葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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三寒四温がぴったりになってきたので初投稿です


やっぱり試験から逃れられない。学生だもの

「この間言ってた様にこれから試験とその後沖奈の方の親戚の家に行くんで来月までは手伝いに来れそうに無いんですよ、すいません」

 

「ま、なら仕方ねぇよ。一応オマエも高校生だしな。本分は勉強だ。それに親戚付き合いってのも疎かにしてっと後で苦労するからなぁ。ただ…双葉の奴寂しがるかもなぁ」

 

「双葉ちゃん最近よく来るんですか?」

 

「ああ、若葉の方が今忙しいらしくてな。ウチに来る方が安心もできて双葉も楽しそうだからな」

 

「まぁ、いくらしっかりしてても一人で家に置いとくよりはまだ良いですかねぇ」

 

「まぁなぁ、アイツも小学校じゃ友達も少ないみたいだからなぁ。まだオマエと喋る様になってだいぶ健全になったとも思ってるんだが」

 

「若葉さんって何してる人でしたっけ?」

 

「あん?研究者だ。何の研究をしてるかってまでは詳しく聞いてねぇけどよ、今が一番大事な時期なんだとさ。何でもそろそろある程度の成果を見せないといけねぇみたいでよ。たしかに双葉の事放り出してる様に見えなくもねぇけど、若葉もシングルマザーとして収入を確保しなきゃなんねぇからな。アイツも心苦しいんだよ、寂しい思いをさせちまってるってのは分かってる。けど結果を出さないと生活が…ってこった。もう少し俺を頼ってくれりゃあ良いんだが…って、ガキに聞かせる話でもねぇな、つい口が軽くなっちまった。オマエも双葉と仲良くやってくれてるから助かってるってこった」

 

「なるほど、ま、周りが何とかできてる間は頼ってもらってりゃいいんじゃないですか?」

 

「ふん、オマエに言われなくても分かってる!ほら、手ェ止まってんぞ」

 

「うっす、あ、双葉ちゃんにはお土産まっててって伝えて置いてくださいね」

 

「分かったよ、そんくらい無かったらアイツなだめるのも大変だからな」

 

 

なるほど、若葉さんも双葉ちゃんの事を育てたいからこそ頑張ってるんだな。…目をつけた奴が悪いのはもちろんだけど、流石に出来る事がヤバすぎる研究って自覚はしてほしいもんだよ。でも獅童の指示で自在に個人のシャドウを消す事が出来たって事は…獅童側には認知世界に入る術があったって事だよな?悪神にもたらされたイセカイナビとは別口の。獅童の性格からして知りすぎた手駒を消した後、認知世界に干渉する術を確保していない訳が無いんだから。その辺がマディス社の『EMMA』に流用されてるんだろう。って事はどっかのタイミングで若葉さんが開発してるのか。ホントに天才過ぎるな、…自分の首をキレイに絞めてるって事さえ除けば。

 

 

…もしも若葉さんに()()あった時遺産や補助金目当ての叔父じゃなくて何としてもマスターに引き取ってもらえるようにできないモノかね?もちろん若葉さんに何にも無い事が一番なのは分かってるんだが…この手の想定はまずい事をしておくに限るよな。そもそもマスターが若葉さんとくっつけば問題無いんだよなぁ。プレイボーイ気取ってるくせに本命には迂遠なアプローチしてるからなぁ…。最終手段は双葉ちゃん使って何とか出来ないだろうか?

 

 

 

そしてバイトを休んでまで試験対策をしなければならないのかというと…

 

「いやぁ、頼りにすべきは出来る同級生だわ」

 

「えへへ、ヒナも困ったらリョウスケに泣きつけって言ってたし」

 

「はぁ…期末に至ってはアイリちゃんもかよ」

 

「お、センパイだ、ちょっと聞きてーことあるんすけど…」

 

「おいおい真次君、君もなのかい?」

 

「?いや、試験終わったら夏休みの間どんな感じで稽古日の予定組んでもらえっかなと思って聞きにきたんですけど…?」

 

「良かった、さすがに一人で3人の面倒見るのは辛いものがあるからね。とりあえずだけど、俺は8月の頭まではこっちに居ないんだ。今月末は部の合宿だしね。だから月が変わってからになるんだけど…君もそんな先の予定は分からないだろう?適当に聞いてもらえれば都合の良い日を答えるさ」

 

「あざっす。伴と芝原センパイは試験対策っすか?…はぁ」

 

「なによー、悪かったわね!中間で酷い目にあったのよ!何なのよあのテスト…ほとんど科目関係ないじゃないのよ!」

 

「なんだよ、ボクシング部のホープ君の友達はお勉強も出来んのかぁ…良いなぁ」

 

「俺らは不甲斐ないと美鶴に『処刑』されっからなぁ…」

 

「えぇ、何よそれ、おジョー様の『処刑』とか怖いわね…」

 

「なんだよ、おっかねぇな」

 

「ふぅん、俺も普段からもう少し締めたほうが良いのかな?」

 

「ええ!リョウスケはそのままでいてよ!」

 

「そうだぜ…お前がそこも厳しくしたら息詰まっちまうじゃねぇか」

 

「うーん、この件に関しては君らの普段の行いが悪いんじゃないかな?」

 

「「うぐっ…」」

 

「そうっすよ、甘やかしてるだけ無駄っすよ」

 

「良い事言うじゃない真次君…そうだねぇ、この期末結果が振るわなかったらちょっと俺も考えようかな」

 

「ヤバイ、リョウスケもおっかねぇんだ…」

 

「アタシの高校生活の為にも頑張らなきゃ…そうだ、最悪ヒナにも助けて…」

 

「『アイリー、勉強はやるって約束したやんなぁ?自分の不始末でウチに助けて貰えると思ってたらアカンでー』とのお言葉をヒナコさんには頂いてあるぞ」

 

「……ガンバリマス」

 

「十分おっかねぇよ…」

 

「何か、言ったかな?」

 

「…何でもねぇっす」

 

 

はぁ…夏休みに向けてって思ったけど先にこいつら何とかしてからか。赤点とったら合宿にも響くしなぁ、ちょっとムチ入れますかね




はえー、やっぱりピクシーの人気強いっすねぇ。

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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