葛葉家に生まれ落ちてたんだが…   作:ぎっしり腰

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ティッシュの消費が尋常じゃないので初投稿です


初陣で張り切り過ぎた模様

「じゃあよろしくなラヴェンツァ」

 

「ええ、本日は悪魔の探索を重視致します」

 

「ああ。ピクシーもよろしくな」

 

「まっかせなさーい。100年ぶりにアタシの魔法が火を吹くわ!」

 

 

そう、ピクシーの初陣としてメメントスへと来た。悪魔に対して有力な手段となるはず…。言動がどうにも軽いんだよなぁ、魔法が火を吹くってアギでも使えるのかね?そこまで考えてもなさそうか。

 

 

 

「ほえー、ここがメメントスねぇ。スッゴイわね…マガツヒでいっぱい。こんな所が出来てたのならそりゃ悪魔もよってくるわねぇ」

 

「やっぱりそうだよなぁ。まだ手が出せない程の悪魔は見たことないんだ。けどいつまでもそうとは限らないだろ?」

 

「そうねぇ、昨日話したみたいにライドウちゃんが昔やっつけちゃったヤツラもまた出てこないとも限んないわねぇ…」

 

「マジか、それは骨が折れそうな相手だろうなぁ…」

 

「そりゃそーよ。ライドウちゃんも強かったし仲魔もたくさーん居てやーっと何とかしたんだもの」

 

「…エリザベスじゃないけどさ、俺もピクシーの武勇伝聴きたいわ。というか聞いておかないといけなさそうだわ」

 

「そうかしら?…そうかも?」

 

「まぁ、それはまたの機会。シャドウが来るぞっ‼︎」

 

「この子達かー。たしかにちょっと弱そう。でーも、張り切って行ってみよー!えーい、『マハジオンガ』‼︎」

 

「「…」」

 

「えっと…終わり?てへっ、やり過ぎちゃった」

 

「ピクシーさんの『マハジオンガ』…本当に『マハジオンガ』なのですか?」

 

「本人がそう言ってるからそうだろう…エリザベスの『マハジオダイン』くらいあったぞ」

 

「ふいー、イイトコ見せたくって力入れ過ぎちゃったや」

 

「…そりゃそうか。ゲームじゃないんだし込めるチカラの具合で威力も変わるのか」

 

「でもー、アタシもずーっと寝てた訳じゃない、やっぱり鈍ってるわねぇ」

 

「それでこの威力か。後何発くらい魔法使えそうなんだ?」

 

「うーん、今のアタシなら普通の『マハジオンガ』を5発くらいかなぁ?でもシャドウって悪魔より倒した時アタシの気分が良くなるの!」

 

「ひょっとしてシャドウを構成して居るのがヒトの感情だからか?マガツヒも精神エネルギーだから近いのかもな。気分が良くなるってのも倒したからマガツヒを取り込んでるってトコか?」

 

「なるほどー、リョウスケちゃんってばあったま良いー!」

 

「ところでピクシーさん、貴女は先程の技以外に何を使えますか?」

 

「『メディラマ』とー、『ポズムディ』とー、さっきの『マハジオンガ』でしょー、あとは『マハザン』くらいかしら。もうちょっと使えたと思うんだけど…寝てる間に忘れちゃったのかしら?おっかしいなぁ、火を出せた様な気がしたんだけど…まぁいっか」

 

「『マハザン』?どの様な魔法でしょうか」

 

「あれぇ?ラブちゃんも知らない魔法なのかな。ビューって衝撃波が広がる魔法だよ!」

 

「ラ、ラブちゃん?私の事でしょうか?」

 

「ラヴェンツァちゃんだもんラブちゃん!アタシの事は好きに呼んで!」

 

「こ、光栄ですわ。それで、『ザン』という魔法の系統は我々が知る『ガル』と近いのでしょうね。それと『ポズムディ』も初耳ですね」

 

「ふーん、似た魔法ってあるんだ。『ポズムディ』は解毒魔法だよー。解毒魔法知らないってヤバくない?君たち大丈夫なの?」

 

「…どういう訳か毒を使うシャドウに出会った事も無いし聞いたこともないな。そう言った直接的な状態異常をしてこないのはやっぱり感情由来だからかもしれない。属性魔法の延長はともかくシャドウの状態異常攻撃って精神に影響するものばっかりなんだよ」

 

「へー、そんな所にも違いあるのねぇ。でもこれから悪魔と戦うならソッチの対策も考えておきなさいよねー」

 

「…だな。伝承や神話にまつわる事象でも恐ろしい状態異常あるもんな。現状俺とピクシーだけじゃ対処出来ない奴なら逃げるしか無いし」

 

「うんうん。無理をするのが1番ダメってライドウちゃんも言ってたわー」

 

「そう言う対処の得意な仲魔って居なかったのか?」

 

「うーんと、うーんと。…ウズメンとかキクリン!あの2人はそういうの得意だったハズよ!」

 

「ウズメン?キクリン?」

 

「あー、ラヴェンツァ、多分だけどアメノウズメとキクリヒメだろう。しかし今日は悪魔が居ないのか」

 

「そうですね。随分と進んだにもかかわらず見かけませんね」

 

「そうねぇ、シャドウはたーくさん倒したケドやっぱり悪魔とは手応え?なんとなーく違うのかしら?」

 

「やっぱりピクシーからしたら弱く感じるのか…」

 

「そうかも?…ねえねえ、リョウスケちゃん、ラブちゃん、ひょっとして今日って新月じゃ無いかしら?」

 

「あ、ああそういや新月だったけど…ってまさか⁉︎」

 

「だから悪魔も大人しいのかも?うっかりしてたわねぇ。契約してたらそんな事無いんだけど野良の悪魔でそんなに強く無いヤツラってそう言う影響受けやすいのよねぇ」

 

「なるほど、月齢による影響もあるのですね」

 

「うんうん、ごめんねー、言い忘れちゃってて」

 

「いや、むしろ教えてくれて助かった。狩りたいなら新月を外せばいいんだな。…って事は満月は活発になるのか?」

 

「そうそう。野良の連中だったら荒ぶって仕方ないかも?」

 

「なるほど、それが分かっただけでも十分だ。じゃあそろそろ帰ろうか」

 

 

 

悪魔と戦うって予定は果たせなかったがピクシーの初陣は十分に収穫は有ったな。…むしろ強すぎてビックリだよ。アレで鈍ってるって言うから末恐ろしいよ。

 

あとは…仲魔候補にキクリヒメとアメノウズメか。関東に関係ある神社ってあるのかな?あるなら夏休みのうちに行ってしまうのもアリかもしれないな…。

新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します

  • クラマテングヨシツネ「師匠⁉︎」
  • キクリヒメ…ウズメ「私の上位互換…」
  • ネコマタ…ピクシー「被るじゃない‼︎」
  • ヌエ…フロスト「食べられちゃうホ?」
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