転移者、ガラルの地にて   作:ジガルデ

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第4話

 

 

 

 

カブとの決戦の場。

その会場には、エンジンシティのジムトレーナーたちが観戦に来ていた。

ここでアイビーは己の実力を見せ、推薦状を勝ち取らなければならないのだから。

 

「ルールは1vs1。道具の使用はなし。フィールドはノーマル。ダイマックスはなしだ。何か他に質問はあるかな?。」

 

「いいえ、私からは何も。」

 

「では、始めるとしよう。いくぞ、マルヤクデ!!」

 

カブが駆り出したのはやはり、マルヤクデ。

恐らく本気のキョダイマックス個体だろう。

物理攻撃力がそこそこある炎・虫タイプのポケモンだ。

 

「初陣だ、ボスゴドラ!!」

 

フレンドボールから現れたのは、通常とは色が違うボスゴドラ。

アイビーの相棒にして切込隊長でもあるポケモンだ。

 

「ボスゴドラってあんな色だっけ?。」

「なんか色が違う…よね?。」

 

といった困惑の声が会場を包み込む。

色違いなんてゲームの確率では、1/4096だとか言われているが実際にそんなホイホイいるかといえば答えは変わってくる。

色違いなんてのは、ほぼ居ない。

出会えたら奇跡であると言ってもいい存在。

色が違うポケモンはあるらしい、程度の都市伝説でしかない。

 

「まさか、本物の色違いのポケモンとバトルする日が来ようとは…。」

 

カブも驚いてはいる。

驚いてはいるが、それで動揺を誘えるほどのものではない。

 

「チャレンジャー、アイビーvsジムリーダー、カブ!バトル開始!!」

 

その瞬間、ジャッジマンによるコールが入る。

それに合わせて動き出したのはカブの方だった。

 

「マルヤクデ!とぐろをまく!!」

 

「っ!ボスゴドラ鉄壁!」

 

マルヤクデがぐるぐるととぐろを巻いている間にボスゴドラがその体の硬度を上げていく。

両者とも初手は積み技と呼ばれる技を使い、次の技へと備える。

 

「いくぞ、ボスゴドラ!」

「マルヤクデ、この一撃に全てを!」

 

この時、少なくともカブに関してだけいえば、この一撃で勝負が決まると確信していた。

長いジムリーダー期間の中で培った勝負勘というものである。

自分のマルヤクデではアイビーのボスゴドラは突破できない。

出来るとすれば一度とぐろを巻いて攻撃を上げ、その上でボスゴドラの急所にこの奥義を当てるしかない。

もっといえばボスゴドラの特性が頑丈だとしたらその時点で詰みだ。

 

「諸刃の頭突き!!」

「フレアドライブ!!」

 

放たれたのはお互いがお互いとも自傷技と呼ばれる大技。

相手に与えたダメージから割合で自分もダメージを喰らう代わりに凄まじい威力で相手にダメージを与えることができる技である。

 

「ガァァァァァァァ!!」

「キィィィ!」

 

お互いのポケモンが雄叫びをあげながらぶつかり合う。

マルヤクデが纏う焔は未だ勢いが落ちず、ボスゴドラの頭突きの勢いは走り出してから全く速度が落ちていない。

まさに意地と意地のぶつかり合いと言ったものか。

しかし、勝負の世界は残酷だ。

特にポケモンという存在は如実にそれを表している。

虫、炎の複合タイプに岩技は4倍のダメージを与える。

逆に鋼、岩の複合タイプであるボスゴドラに炎技は等倍でしかない。

それを見せつけるかのようにマルヤクデは勢いを少しずつ落としていき、ボスゴドラはその勢いを増していく。

 

 

「グォォォガァァァァァァァ!!!」

 

そして、戦いの勝者は勝利の咆哮をあげる。

立っていたのは、アイビーのボスゴドラだった。

 

 

 

 

 







ボスゴドラ ♂
呑気な性格(わんぱくミント使用)
昼寝が大好き
技構成
鉄壁
諸刃の頭突き
???
???
特性
???
HA252B4振り


いじっぱ頑丈イバン型では無いです
因みに使うのならイバン型の方が使い方がはっきりしているので使いやすいと思います
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