ジオン軍人がインフィニットストラトスの世界で生きる。   作:ゆかなおっぱい

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お気に入り400ありがとうございます。

織斑君は少し子供っぽいかな?

あとこの作品はかなりご都合主義的です。
主人公の性格ですが、ちょくちょく悪い部分が出ます。聖人君子じゃ戦争は生き残れないからね。そういえばガンダムにはめっちゃ性格のいい大佐が当時の少佐に騙されて殺されたシーンがありますね。どこのガルマでしょうか。


女子会

「クラス代表は織斑君に決まりました。1繋がりで縁起が良いですね〜」

 

山田先生のほんわかとした声に呼応し、拍手が沸く。織斑君以外は皆んな納得の表情で手を叩いている。

 

「ちょっと待って下さい!!何で俺が?俺はセシリアにも星川さんにも負けたんですよ?」

 

「それは「それは私達が辞退したからですわ」うぅ…」

 

山田先生の言葉に被せる形でセシリアが立ち上がって言う。山田先生は出番を取られて涙目だ。いいぞセシリアもっとやれ。

そう願った瞬間腕時計の形をしたラファールの待機状態が腕を締め付けてきた。…痛い痛いイタイイタイいたい!!な、なんだ!?

 

そんな俺を他所にセシリアは続ける。

 

「私は裕太さんとの試合で自分がまだまだ未熟だと気付かされました。そしてこのクラスの皆さんに対して謝罪させて下さい。この国を極東の島国などと呼んでしまい、誠に申し訳ございませんでした」

 

綺麗に腰を折って皆んなの前で謝罪をするセシリアに皆んな驚愕する。あの時の高飛車な姿はどこへ行ったのか。困惑してフリーズしている。

これじゃセシリアが可哀想なので、拍手をすることにする。

俺が黙って拍手し始めたのをきっかけに皆んな続々と拍手をする。

 

パチパチパチパチ…

 

それを聞いたセシリアは一度顔をあげる。

 

「つきましては、クラス代表を一夏さんにお譲りしようと、裕太さんと2人で決めて織斑先生にも許可を頂きましたの」

 

織斑君はあんぐりと口を開けたまま固まった。

そしてクラスメイト達はと言うと…

 

「よっ、セシリア分かってる〜」

 

「やっぱり2人しかいない男子にやってもらうべきだよねぇ」

 

受け入れてもらえているようだ。

 

「ちょ、ならなんで星川さんじゃ無いんですか!?勝ったのは星川さんだし、男だし!!」

 

織斑君は俺を睨んで怒っている。やれやれ、これだから癇癪を起こした子供はめんどくさい。

応戦するべく俺も立ち上がる。

 

「理由は2つだ。一つは元々君だけが推薦されていたからだ。最初に皆んなから推薦されていたのは君だろう?やっぱりクラス代表はクラス全体からの支持がある方がいいしな。二つ目は君を鍛えるためだ。結果からして君は俺たちより弱い。だからこそ戦う機会の多くなるクラス代表になって、経験を積んで強くなれるように俺達が配慮したんだ」

 

しかしそれでも納得はいかない様子。まぁそうだろう、彼は自分が弱いと言われてカチンと来ているはずだ。だからこそ次の言葉でトドメを刺す。

 

「君は君のお姉さんの期待に応えたいんだろう?」

 

そう、この一週間ちょくちょく箒ちゃんと会話していたから分かっているんだよ。君が重度のシスコンだってことはね。利用させてもらうよ、そのシスコン。

俺の罠に引っかかったとは知らず、織斑君の心に闘志の火が灯ったのだろう。目がやる気に満ち溢れてきた。

 

「やってやりますよ!そこまで言うなら!!」

 

その一言にクラスは沸き、盛大な拍手が織斑君を包む。良かったな織斑君、君はクラスメイトに愛されているよ。

そしてそのビッグウェーブにセシリアも乗っかる。

 

「でしたら、私が一夏さんを鍛えて差し上げます。今日から一緒に練習しましょう一夏さん。私がコーチになって、貴方を強くしますわ。裕太さんと一緒に!」

 

さっきのしおらしい姿は何処へやら、高飛車お嬢様セシリアになってしまった。まぁ言っていることとしては良いこと。クラスメイト同士切磋琢磨することは大事だ。ただし俺を巻き込むな、俺を。

しかしそう言われて織斑君を一週間鍛えていたコーチ役は黙っていない。

 

「一夏のコーチは私だけで十分だ!!」

 

バンと机を叩いて立ち上がり、箒ちゃんが真っ赤な顔でセシリアに抗議する。いくら大人びているとはいえまだまだ15歳の若き少女。想い人については素直になりきれないところがある。

しかしセシリアは余裕の表情で箒ちゃんに応戦する。

女の戦いは大変だねぇ。巻き込まれたくはないな。

齢15にして男を取り合うとは、中々末恐ろしい少女達だ。

 

「あら、適性Cランクの貴女がキチンと教えられますの?」

 

「くっ…」

 

「え、箒はCランクだったのか?」

 

このクラスの中で織斑君だけが、箒ちゃんの想いに気付いていない。

そんなクラスを見兼ねた織斑先生がやっと口を開く。

 

「お前らの今の適性なぞ、私からしたらひよっこ同然だ。席に座れ、朝のホームルームを始める」

 

こうなれば誰も反論できない。2人は渋々座り、クラスに平穏が訪れる。しかし入学一週間でここまで騒がしくなるとはな…中身が老人の俺にとっちゃ疲れて仕方がないよ。

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

「織斑君クラス代表就任おめでとう〜!!」

 

パン、パンパパン!!

クラッカーの音が食堂に響き、テープと硝煙の香りが残る。

いつの間に用意していたのか、小学校の時作った様な折り紙の輪っかと共に俺のクラス代表就任を祝う横断幕が掲げられている。

 

「ハハ…ありがとう」

 

用意されたお菓子やら食べ物やらをつつきながら、女子達が俺を囲んで談笑している。

 

「人気者だな、一夏」

 

隣に座っている箒はなぜか不機嫌だ。何でいつも不機嫌になるんだろう?

 

「そうか?…そういや星川さんはどこだ?」

 

「それなら今日は参加しないって言っていた」

 

箒は少し寂しそうだ。それにしても…

 

「そういや箒、お前いつ星川さんと知り合ったんだ?」

 

そう言った瞬間セシリアが目の色を変えて飛んでくる。人間って瞬間移動出来るんだな。

 

「そうですわ箒さん!!貴女最初から裕太さんと仲良かったじゃないですか!!いつ知り合ったんですか!?」

 

「お、それ私も聞きたーい!」

 

「言え言え〜」

 

セシリアの言葉に皆んなが注目を集める。箒は皆んなに見られて恥ずかしそうに顔を赤らめて慌てている。

 

「ちょ、それは…」

 

「どうなんですの!?」

 

「うぅ…実は去年、通っていた学校で友達がいなくて…それで悩んで公園で1人でいた時に、偶々通りかかった裕太さんに励ましてもらって…」

 

へぇ、そうだったのか…俺は感心しているだけだったが、みんなは黄色い歓声を上げる。

それにしても箒、そんなに顔を赤くして…箒は恥ずかしがり屋だな。

 

「…箒さん、ちょっと」

 

セシリアが箒を連れてどこかへ行ってしまった。

お、俺を1人にしないでくれ〜!!

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

「箒さん、貴女は一夏さんと裕太さん、どっちが好きなんですの?」

 

食堂を少し出たところで私はセシリアに壁ドンされ迫られる。

というか、い、いいいいいちかと裕太さんのどっちが好きかなどーーーー!!!

…しかし自分でも薄々気付いていたことだ。

私は自分でも思った以上に冷静だった。

 

「それは…分からないんだ」

 

「分からない?」

 

「あぁ…一夏のことは昔から好きだ。今でもその気持ちはあるはずなんだ。でも…いつも裕太さんのことを目で追ってしまう自分もいるんだ」

 

「……」

 

セシリアは真剣な顔で聞いてくれている。だからこそ自分も勇気を出して話を続ける。

 

「もしかしたら、昔の一夏を好きなのかもしれない…今の一夏に、自分の理想や願望を押し付けているのかもしれない。かつて好きだった頃のように、と…裕太さんには凄く感謝している。去年励ましてくれた時からずっと、裕太さんのことが頭から離れないんだ。同じ学校で、同じクラスになれると知って、とても嬉しかった。でもそれも私の押し付けかもしれない。甘えなのかもしれない。…だからどっちが好きかなんて、今の私には、区別が付かないんだ…」

 

セシリアは一瞬考える素振りを見せた後、息を一つ吐いて私の目をじっと見つめる。

 

「箒さんの言いたいことは分かりましたわ。それだけ悩んでいて、自分でも分かっているなら私から言うことはありません。ただ、裕太さんは私が射止めて見せますわ」

 

自信たっぷりで、それでいて真っ直ぐなセシリアに、去年励ましてくれた裕太さんの顔が重なる。

このジレンマに終止符を打てるのだろうか。食堂に帰っていくセシリアとは正反対に、私の心の中はぐちゃぐちゃだ。

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

「で?お前らなんでここにいるんだよ」

 

「いーじゃねーかよ、堅いこと言うなって」

 

先の試合が終わり、新しい練習メニューを伝えてたいから部屋に来てというベルのお達しに従いわざわざ3年生寮まで来て、入り口で待っててくれたベルに連れられ彼女の自室に入ると、そこにはいつものメンバーであるフォルテ、ダリル、グリに、布仏姉妹までいたのだ。そしてもう1人水色の髪をした少女が1人。

 

「フフッ、引っかかったわね」

 

俺の後ろでドアを閉めたベルが艶やかな表情で俺の後ろに周り、優しく肩を押さえて座らせてくる。

女性のベッドに座って、しかも多数の女性に囲まれるとはな…一本取られたな。

また俺のラファールの待機状態である腕時計が腕を締め付ける。…何かしら意思を感じるのは気のせいか?

そんな俺にお構いなしに、本音が抱きついてくる。

 

「ゆーゆーかくほー!!はい、おりむーのクラス代表おめでとうパーティのお裾分け〜」

 

と言いながらビスケットを一つ俺の口に差し出してくる。これはこのまま食べろということか?他の皆んながニヤニヤしながら見てくる中でこんなことやらされるのは心外だな。

 

「あ、あぁ。ありがとう」

 

俺は素直に流れに乗ることにした。抵抗したり慌てふためく方が相手の思う壺だ。俺が女性慣れしてないと思ってんじゃねぇだろうな、こいつら。

俺の反応が予想外だったのだろう。皆んな少し恨めしそうな顔だ。

あえてそれを無視して、その空色の髪の少女の方を向く。

 

「それで、貴女は?」

 

そう、部屋に入った時からこの人。どこか狡猾な彼女は何者なのか。気になっている。

 

「私は2年の更識楯無よ。生徒会長をやっていて、虚ちゃんと本音ちゃんはウチのメイドなの。たっちゃんでも楯無でも、好きな風に呼んでね。あと敬語を使わなくても良い?」

 

なんか人懐っこい猫みたいな奴だな。第一印象はそれだが、コイツは他と違い、割と真面目に裏社会に足を突っ込んでいるかのしれない。所々で俺を見定めようとするような目をする女だ、これは手強いぞ。

 

「あぁ、敬語はいらないぜたっちゃん」

 

「アラ、そっちで呼んでくれるの?結構フレンドリーなのね」

 

「それにしても2人がメイドか…」

 

「フフッ、意外?」

 

「まぁな。虚は何となくそんな感じはするが、本音もか」

 

「ちょっと〜、ゆーゆー酷いよー」

 

「ま、楯無の紹介も終わったしポテチ食おうぜ!!」

 

お菓子を前に待ったされていた海外勢は、耐えきれなくなって菓子類に我先にと手を出していく。

 

「ちょっと、私のポテチよ!!食べないで!」

 

「良いじゃないっスか〜。まだまだたくさんありますし」

 

「そうそう。切れたらベルの棚に置いてあるクッキー出せば良いし」

 

「ちょっとグリ!?」

 

女3人よれば姦しいとはよく言ったもんだ。

グリに唆されたダリルがベルの拘束を振り切って棚からクッキーを取り出す。

 

「おっ、これ手作りじゃねーか!!」

 

「そうそう、裕太君が試合に勝ったご褒美として作ったんだよね〜」

 

グリが揶揄ったせいでベルの顔が真っ赤になっている。図星だったのか、嬉しいね〜。

 

「そうなのか?なら、ありがたく頂こうかな」

 

俺は一つとって口に運ぶ。サクッとひと齧りするとバターと砂糖の甘い味がしっかりと纏まっていて、とても美味しい。

ベルが赤い顔のまま不安そうに見ている。

 

「うん!!すごい美味しいや。そこらへんの売り物よりよっぽど美味いな」

 

「「おぉーーーー…」」

 

感心する声が上がり、またベルが顔を赤らめて下を向く。でもその顔は嬉しそうだ。

虚も一つ食べると目を見開き口を押さえる。

 

「おいしい…すごいですね。これは教わりたいです」

 

俺と虚の言葉を聞いて皆んな一斉にがっつく。そして一様に美味しいといった感想を抱いた。

 

「ベル先輩、お菓子作りこんなに上手かったんですね〜」

 

「オイベル!そうならそうと早く言えよ!!2年間損しちまったじゃねぇか!!」

 

素直に褒めているたっちゃんと違ってダリルはこれからも食べる気満々だ。ベル、とんでもない寄生虫を呼び寄せちまったな。

 

「美味いっス〜」

 

「美味しいね〜。これ食べてるとお姉ちゃんの紅茶が飲みたくなってくるよ〜」

 

本音の言葉に皆んなが反応する。

 

「そうそう!!虚がいるんだから紅茶淹れてもらわなきゃ!!」

 

「虚ちゃん、私からもお願い〜」

 

グリとたっちゃんにお願いされて虚は台所に向かう。さながら喫茶店の店長だ。

しかし虚の紅茶を知らない俺とティナはそこまで欲しくなるほどの物なのか?と疑問に思う。

 

「ダリル、そんなに美味しいの?虚先輩の紅茶って」

 

「あぁ!あれを飲んだら市販のじゃ満足できなくなるぜ。てか虚には先輩つけて俺には無しか!!」

 

正直ダリルには敬語いらないと思う。ティナもそういう雰囲気を感じ取ってのタメ口だろう。まぁ英語は日本語ほど上下関係的な概念は多くないからな。元々ってのもあるかもしれないけれども。

たっちゃんもまた、ダリルの言葉に同意する。

 

「ホントよティナちゃん。虚ちゃんの紅茶は世界一なんだから!!」

 

「フフ、そこまで言われると照れますね」

 

虚はそう言いつつも用意する手は止めない。プロなのか?と思うくらい滑らかな動きだ。いつも淹れているのだろうか。

 

淹れ終わりトレーに乗せて運ばれてきた紅茶を皆んなで一緒に飲む。

スッと少しだけ含んだ紅茶が、口の中で爽やかな香を放ちながら舌の上を滑る。少し遅れて極上の味わいが脳まで伝わる。

 

「これは美味いなぁ…紅茶はあまり飲まなかったんだが、これなら毎日でも飲めるな」

 

「ホント…美味しい…」

 

初体験の俺とティナは思わずホッと息を吐き、虚の紅茶に惚れ惚れする。

 

 

 

その後もなんだかんだ話をしながら、紅茶を飲み、お菓子パーティを楽しんだ。

そろそろお開きになる、その時だ。

 

「ん?これギターか」

 

グリのベッドの下からギターケースが少し飛び出ていたので、取り出す。それを見てグリがバツの悪そうな顔になる。

 

「あー…私出来なくて放置してたっけ…」

 

「やめて良かったわよ。貴女下手だったし」

 

辛辣ですね、ベルさん。でもそう言うだけあってかなり酷かったんだろう。

 

「開けても良いか?」

 

「どうぞー」

 

パカっとケースを開けば、新品並みに綺麗な状態でアコースティックギターとピックが入っていた。俺はそれを取り出す。

 

「弾けるのか?」

 

「あぁ。一応趣味なんだ」

 

そう、俺は軽くギターを嗜んでいる。前世で地球降下作戦時、楽しみとして仲間達の前で演奏したっけな。戦地では娯楽が少ないため、ギターが唯一の楽しみであった。

 

「じゃあ、トリは裕太君に決めて貰おうかしら」

 

たっちゃんが俺を煽る。それに乗って皆んな俺と反対のベッドに座り静かになる。そこまで期待されると照れるな。ベルと虚の気持ちが理解できる。

 

「それでは。ヒルクライムで春夏秋冬」

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

ーーーー

 

 

 

 

裕太達の女子会や織斑一夏のクラス代表就任パーティが開催されている頃…

ツインテールの小柄な少女が1人、IS学園の正門で仁王立ちしていた。

 

「ここがIS学園ね…待ってなさい一夏!!」

 

 

IS学園に、嵐を巻き起こす女子がやってきた。

 

 




一夏鈍いなぁwそして段々クラス外では学園に溶け込む主人公。

春夏秋冬は私の思い出の曲です。ヒルクライムの曲で、小さい頃父が良く車で流していました。良かったら聞いてみて下さい。

ガンダムの機体で皆さんが好きなのは何ですか?
私は
ジオン系…サザビー
連邦系…ユニコーンガンダム
アナザー系…ストライクフリーダム
有名どころばかりw

作品としては逆襲のシャアが1番好きです。やっぱり最終決戦感あるので。

でもたまに寒ジムとかドム系統の機体とかのブームも来たり…
色々です。

あとISでは実はゴールデン・ドーンが良いなぁなんて思ったり思わなかったり。持ち主のスコールさんも綺麗で初めて見た時良いなぁと思いました。スコールさんが降りた直後のゴールデン・ドーン、良い匂いしs(ry)

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