真次君と話をしてから様子が変わるかと思っていたが、俺がみる限りでは普段どおりの振る舞いを続けているらしく、明彦君が違和感を覚える事もないみたいだ。元々幾月のことを避け気味だったのか功を奏したみたいだが、幾月を信頼している美鶴ちゃんからすると何とか仲を取り持ちたいという思いがなくも無いんじゃないかと聞いた。
そして間もなく一学期も期末に差し掛かろうかというところ…成長しない部長候補はもはや風物詩とも言える様になってきたな。まぁあの
夏休みも時間が取れる!…と思って無計画だと後悔するからなぁ、色々と考えないと。合宿はちょうど7月の26日から31日までの6日間。もちろん俺としては前乗りするか、居残りして向こうでしか出来ない事を色々やりたい。何よりも葛葉家が遺したモノを探すのは急務と言っても過言ではないだろうし…。それにメメントスの様な異界も
…うーん、やっぱり前乗りにしようかな。終業式からすぐ爺さんの所へ向かおう。その為にフミさんにも話を通さないと。
「という訳なんですけど…実際こっちの世界で試してみるなら場所の候補として考えてる場所なんですよ」
「ふーん、たしかに外に出るしか無いわよね」
「ええ、それで俺の親戚の爺さんがやってる神社が持ってる山なら、と思った訳なんです」
「うーん、なるほどねぇ、たしかにアタシもこの目で見てみたいのは間違いないんだけども…歩き?」
「山…ですからね」
「仕方ない、歩くかぁ。このアタシを歩かせるんだからそれなりに結果出してもらわないと困るんだけど?」
「も、もちろんですよ。機材とかはどうなります?」
「あー、人に触らせたくないやつもあるんだけど…調べるにしてもある程度は必要よね。アタシとアンタで運べる量考えておくわ」
「お願いします。出来るだけアクセスの良いところを探す様にはしますので」
「じゃあよろしくー。あとその神社にいろんなお宝あるのよね?それも調べたいんだけど?」
「それに関しては探してみないとなんとも…」
「ま、その辺の道具類はこっちに持ってくるつもりでしょう?その時でもいいから」
「は、はは、その際はよろしくお願いします」
「そういえばアンタ、妙に何渡したのよ。色々聞かれて困ったんだけど」
「えっと、異界で活動する為に自分の精神を神話とかに出てくる神や英雄に投影して具現化する能力者が居るって説明したじゃないですか。その具現化したものを『ペルソナ』と呼んでいるわけで」
「うん、それは聞いた。まだこの目で見てないから何とも言えないんだけど」
「で、ウチの学校に
「…聞いてるだけでもヤバそうね。だって薬で制御出来るって事はその材料もどうせ異界産なんじゃないかしら?それにその『ペルソナ』?って元は人の精神なんでしょ?それを制御する薬をホイホイ渡すってどうかしてるわよ」
「まぁ、ですよね。それで妙さんからも劇薬、今すぐに服用を止めろ、これで弱めの調整とか何を考えてるのってお怒りでして」
「なるほどねぇ、それでアタシに素材の心当たり無いか聞いてきたのね。…先にアンタから異界のモノ貰ってなかったらこんな考えにも至らなかったんだろうけど、その飲まされてたコよかったわねアンタみたいな人が居て。薬の強さ次第でその能力の暴走を
「……」
「何よ、黙っちゃって。心当たりでもあんの?」
「いえ、たしかに同じ薬しか渡してこないって考えしかなかったんで、俺もまだまだ考えが足りなかったなぁって」
「アタシも研究者だからねぇ、時と場合と手段を考えないならって想定の話だから本当かどうかはわかんないわよ」
「現物の調査はまた手に入り次第お願いします」
「はーい、んじゃ向こうでもよろしくー」
フミさんにお礼を告げて帰る。…なるほど、薬に頼ってたら文字通り生命線を握らせてる訳になったんだな。もし、幾月がペルソナ能力者候補を見つける事ができる術を持っているならあながち間違いでも無さそうだな。実際に暴走の兆候が少なくなってる真次君に対して何らかのアクションを取ってくる可能性も考えておかないとな。
そして、今日は試験前最後のルブランバイトの日。今日から8月まではしばらく来れないからな。最近ではしょっちゅう面倒をみる事になってる双葉ちゃんにも説明しないとなぁ…。
アンケート、ピクシーはやっぱり強いですねぇ。あとヤタガラスは思ってた以上に票が入りました。アンケートはもう2、3日置いておきます。
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