葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

72 / 185
目の違和感が絶えないので初投稿です


出来る人は出来る人を知る

真次君の相談は…天田少年との関係性に関わってくるんだろうなぁ。確かに可能性としてペルソナ暴走が人の命を奪う事件が起きた世界を知ってる。だが()()()()()()なんだよな。根幹にあるのは真次君がうまく向き合う事ができていれば起きない問題だから、俺が真次君のフォローに回って防いだ所で根本は解決しない…。彼がキチンと使いこなせるように手助けする方がよっぽど俺らしいやり方だと思うしなぁ。何より直接的に防ぐには『いつ』の事件なのかがサッパリだからなぁ。手の届く範囲なら人助けはしたいとそりゃあ思ってるがこのケースはこれ以上わからんよ…。ま、なるべく大事にならないよう真次君にはビシバシ行くしかないかねぇ?

 

 

それと…もう薬渡されてたのか。弱めの制御薬…ペルソナの能力を鈍くさせる薬ねぇ。ペルソナって自己の精神を投影してるんだぞ…そんな存在の能力を鈍くするって自己を薄めるって言ってるような薬だよなぁ。下手すりゃ自我崩壊まであるんじゃないのか?うーん、これの解析は早めにお願いしておくか。とりあえずはコレ無しでも大丈夫って自信を持ってもらえるようにならんとね。……幾月はほーんと避けとかないとな

 

とりあえずフミさんに制御薬の調査をお願いしようとしたんだが…とりあえず今週は待ってくれと言われてしまっては仕方ないか。それか…知り合いの医者にお願いする選択肢を提示された。何でも新薬、製薬に随分詳しいらしく、出来すぎて煙たがられるくらいの女医らしい。

 

…なんだろう、既視感がすごいぞ、その女医さん。倫理的に危なっかしい所がなくも無いとか言う不穏な一言を添えられたが、随分信頼は出来るらしく、フミさん自身も薬の事なら専門家の方が良いんじゃ無いのかと推して来たので紹介してもらう事に。

 

「…あ、来たわね。アンタ?フミから薬の分析してやってくれないかって頼まれたんだけど。ふーん、フミってアンタみたいなのが好みなワケ?じゃないとあの子からお願いされるなんて考えられないんだケド。どう言う関係なの?」

 

「えっと、貴女がフミさんから紹介してもらった女医さんで?」

 

「そうよ…って、こんな格好してるから信じられないかしら?」

 

「大分思ってたよりパンクっす…、てお名前は?」

 

「あ、忘れてた。って言うかフミも言ってないの?アタシは武見、武見妙よ」

 

…ヤッパリか。つかもう女医さんなんだな。いや、これ以上考える事はよそう、協力してくださるって仰ってるんだ。

 

「えっと、フミさんからはなんと?」

 

「持ってくるものが興味深すぎて手が足りない、仕方ないからアタシにも回してあげるって」

 

「えぇ…そんな説明だったんですか?」

 

「ふふ、どうかしらね」

 

「えっと、それで()()何ですけど…成分とか薬効の調査お願いできます?」

 

「ふぅん、ま、任せて、キミは将来性ありそうだから貸しにしておいてあげる」

 

「…高く付きそうっすね」

 

「あら、女に頼み事は高く付くのよ。賢くなったわね」

 

「お手上げです、じゃあよろしくお願いします」

 

「任された以上はやり遂げるわ。わかったら連絡するから。アンタの連絡先はフミに聞いてあるからもう行っていいよ」

 

「…ありがとうございました」

 

ダメだ、この人に勝てる気がしないぞ。頼りになりそうなのは間違い無いけど…。ひょっとしたらジョーカーみたく薬の調達お願い出来るかも知れないけどね。ホントに()()で払うハメになりそうだけど…

 

 

 

 

打って変わって今日こそご馳走をする日。俺から打診した日はゴールデンウィーク最終日だったんだが何故かベルベットルームが不安定と言われて先延ばしになってしまっていたんだ。それで延び延びになった約束をやっとこさ今日履行できるって事。

 

「申し訳ありませんでした…せっかくのお誘いの日でしたのに」

 

「まあ不安定な日があるってのは仕方ないさ。前回は…たしかメアリが迷い込んだんだろう?マーガレットさん、今回また何かあったのかい?」

 

「どうにも安定しなかった理由がはっきりとしなかったのですが…何やら異界との接続があったようなのです」

 

「異界?それはメメントスとか集合無意識によるモノとはまた別クチかい?」

 

「ええ。どうにも私達姉妹では入り口の安定化は出来ても中に入る事は能わず…」

 

「って事は内部…どこに繋がってるかって調査は俺がやろうか?」

 

「……難しいですわね。おそらく別の世界へと繋がっているのでは無いかと予想しているのですが…」

 

「…帰ってこれる保証は無いなら流石に行けないかな」

 

「いえ、安定化は出来ますので帰ってくる事は可能です。しかし…どんな世界に繋がってるか分からない上に我々のサポートも期待できない事を覚悟した上であれば…と言った状況でございます」

 

「えっとそれってほっといても大丈夫なの?」

 

「不安定な分安定化を辞めて数日中に消えてしまいましたわ…」

 

「何ともそりゃあ難しいなぁ。そうだなぁ、俺がもっと強くなって仲魔を増やすことができたのなら…飛び込んでみる必要もあるのかね?」

 

「その頃で有れば私達も安定化の技術を確立しておく事を保証致します」

 

「そりゃあ頼もしい。十分なサポートじゃないのさ。帰る場所の確保ってのは大事よ」

 

「そう仰ってくださるのなら…」

 

「お姉様、あの例の空間の話ですか?」

 

「ええ、リョウスケ様がいずれ調査に向かってくださるとの事ですわ」

 

「なんと!原因を究明しないと行けませんものね…。私たちが出来ることと言えば…歪みが生じるタイミングを測ることと、リョウスケ様が調査されている間閉じること無いようにする事ですね」

 

「ええ、ラヴェンツァ、お願い出来るかしら?」

 

「お任せください」

 

「あれ、そういえばエリザベスは?」

 

「エリザベスお姉様なら、お腹を空かせると仰ってテオ兄様を連れて行かれました」

 

「…相変わらずなんだな」

 

「じゃあ準備してる間に呼んでおいてくれるかい?」

 

「承知致しました」

 

 

 

ったくほんとはしゃぎ過ぎなんだよなぁ。まぁ、それが良いとこなんだろうけど…本人には言えないかな

 




武見妙さん。p5じゃ開業医をやってるお医者さん。思い切ってもうもう出てもらいました。あんまり若過ぎると開業医ってのもどうかと思う年齢になるので…。この作品では冴さんより年上ですね。

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。