テニアになって好き放題暴れる   作:ルサー

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SP04話「先回り」

ルリ『『袖付き』?そんなの聞いたことないです』

 

いつもと変わらず淡々とした様子で答える。

『袖付き』とはガンダムUCに登場する勢力だ。ネオ・ジオン残党だから常に敵であるはずなのだが…。もしかして『UC計画』だけの参戦か?

 

「えっ、いないの?じゃあ…火星の後継者は?」

 

こちらは劇場版ナデシコの敵だ。もちろんルリルリとも関係があるのだが…。

 

ルリ『もうぶっ飛ばしました。丁度終わったところにあなた達から要請がきたので文字通り飛んで来ました』

 

俺達がプラントとの和平を進めている間にどうにかしていたらしい。ということはアキトやユリカも無事なのだろうか。

ちなみに今気づいたが、ナデシコはCになっていた。

 

「マジかよ…」

 

ルリ『マジです』

 

ということは、残る敵はゴライクンルとダークブレイン残党だろう。こちらにはクロスゲートがないから、変な連中がクロスゲートを盗ろうとしたりラマリスを使ってダークブレイン復活みたいな事はないだろう。

これからクロスゲートとルイーナが出てきたらそうなるかもしれないが、今のところは平気だ。

 

「残るのはゴライクンルとマッドネットだね、厄介なのが残っちゃったよ…」

 

ゴライクンルはゾヴォークに圧をかけてもらうからいいとして、ダークブレイン残党は本当に厄介だろう。こちらにダークブレインの代わりになりそうなものがない以上、悪趣味な城を完璧に修理して地球に喧嘩を売るって感じになるのだろうか。

もしかしたら本当にマッドネットそのものが動いている可能性もあるが。

 

ルリ『私達の方でなんとかしちゃうので、テニアさんはフューリーの面倒をよろしくです』

 

本当になんとかしそうだから怖い。今はエターナルも合流して…そういえばあの集まりって通称的なのないのか?ナデシコC隊とラー・カイラム隊だと長くない?

まあ今はただの関係者だからあまり首は突っ込まないでおく。

 

「了解しちゃったりするのでございますですの」

 

ルリ『バカ…』

 

(ガウ=ラ 食堂)

 

トーヤ「どんな話をしてたんだ?」

 

「んー、今後の事?」

 

カルヴィナ「やっぱりナデシコに付いていくの?」

 

「向こうから断られたよ。ここにいろってさ」

 

カルヴィナ「そう、なら良かったわ」

 

メルア「テニアさんがいないと寂しくなっちゃいますものね」

 

カティア「テニアが行くならメルアも行くって言う程だものね?」

 

トーヤ「そうか、テニアのベルゼルートも配備されたし本当に行っちゃうのかと思ったぞ…」

 

もう配備されたのか。ベルゼルート本体は無理な着地をして破損したくらいだとはいえ早い気もするが…

これもプラントの人達のお陰か。

 

「皆、心配しすぎだって。今のところは大丈夫だよ」

 

ルリルリにフューリーの事を頼まれたが、俺達だけでなくプラントの人達も協力してくれてるから実質休憩期間という事だろうか。

さっきの準騎士さんみたいな良い人もいるから、そこまで苦でもない。

 

「あ…眠くなってきた…」

 

スパルタで特訓を受けたり難しい話をしたから疲れたのだろうか。

 

メルア「テニアちゃん、こんなところで寝ちゃダメよ」

 

そんなこと言われても眠いものは仕方ない。そのまま寝れる体勢になる。

 

カティア「トーヤ、運ぶのを手伝ってくれるかしら?」

 

トーヤ「ああ、わかった」

 

そのまま椅子から引き剥がされ、トーヤに抱っこされる。よりによってなんでその体勢なんだ。

 

「変なとこ触らないで…顔近い…揉むなあ…!」

 

メルア「トーヤさん…」

 

カティア「トーヤ…」

 

トーヤ「いやまて、誤解だって!てか文句あるなら自分で歩けばいいじゃないか!!」

 

ごもっともな意見だが、異様に眠くて抗えない。瞼は重くて開かないし…意識も遠くなって…

 

「くー…くー…」

 

トーヤ「いま寝るのか…!?二人とも押さえてくれ、このままじゃ落ちる!」

 

メルア「ええっ!?」

 

カティア「い、一度降ろして体勢を整えましょう」

 

カルヴィナ「なにやってるのよあんた達は…」

 

一連の流れを見ていたカルヴィナはただ呆れるだけだった。

 

あの後なんだかんだあってテニアは自室に運ばれた。トーヤのセクハラ疑惑はテニアだし許すということで多目に見られた。

 

トーヤ「だから揉んでないって!!」

 

(ガウ=ラ 格納庫)

 

カルヴィナ「これがテニアのベルゼルートか…」

 

カティア「ベルゼルートの武器もあるみたいね」

 

メルア「私達はシミュレーターで戦ったから知ってるけど…」

 

トーヤ「分離してバスターアーマーと挟み撃ち…まるでストライクフリーダムのドラグーンみたいだ」

 

カルヴィナ「改修したのはプラントだし、それの技術も使われているでしょうね」

 

トーヤ「テニア1人で動かせるのか…?」

 

カルヴィナ「1人じゃ無理でしょうね」

 

メルア「ああ、なるほど…」

 

もちろんテニア1人で動かせるような代物ではない。ベルゼルート本体とバスターアーマーを同時に操作するなど2人がかりでも相当息が合わないと出来ないだろう。

だがこれはテニア専用機として調整されているし、メルアはシミュレーターで戦ったこともある。

 

カティア(1人じゃ無理…つまりテニアが2人で?)

 

トーヤ「…??」

 

そんな話で盛り上がっているとある者が近寄ってくる。

 

アル=ヴァン「テニアは…寝ているのか?」

 

カルヴィナ「ええ。さっきシミュレーターでベルゼルートを動かしていたから、仕方ないんじゃないかしら」

 

アル=ヴァン「そういうことか。どの部隊に編入するか決めたかったのだが…」

 

トーヤ(そういうこと…?どういうことなんだ…)

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