくれるかい?ああ、マーガレットさんに伝えておいて欲しいんだけど、この間言ってたカレーをご馳走するって話はこっちで言うゴールデンウィークの最終日にする予定で、これはまたワガママとは別のつもりしてるからってね」
「あら、それは楽しみですわ。リョウスケ様にも色々と動きが有ったので我々もどうなることかと思っておりましたのです」
「いやぁ、ゴメンゴメン。どうしても休日って事で時間取れる分大きく動ける所もあったからさ。こっちから持ち出した話を流す事なくなりそうで良かったよ。…それじゃ今日は帰るとするか」
「ええ、お疲れ様でございました。おやすみなさいませ」
危うく出来ない口約束をした情けない男になるとこだったよ…。とはいえなんとか取り付ける事もできて良かった良かった。明日のルブランでまたちょっとマスターに質問するかぁ。
「おう、今日も頼むわ。また、双葉を預かる事になってなぁ。今はウチにいるんだが…預かった子どもをほったらかしって訳にもいかねぇだろ?相手してやってくれねぇか?」
「分かりました。…そうですね、この辺の案内とかしてあげても良いですか?そしてお昼ごろにここでカレーって言うと思うんですけど」
「ああ、流石に他の街まで行かれると困っちまうけどここら辺りならかまわんよ。それに双葉にも昼はカレーって言われてるよ」
「じゃあ迎えに行ってきますね、マスターの家って…」
「すぐそこの古い家だ。そこの角曲がったらわかる。表札に佐倉ってあるしな」
「分かりました」
…インターホン鳴らすか。
「反応ないな。…ひょっとしてインターホンの音に驚いてどっか隠れたんじゃねーか?小動物かよ…」
んー、仕方ない、入るとするか。
「お邪魔しまーす、双葉ちゃーん、でーておいでー」
「ヒィッ!!」
「あ、いる事は分かった。ほら、ルブランのバイトのリョウスケお兄さんですよー」
「…スパイか?」
「まーだその呼び方覚えていたか」
「…あー、怖かった。コホン。ムムッ‼︎とうとうそうじろうの家まで侵入して来たのか!ワタシがいる間は好きにはさせんぞ‼︎」
「知ってる顔ってわかると途端に元気になったなぁ」
「うるさい!人見知りの本気をオマエが知らなかっただけだ!」
「そんだけ元気ならいいか。ほら、出掛けるよ」
「ええ⁉︎ワタシが外に行くにはレベル足らなくないか?」
「大丈夫、ルブラン周辺だけだから。それにほら、スポット参戦の強キャラいるんだから大丈夫だって」
「むむむ…、その辺でエンカウントするスライムとかゴブリンに負けたりしないか?ワタシはクリボーだって踏めないぞ、自慢じゃないがジャンプなんて大の苦手だ」
「そんな時の為のお助けキャラさ。パパスなんて目じゃないぞ」
「ならば別れのセリフは『ぬわーーっっ!!』で頼むぞ」
「そのセリフだったら俺死んでるじゃねぇか…。別れってそう言う事じゃねーから」
「むぅ、スパイはワガママだなぁ。仕方ない、我の供をせよー、出立だー」
「って言いながら俺の背中に隠れるんじゃないよ…。ほらルブランの屋根裏に置ける何か良さそうなモノをあの胡散臭いリサイクル屋とかでみようじゃないの」
「ええ!あそこって入っても捕まらないのか⁉︎」
「誰が捕まえるんだよ…。ほら、行こうか」
「…なぁ、手ぇ繋いでいいかな?」
「んん、いいよ、ほら」
「…ありがとう」
シングルマザーで母親にワガママも言えずマスターにも積極的に甘えることができてなかったんだろうな…。こうしてタイミングが合うのもいい機会だし父親…には若いな。兄貴分として甘やかそうじゃないのさ。
フタバちゃんは動かしやすいですね。
シャドウはルビ振りの方針で行きます。
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