「タロットカードによる占いでございます。常に同じカードを操っておるはずが、まみえる結果はその都度変化します。…ふふふ、まさに人生のようでございますな。さて、お客人の未来はどのようになっているのでしょう……。ほぅ!1枚めは愚者のアルカナ、それも逆位置。お客人は自らの力で精神的に目覚めなさったのですかな?なるほど、この部屋へとわざわざフィレモン様が招かれた理由はここにあるのですな。ふむ、お客人はさらに何かを求めて旅をつづけなさるのでしょう。そして次の未来はどうなっているのでしょうか………むっ⁉︎この様な事はワタクシも多くの方の未来を見てまいりましたが初めてでございます。心して聞いてくださいますかな?」
「えぇ?なんだか随分と不安を煽るんですね。まぁここまで来たら何が待っていようとも俺は精一杯生き切るだけって決意はもうしてますよ。
イゴールさんが俺の人生からどんなことを汲み取ったのかはわかりません、けれど俺の生き方はもう決めたんです。そうですね、その結果は聞いても聞かなくても変わらないですよ。」
「ほほほ、これは失礼いたしました。まだお客人のことを理解しておりませんでした。確かにタロットの結果は未来を示しております。しかしその未来を書き換える事が出来ないわけではございませんからな。ならばワタクシから言える事はただ一つ、お客人の旅路に幸あれ、と言わせていただきますな。…フム、いつまでもお客人では少々他人行儀でございますな、これよりリョウスケ様とお呼びさせていただきとうございますな。」
「はは、困難しかなさそうな俺の旅路の無事を祈ってくれるって酔狂な人を無下にはできんね。ありがとうイゴールさん、好きに呼んでくれ。」
「…リョウスケ様をこのまま手ぶらで返すのは主人として認められませんな。ここベルベットルームではリョウスケ様のお持ちになっているペルソナの力を鍛える事ができるのです。ペルソナとはヒトの心を映した仮面の様なもの、しかし中にはヒトはヒトと付き合う上で仮面を付け替える事が出来る人もおるのです。これはペルソナの力でも同様、ワタクシ達はワイルドの素養を持つ者と呼んでおります。もちろんリョウスケ様にもその素質はございます。しかしながら貴方が今お持ちのペルソナは余りにも強大で他の力を持つだけの余裕がございません。それどころかペルソナ本来の力を発揮する事すら難しいことでございます。こればかりはリョウスケ様ご自身で力を引き出しワイルドの素養を磨く他ございません。そこでワタクシから提案がございます。」
やっべぇ、この部屋にいるみんなから満面の笑みを送られてるのに冷や汗と寒気止まらんのだけど…。数多の困難って今から始まるであろう
「おや、ワタクシの考える事くらいお見通しという事ですかな?さすがはフィレモン様がお招きになっただけはありますな。そう、このワタクシの従者達と軽いエクササイズでもいかがですかな?この者達は力を司ると言った一面を持っております、必ずやリョウスケ様の糧となるでしょう。」
は、はやくなぁい?いやいや確かにゲーム的な面で言えばアスラ王ってすっげぇ最後で手に入るレベルよ?真・女神転生で言えばラスボスクラスだった事もあるよ?けど力を司る者ってエンドコンテンツレベルじゃねーか!!うおおお、まだ決意して初日だぜ?最後のイベントが随分と重たいじゃないの…。
「ほほほ、どうやらワタクシの提案はお気に召してくださった様ですな。まぁ今日はもう目覚めもそう遠くないでしょう顔合わせ程度で終わらせておきましょうかな。フム、そうですな、ラヴェンツァ、リョウスケ様とのやり取りはまずお前に任せるとしよう。リョウスケ様、この者はまだ従者として日が浅いですが素質では姉達に引けを取る事はございません。しかし何事にも初めてというものは存在いたします。力を貸すと申し出ておきながら何とも恥ずかしい提案ではございますが、リョウスケ様もラヴェンツァの糧となってはいただけませんかな?」
「!!わかりました我が主人。このラヴェンツァ、役目努めさせていただきます。リョウスケ様よろしくお願いいたしますね。」
ラヴェンツァはイゴールの脇に控えている従者達の中でも一際小柄で一見すると可愛らしい少女の様にしか見えない。だが従者達には確かに繋がりがあるのだろう、皆プラチナブロンドの髪と金の瞳を持っている。そのラヴェンツァはやる気に満ち溢れた顔でこちらを見ている。姉であるマーガレットはそんな妹が自分の事の様に誇らしいようでリョウスケを見る目は随分と力が込められている様に見える
あっという間に俺の予定が決まっていったぞ…しかも選択肢が
「あら?どうされましたかリョウスケ様不肖の妹ではございますが何か問題でもございますか?」
おっと、現実逃避してる場合じゃないぞ俺。マーガレットさんが痺れを切らしてしまうではないか。本当に現実からおさらばするわけにはいかん。
「ん、申し訳ないですね、返事をする前に考え事をしまって失礼でした。もちろんですよ、ラヴェンツァ嬢。こちらこそよろしくお願いするよ。」
そういって俺は彼女に右手を差し出した。ついやってしまった癖の様なモノ。よろしくと言い合った仲として握手を求めた。何気ない挨拶でしかないハズだった。
テオドア「ラヴェンツァはしっかり者だなぁ。」ホンワカしている
マーガレット「ラヴェンツァがやる気を出しているわ。可愛げが無くなったテオに比べて何とも愛らしい。姉としてしっかりフォローしてあげなくてはね。」何故かラヴェンツァより気合が入っている
ラヴェンツァ「主人から大役を任されました。これは私にとっても試練なのでしょう。」ふんすっふんすっ
エリザベス「妹が仕事を任されたのですから私も負けてはいられません、お客様に修行をつけるとの事でしたね、メギドラオンの使用許可を取りましょうか!」妹に負けじと気合が入っている
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