おちんちん大王   作:ははもり

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第3話

アーサー王との視察はある意味完璧に壊滅的であった。

そもそも視察というものを完璧にこなそうとし過ぎていて怪しすぎる。

なんでそこらの1男性市民の格好をしているというのににこりとも笑みを浮かべずに飲み屋や八百屋に最近の生活事情を聞いて周る姿は恐ろしく怪しい。

俺が隣で「すまんのう、こいつ最近この国に来たばかりの上に人見知りなんだわ」と言い訳して回らなければ騎士でも呼ばれてちょっとした騒ぎになっていただろう。

そんなことになればアグラヴェインの胃は耐えられずに崩壊し、暫く政務もクソもなくなっていたであろう。

それで俺の休みがなくなる分にはいいが、アーサー王が責任を取って仕事をするとなれば、アグラヴェインは死ぬんじゃねーかな。

もう全然口説く余裕とかないわ、股ぐらがいきり立つ前に市民への言い訳で弁の方がたちまくるわ。

あ、俺上手いこと言ったな。

まったく困ったもんだ。

こいつにだって笑みを浮かべていた時期だってあっただろうに…………コミュ障もいいとこだな。

だからいってやった「王はもう少し笑みを浮かべるもんだのう、視察というものは怪しまれず聞き出すもんだぞ」と言ってやれば「すまない、どうにもどう接すればいいか分からないようだ」と苦笑しながら言われ「王としての振る舞いより人の心の機敏をもう少し勉強するべきだのう」とアーサー王の頭を乱雑撫でてやった。

むっ、とした表情をしたものの言い返せないのか俺の脛に軽く蹴り食らわせてきたので俺は笑って「いいのう!! その調子だのう!!」ともう一度雑に撫でてやれば諦めたのかため息ついて先へと歩き始めた。

まあこんな風に雑に扱う者もそうはいなかっただろうし、一人くらいこんな風に扱う者もいてもいいだろう。

じゃないと、ずっと機械的に物事進めることを続けていけばどんどんと人間性を失っていきそうだわこいつ。

ベットインした時に機械的に情事をやられるとか流石に叶わん。

感情豊かに乱れてくれんと燃えんわい。

そう思いつつも、先を歩くアーサー王の尻を眺めながら歩く。

やっぱり女のケツだな、そそられるし甘えてくれれば最高に胸がときめくし、あの尻を両手で指が深く沈むほどに揉みしだきたい。

俺は胸も尻も好きだが、胸に差はあろうとも、尻は千変万化だが総じて柔らかいのでどちらかと言えば尻が好きだ。

しかし良い尻だ。

そうやってアーサー王を眺めていると、俺の視線に何を思ったか「そんなに私がへまをしたことが可笑しいですか」と歩きながら睨み付けながら不機嫌そうにしてくる。

負けず嫌いだのう、ぐっとくるのう、これでもう少し高慢ちきでも、我が儘でも感情豊かであれば可愛げがあるのに勿体ないのう。

しかしこのまま睨まれていても変に目立つ、俺は両手を上げて誠心誠意悪かったと告げればふんすと息を吐き、満足されたようだ。

可愛いもんだ。

やはり視察は正解だったな、色々な感情が掘り起こせて楽しい。

そして仕事の面でも充実した。

酒や食材などが売っている店、畑や何を作っているのか、流通、流行り、国の内情、城で知る情報だけではない生の情報は仕事の上で大変ためになる。

だが、なんといっても食糧事情が悪いな。

今の内になんとかしておかないと、近い未来先細りもいいとこだ。

もっと畑を、肉を、食える草を開発して現代様式にしないとな。

イスカンダルであったときは脳筋プレイで好き放題したが今は政務だ会計だと実務系をしている身だ。

他人事で済ますには責任放棄もいいところだろう。

ふっふっふ、アーサー口説き、国を豊かにし、女を抱く、全部ができてこそのアレキサンドロスよ!!

そのうちアーサー王の立場を無くし、俺が王に成り代わることでまるっと全てを手に入れてくれるわ!!

王の略奪とは通った道が黄金の道となるのだ!!

まさに王略奪なり!

 

まあ適当なことは言ったものの、いまの奴からは想像もできんが、もし挫けることがあるならば、俺がまるっとアーサーごと略奪してくれるわ。

その時は国中の美女も俺のもの!

 

 

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