「こんな感じでどうですか?」
「おお、いいんじゃねぇか?俺は気に入ったぜ、中華丼とか懐かしいな」
「じゃあみんなの分よそっておきます」
「おう、リョウはお嬢達と食べてきてくれてかまわねぇからな」
「わかりました」
「お、雪子ちゃん居た居た。お昼食べていいってさ、千枝ちゃん呼んできてもらえるかな?」
「はーい、お兄さんは食堂で待っててね」
「肉の匂いがするよ!」
「もう、千枝、犬じゃないんだから…」
「すごいね、そんなに匂いしたかな?」
「美味しそうな匂いと話がしたの!」
「…真面目に考えると頭が痛くなりそうだな、雪子ちゃん食べよう」
「…そうだね。今日は何かな?」
「今日は中華丼。板さんにはオッケー貰ったからおいしいと思うよ」
「ええ⁉︎おにーさんの手料理なの⁉︎」
「もう、千枝うるさいよ。それより今日はお兄さん担当だったんだ。すごいね、私なんて包丁も握らせて貰えないから…」
「ほらほら、食べる前から暗くならない。冷める前に食べてくれないかな?」
「美味しいよ!頂いてまーすおにーさん」
「はやっ!いつの間に…」
「ほら、雪子も食べよーよ。美味しいよ。あんまり遅いと無くなっちゃうよ?」
「もう!いただきます、お兄さん。っ!美味しい!」
「そりゃ良かった。俺も食べようかな。んー、中々悪くないな」
「おにーさん、今度は肉丼お願い!肉丼!」
「はは、相変わらずだなぁ千枝ちゃんは。ま、考えておくよ。俺がまかない担当してその時に千枝ちゃんがいる時があればね?」
「むむむ、中々厳しいことをおっしゃる…。おかわりってありますかー?」
「多めに作ってあるから大丈夫。行っておいで」
「うおー!」
「すごいなぁ、ほんと千枝はよく食べるんだから」
「さて、食べたら軽く勉強しよっか。夏休みの課題出てるでしょ?」
「うん、お願いします」
「もぐもぐもぐ」
「ほら、千枝も知らんふりしてないで食べたらやるよ?」
「うっ…、はーい」
「ふふ、仲良くて何よりだよ。勉強した後はちょっと遊ぼうか」
「よーし、頑張るっ!」
「ゲンキンだなぁ…」
お昼を食べて満腹感に襲われてうとうとしている千枝ちゃんを起こしつつ勉強を見た。まぁ、中学1年の夏休みの宿題だ、そこまで量も無いし難しくも無いので簡単に説明をして終わらせた。
「いやー、終わった終わった。アタシってばエライ!」
「千枝はうとうとしすぎ。あんなに食べるから…」
「うー、あれは美味しいご飯を作ったおにーさんが悪いと思います!」
「アレで俺のせいにされるのはなぁ…おかわりしていいとは言ったけど遠慮なく食べまくったのは千枝ちゃんだよ?」
「むむむ、2対1とは卑怯なり!」
「何言ってるのよ…」
「ほら、時間なくなるよ?」
「わー、待って待って!」
勉強がよほど辛かったらしくはしゃぐ千枝ちゃん。雪子ちゃんも一緒に遊べて楽しいみたいだ。…確かに格闘技やってるけど、やってる人がみんな功夫積んでるわけでもないからね?木人拳もやってないから。俺で修行をしようとするんじゃないよ…。
一頻り遊んだ後、明日はお客さんを連れてくる事を雪子ちゃんに伝え今日は帰る時間になった。そりゃ俺は神社まで走らなきゃならないし千枝ちゃんもバスで帰るからあんまり遅くなっちゃいけないからな。
そして今日はフミさんがくる。荷物もあるからとりあえず八十稲羽駅で待ってる。そろそろかな。
「ちょっと、来たんだったら手伝ってくんない?」
「すいません、こんなとこまで呼び出して…。これ運びますね」
「はー、朝も早いし荷物は重いし大変だったわ。で、アンタは何か収穫あったの?」
「あー、ありました。それもとびっきりの」
「へぇ、そりゃ楽しみね。で、こっからどうするのよ」
「もうちょうどバスが来るんで、それでフミさんの宿まで行きますよ。着いたらチェックイン出来るようお願いしてありますから」
「ほんと?助かるわぁ。あ、あと実験場は心当たりあるの?」
「ちょっと山登ることになりますけど…ちょうどいいスペースはありました」
「ふーん、じゃあ今日は…どうしようかしら、部屋で出来ることあるならそっちやってもいいんだけど」
「移動でお疲れですもんね…霊具の解析とかってお願いできますか?あとまだ聴いてない結果とかも有れば」
「そうねぇ、今日は軽めにして明日から動いた方が良いわね」
「そうしますか。じゃあフミさんが休憩と準備してる間に色々取って来ますんで」
「そうねぇ、それがいいわね。旅館って朝からお風呂入れるの?」
「大丈夫だと思いますよ?」
「せっかくだしゆっくりするわ。アタシもこんな機会無いと外出なんて全然しないし」
「じゃあお昼過ぎにまた来ますよ。…昼前に来ちゃうとメシ作らされちゃうんで」
「あら、アンタそんなことやってんのね。って結構良さげなとこじゃん。いい機会だしリフレッシュして行こうかしら」
「んじゃ着きましたんで降りますよ」
「荷物頼むわね」
「あら、リョウスケ君。この人がお客さん?いらっしゃいませ。遠かったでしょう?」
「よろしくお願いしますね。…着いて早々ですけどお風呂よばれてもよろしいですか?」
「もちろん!雪子ー、お部屋とお風呂案内お願い」
「はーい、いらっしゃいませ!お兄さん、任せてね!」
「あら、可愛らしい女将さん。ふふ、よろしくね」
「じゃあゆっくりしててください。荷物取ってくるんで。雪子ちゃんお願いね」
さて、霊具色々と…封魔管取りにいきますか。流石にフミさんも満足行くでしょうってくらいの成果だからな。
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