葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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アンケート機能を使ってみたので初投稿です


情報源の信頼が揺らぐと怖い話

妙さんから貰った情報を真次君に渡さないわけにはいかないよな。だけど、内容が内容なだけに軽々しく学校の近くで話も出来そうにない。そんなわけで事務所近くのファミレスへと呼び出す事にした。

 

 

「あの薬…しばらくは使ってないんだよね?」

 

「どーかしましたかね?最近は飲んでないっす。瞑想とトレーニングして、自分と向き合うってことの意味を考えてたら以前に比べりゃだいぶ調子も良くなったんで」

 

「ふむ、それは何よりだね…。とりあえず俺から調査をしてもらった結果なんだけど…このファイルに書いてあるから読んでくれるかい?こんなやり方してる理由も読めばわかると思うよ」

 

「……マジ…かよ…」

 

「ね?口にしない方が良かったろう?そのファイルも読んだら処分したいんだが良いかな?」

 

「……」

 

「まぁ、こうなると他人が信じられなくなるよね…。俺の考えだけど良いかい?」

 

「…まだあるんすか?」

 

「まあまあ、聞いてくれよ。例のトコロの攻略を目指してるのは君たち実働部隊、そのサポートをしてる例の顧問、そして美鶴ちゃんのパパさん達トップ層…ざっと分けても3つのグループに分けられるじゃない?」

 

「…ああ、そうっすね」

 

「俺はその中でも実働部隊の3人しか知らないわけだけど…、大人たちが信頼出来るのかどうか考えないといけないかも知れないね…」

 

「…」

 

「俺としては真次君、キミが1番適任かなと見たわけなんだよ。明彦君は…そこまで器用じゃ無さそうだし、美鶴ちゃんは多分冷静な判断が出来ないだろうしね」

 

「…俺がやるんすか?」

 

「身もふたもない話なんだけどさ、真次君の立場からすると俺も怪しく見えてくる訳じゃない?まぁ俺も完全なる善意で手伝ってるとも言い切れないしねぇ…。俺から言えるのは善意だけで近寄ってくる奴なんて信用しちゃいけない、利用してくるつもりで来る奴の方がよっぽどマシだね。…程度にもよるけど」

 

「…結局アンタは何が言いたいんすか?はっきり言ってくださいよ、俺は今ちょっと何にも信じられそうにねぇっすよ」

 

「ま、俺も異界に携わってるって言ったじゃない、でも今んとこ1人でやってると辛いし無茶苦茶広いんだよねぇ…。まぁ1人で何とかなる範囲でしかやってないとはいえ、手伝ってくれる人欲しいんだよ。ま、君らに関してはタルタロスのカタが付くまではそのつもりはないんだけど」

 

 

「それが先輩の打算っすか」

 

「そうだね、シャドウや悪魔と戦う術を持つ人なんて中々居ないからね。恩を売って俺の手伝いでもしてくれるようになったら儲け物じゃない。…ま、タルタロスみたいなヤバそうなものに取り掛かる人間のレベルアップを図りたいってのもなくは無いけどね」

 

「…タルタロスってヤバイんすか?」

 

「うーん、その影時間って君たちペルソナ使い以外にも巻き込むだけの影響力があるんだろう?」

 

「まあ、そうっすね、実際被害者も…無気力症候群の患者としてでてますけど」

 

「そう、実際に被害を出せる異界を作り上げてるんだ。それも()()()()()()()()()にも関わらず」

 

「‼︎…どういう事っすか⁉︎」

 

「君らの実力で探索出来てる辺りが根拠かな。出来た要因が違うから何とも言えないけど…異界ってのは根源に近寄るほど歪みも大きくなるのさ。そしてその歪みが引きつけるシャドウや悪魔も必然的に強大な力を持つケースが多いのよね」

 

「だとするとだ、タルタロスと影時間という異界を作り上げてしまうほどの()()()による被害者が…無気力症候群の患者程度で済むと思うかい?」

 

「………」

 

「そう言えば、異界発生の原因は説明受けたんだっけ?」

 

「あ、ああ、幾月のヤロー曰く桐条グループの研究所で起きた事故を止めた時にその副産物としてどうのこうのって言ってたけど…」

 

「その事故の原因だね。大方ヒトの手に余るような存在を思い通りにしようとしたツケかきたんだろうさ。幾月の目的も…何かあるんだろうねぇ」

 

「じゃあアイツをとっちめりゃあ!」

 

「まちなさいって。幾月の事…美鶴ちゃんは信頼してるだろう?」

 

「あ、あぁ。そうっすね、信頼してると思いますよ」

 

「そんな信頼してる大人だ。しかも一族のグループでも重鎮で学園理事長だ。そんな人間を疑って高々一つ年上のよく知らない高校生に言われても…ねぇ?」

 

「…そう、言われるとそうっすけど、どうすりゃ良いんですか!」

 

「まぁ君1人にストッパーになれとは言わないさ。けど、1人くらいは一歩引いて冷静に考えることが出来る人間がいた方がいいと思わないかい?」

 

「…」

 

「ま、俺の考えってだけで真次君がどう行動するかはもちろん自由なんだけどね」

 

「…わかりました。ちょっと俺も考えてみるっス。とにかく、調査の件は助かりました」

 

「うん、俺の話も聞いた上で考えると良いさ。本当は仲間と相談してもらいたいんだけど…内容が内容なだけに不和を招きかねないから難しいのは申し訳ないね」

 

「いや、こんな話してもらえて無かったら()()使って俺もひどい目に合ってたかも知んないんですよ。俺としてはあのヤローより先輩の方が信じられるっすね」

 

「ふふ、そう言ってくれるのか。ま、君も明彦君も美鶴ちゃんも訓練には変わらず来てもらって構わないからね」

 

「ウッス、助かります。…俺もアキみたいに立ち稽古お願いしても良いっすか?」

 

「もちろんさ。どんな動きをしたいか言ってくれれば想定できる範囲で協力してあげようじゃないの」

 

「あざっす」

 

「…あと、元々苦手だったんだろう幾月の事。変に意識する必要は無いよ。無駄に幾月を警戒させるなんて事、したくないだろう?ま、状況証拠…にしちゃあ随分と真っ黒なモノを真次君は貰ってるけど、確実な証拠ってのは無いからね。あくまでも渡される情報を鵜呑みにする事はよそうって話だからね」

 

「そうでしたね…。カンペキに悪者として見なすトコでしたよ…。今日はありがとうございました、得意じゃあねぇんですけど、俺なりに考えてみます」

 

「そうだね、俺は俺なりに見返りを期待して話をしてるだけだから気にしなくていいよ」

 

「ははっ、やっぱり先輩はいい人っすよ。それじゃ帰ります」

 

「うん、気を付けてね」

 

 

 

とりあえずは真次君がペルソナを暴走させてしまう事故と薬による衰弱を減らす事は出来たんだろうか…?都合が良すぎるんだよなぁ、ペルソナによって殺されてしまった人物の息子がペルソナ使いとして覚醒し、手元に置くことが出来るのって。幾月が仕組んでいたって言っても不思議じゃない。ホントかどうかはわかんないけど…。でも真次君が抗う力を持っていれば最悪は回避出来るかも知れない。…流石に真次君に「君がペルソナ暴走させて人を巻き込む事故を起こすからそれまで着いてく」何て説明できる訳ないからね。こんな周りクドイやり方しかできない先輩で申し訳ないよ…。

 

 




アンケートは御先祖様がいざという時のために遺して置いてくださった仲魔です。いわゆる初期メンですね。ポ○モンの御三家みたいなもんです。
唯一ゴウトだけは直接戦闘に役立ちませんがリョウスケ君の師匠兼相棒として活躍します。

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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