私(ここどこ?幼い私の心の中?)
幼い私(あなたはだれですか?)
私(大丈夫あなたは私が守ります)
以上
『やあ、僕はロマニ・アーキマン。今日から君の担当医にあたる者さ』
ドクター・ロマン……。生きている本物のドクター。一人どうにもならない世界の破滅からどうにかしようと、もがき足掻いていた優しい人。あの戦いの最中自らをもって後に託した人。納得はしていなくても、心のどこかで割り切れたそう思っていたのに、私は無意識に幼い私から強制的に身体の制御を奪い去り、ドクターロマンへと抱きついていた。
それを、ドクターは一瞬驚いた様子を見せるも優しく私の頭を撫でてくださいました。少しの間私は生きているドクターに抱きついていましたが、直ぐに幼い私の存在を思い出し制御権を手放しました。
『聞いていた報告だと、大人しい子だと聞いていたけど出会い頭に抱きつかれるとは……あはは。少し驚いたよ』
『……、今のはシールダーさんです。ドクター』
『シールダー……君の中にいるという英霊。シールダーのサーヴァントだね。報告書はみたけど……まさかこんな事を行っているなんて……。それはさておき先程の行動是非とも君の中にいるシールダーさんから聞きたいな。君の主治医になるものとして、君に悪い存在なのかそれとも良い存在なのか。それを見極めるのが僕の仕事というわけさ』
ドクターロマンはそう言うと幼い私をベットに腰掛けさせ、自身は備え付けの椅子に座りました。先程は思わず行動してしまいましたが、軽率な行動はいけません。慎重に慎重に。この身体は幼い私の身体、無理無茶をさせていいものではありません。
『さて、マシュ・キリエライトさん今からいくつかの質問に答えていただきます。まあ、質問といっても軽く考えて貰ってはじめましてだから、まずはお互いを知っていこう』
『はい。ドクター』
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『じゃあ、最後になにか聞きたいことはあるかな?』
『……。いえ、特にありません』
『何かあればいつでも聞いてくれて構わないからね』
幼い私は、私への質問がしたいのかドクターロマンが去っていくのを確認するとベットに横になり何やら考え事をし始めました。
(……)
(……すか)
(聞こえていますか?)
「はい。聞こえていますよ」
(あの、さっきのは……ドクターとお知り合いかなにかなのでしょうか?)
「……。いえ、あの方ととても似た方を知っていただけです」
「申し訳ありませんが少し私は考え事をするので呼び掛けには答えられないかもしれません」
そう、今の私には使命がある。やるべきことがあるそれでも……。今は何も考えたくない。
先輩。私は早くも心が折れてしまいそうです……。
過去への時間移動それは、本来矛盾をおおく含むものであり、得てしてそのような物語の主人公とは過去の人間へと重い執着を持つものである。