おちんちん大王   作:ははもり

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第2話

普通の人間なら五回は死んでるレベルで働いていたせいか、サー・ケイやアグラヴェイン、そしてアーサー王に妙に信が置かれるようになった。

いや、ケイやアグラヴェインはなんか方向性が違う気がするが、まあ信用されて悪いことはないのでそのままでいい。

だが、王が俺のために無理矢理休憩を取ることが多くなったせいで暇な時間が増えた。

王が休んでいる時は俺も仕事はしてはいけないという規則が設けられたのだ。

正直暇な時間の方が圧倒的に多かったせいで仕事は一種の娯楽だったから残念でしかないこの暇な時間、どうたものか……。

あっ、そうだ。

唐突に天啓が舞い降りてきた。

俺は仕事がしたい、暇だから。

そして王も内心仕事がしたい。

ならどうすればいいのか、決まっている、なら仕事すりゃいいじゃん。

何言ってんだおめえとは言われるだろうが、城下の視察もまた仕事。

民がどのような仕事をしており、生活をしており、何を食べているのかを調査するのも仕事だろう。

なら、王を誘って城下の視察にいけばいい。

あの女王も仕事がしたくてうずうずしているのだろうし、一石二鳥、ケイ達には息抜きと称すればなんとかなるだろう。

なんせアーサー王がまともに休息を取らないことを心配していたような奴らだ。

一応悩むフリはするだろうがなんやかんやで許可をするだろうあいつらは。

絶対心配しているような素振りを見せないだろうが、俺が何歳だと思ってやがるそれくらいのツンデレは既に何百人と見てきたわ!!

お見通しだ。

王に視察にいくという体で息抜きをしてもらうという案を出せば奴らは頷くであろう。

それに俺はアーサー王を口説くことができる、もう何? 一石何鳥だこれ。

早速善は急げとアーサー王へ他のものには内密で仕事の話を持ち込めば、いつも鉄面皮な表情が困ったような表情になり、どこか素を思わせる声音で「全く困った人ですね」と苦笑いをした。

俺はそれに暇だからなと返せば一つため息をついて頷いた。

王の了承は得たので俺はこれ幸いとばかりにアグラヴェイン達に伝えに行けば、悩んだフリをして、不承不承という体で許可を出したのでそこから更に反転し、アーサー王に既に取っていた許可を取りに行く。

これで完璧、やっぱコネと根回し、あと信用というのは大事だなねと思ったな。

まあそこら辺は紀元前で王をやっていた時とは変わらない人間関係の妙というものであろう。

俺はいきなりアーサー王が出てきたら民も驚くであろうから変装しようと伝えれば、なるほどと納得し、王は着替えに行った。

うーむ、しかしこう自分の行動を俯瞰で見ると俺はアーサー王を暗殺するために動いているようにしか見えんな。

アーサー王を外に連れ出し、変装させ、

他にはばれにくくする、俺がケイやアグラヴェインの立場なら絶対に許可は出さないな、怪しすぎる。

まあそれだけ他の者には頭がおかしなくらい国に尽くしているように見えたのか、信用信頼とは大事だなと再度思い直した。

だが、そんなことはどうでもいい。

ここからが本番である。

俺は暇潰しにガチで視察をしながらアーサー王を口説き、ベットインするのが目的だ。

これこそが本日の最大目標。

ああ? ギネビアだぁ? 二人とも抱いてやるわ!

これこそが王の略奪よ!

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