転移者、ガラルの地にて   作:ジガルデ

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主人公の男の名前がやっと判明します




第3話

 

 

「カブさんは、ただいま特訓として第二鉱山の方に出向いている為、お会いすることは出来ません。また、ジムリーダーとしての仕事もありますので、アポを取って頂かなければ困ります。」

 

男はエンジンシティのジムにカチコミに行ったのだが、受付で門前払いにあっていた。

ゲームでは一部例外を除いて基本的にはジムの中にジムリーダーはいるのだが、現実世界ではそうはいかなかった。

 

「では、いつ会うことができるだろうか。出来るだけ早く会えるように調整していただきたいのだが。」

 

と、男は食い下がる。

受付の女性に関しては慣れているのだろう。

いつものことか、といった手際で予定を確認する。

 

「そうですね。今週は全て予定が埋まってますので、当分は不可能ですね。」

 

「そこを、何とかしてもらえないだろうか。」

 

「いえ、それは出来ません。」

 

と両者とも引かずに変わらぬ答えを繰り返す。

そんな時だった。

受付に向かって、「どうしたんだい?。」と声をかけてきた人がいた。

振り返るとそこにいたのは男が待ち求めていたカブその人だった。

 

「いえ、こちらの方がカブさんに合わせてほしいと言って聞かないもので…。」

 

と、受付の人はカブに事実を告げる。

 

「私にかい?今日は少し早めに訓練を辞めたから時間があるし、今からでもいいかい?。」

 

さすが人格者カブである。

男はその言葉に甘えてカブについていく。

 

「私は…アイビーと言います。この度は、私をジムチャレンジの推薦状を書いていただきたくお願いにきました。当然、実力を測ってもらっても構いません。」

 

男、アイビーはカブに対して頭を下げた。

 

「ふむ、最近はジムトレーナーとして経験を積んでから推薦状をもらう流れが主流になってきているため、君のように直談判にくる子を見るのは久しぶりだね。僕としては推薦状を書いてあげてもいいんだけれど、そうすると僕のジムで経験を積んでいる子達が不平不満を抱くだろう。そうだね、1vs1で戦おうか。そのバトルで他のジムトレーナーたちを納得させられるだけの実力を見せることができたら推薦状を書いてあげよう。やるかい?。」

 

「是非、お願いします。私は今からでも構いません。」

 

アイビーは身を半分ほど乗り出しながら食いついた。

カブとしてもジムトレーナーを納得させられるだけの試合をできるとは思っていないのだろう。

でなければぽっと出の男に推薦状を書くなど言わない。

しかし、アイビーの手持ちはアイビーが最強であると確信している育成が施されたポケモンたちである。

当然、レベルも100だ。

万が一にも負けることはないだろう。

 

「今僕のポケモンたちは訓練後で疲れてるからね。明日の朝でもいいかい?。」

 

「わかりました。では、明日お願いします。」

 

というように話は収まり、アイビーはジムを後にする。

頭の中には誰を使うか、それしか考えていなかった。

 

 

 

 







次回やっとポケモンバトルします。
レヒレは使いません


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