テニアになって好き放題暴れる   作:ルサー

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SP05話「2人のテニア」

「テスト飛行?まあそのくらいならいいけど…」

 

朝ご飯を食べていたところ、アル=ヴァンに見つかった。

流石に昨日のシミュレーターのデータだけじゃ足りないみたいだ。

 

アル=ヴァン「データ収集のためにもう1人に乗ってもらうことになるが…」

 

「…うるさい人は嫌だよ?」

 

アル=ヴァン「ああ、そちらで選んでくれて構わない。それにしても…」

 

俺の目の前に並んでいる料理の量を見てちょっと引いているようだ。

 

アル=ヴァン「朝飯でそれなのか?」

 

「うん、今日はちょっと少ない方だけど」

 

アル=ヴァン「そうか…」

 

呆れられたのか黙ってしまう。うるさいな、こんな体のせいでこのくらい食べないと満足しないんだよ。

 

「私が選んで良いんだったらねぇ…」

 

アル=ヴァン「先にいっておくがシャナ=ミア様は多忙でテスト飛行に同行は出来んぞ」

 

先に言われた…まあわかってはいたけど。

じゃあどうしよう?メルアかカティア?それともトーヤ?

テストするのはベルゼルートだから普段から乗っているメルアが妥当か?

 

まて、シャナ=ミアより気になってる子がいるじゃないか

 

「テニア?」

 

アル=ヴァン「…こちらで選ぶぞ」

 

「嫌みっぽくない人でお願いー」

 

呆れられてしまった。

ちなみにアル=ヴァンは俺のベルゼルートの開発に関わっている関係でテニアの事はそれなりに知っている。

まあ実を言うと誰でも良いのだが。あまりにもうるさい人にはお帰り願うけど。

 

(ガウ=ラ 格納庫 ベルゼルート・ブリガンディ、コックピット)

 

結局、あの後に来たトーヤが捕まりベルゼルートのテスト飛行に付き合ってもらうことになった。

サブシートに座って俺の様子を見るだけの簡単なお仕事だ。

 

トーヤ「本当に座っているだけでいいんですか?」

 

アル=ヴァン『ああ、私語も許可する。ただし会話内容は資料として保存するからな、あまりイチャつくなよ』

 

トーヤ「いやいやいや!しませんって!」

 

多分カルヴィナ辺りからあのやり取りの事が伝わっているんだろうな。俺は記憶は飛んでいてうっすらとしか覚えていないのだが。

 

テニア『トーヤなら…いいよ?』

 

体は俺なんだから勘弁してほしい。というかこのトーヤはテニアと接点ないはずだろう。

 

トーヤ「えっ…!?」

 

「はいはい、イチャつくの禁止!」

 

テニア『お姉ちゃんのケチ…』

 

「いいからサブモニターも起動させて」

 

トーヤ「ど、どうなってるんだ…!?」

 

テニア『了解!』

 

困惑しているトーヤを無視してサブモニターも起動し終えたようだ。そのままガウ=ラから発進する。

 

トーヤが座っているサブパイロット用の部分はシートはあるがサブモニターを操作するためのものがない。

シートも無くて問題ないのだが、せっかくだからと残したみたいだ。

 

トーヤ「…すごいな、ベルゼルートを1人で動かすなんて」

 

テニア『へっへー、すごいでしょ?』

 

1人じゃないんだけど…まあいいか。

 

トーヤ「さっきから気になってたんだけど、君は?」

 

テニア『テニアだよ、よろしくぅ!』

 

トーヤ「よ、よろしく…」

 

ちょっと引いてるぞおい。こっちから説明した方が早いか。

 

「テニアは死んだってのはトーヤも聞いてたでしょ?実はね、生きてたの。

それをサイトロン・コントロールで意識を取り出して…的なアレなの、うん」

 

原理はよくわからないが大体こんな感じだ。

 

トーヤ「そうだったのか…それで…」

 

テニア『…敵だよ!反応、マッドネット!』

 

「迎撃する!」

 

~(ベルゼルート・ブリガンディ2号機 アーマー・ビット)

トーヤ「来たぞ、テニア!」

 

「任せて!」

 

テニア『アーマー・ビットをパージ!皆、いけぇぇ!』

 

「ラグナ・ライホォ!」

 

 

 

SP05話「2人のテニア」

 

勝利条件

 

敵の全滅

 

敗北条件

 

テニアの撃墜

 

SRポイント獲得条件

 

無し。

 

 

 

テニア『押しが弱かったね。偵察部隊?』

 

トーヤ「どうだろう…向こうも気になるし帰った方がいいんじゃないか?」

 

「こんなところにいるの、何か引っ掛かるんだよねぇ…」

 

ガウ=ラを狙うならもっと近いところに潜んでいるはずだ。ここはどちらかと言うと月の軌道の方が近い。

 

テニア『よくわからないけど、敵なら倒しちゃえばいいんじゃない?』

 

いくらなんでも脳筋過ぎる。嫌いじゃないが。

 

「じゃあテスト飛行は続行で!ついでに戦闘データも取れるし怒られないでしょ、多分」

 

トーヤ「多分って…」

 

「大丈夫大丈夫、ベルゼルートはMAPWが強いからー」

 

~(ベルゼルート・ブリガンディ2号機 オルゴン・バスターキャノンFM)

「照準は捉えた!」

 

テニア『バスターアーマー、パージするよ!』

 

「ダブルBフォーム!」

 

テニア『ガイドレーザー、ドッキング!』

 

「ホーミング・ミサイル!」

 

「ツイン・スプレッド・キャノン!」

 

テニア『もう1発!』

 

「よし!今だ!!」

 

テニア『ラグナ・ライフル・セット!』

 

「『天下無敵の一撃必殺砲ォォ!!』」

 

トーヤ(一撃…?)

 

(ガウ=ラ 格納庫)

 

「疲れたー、ご飯ご飯ー」

 

トーヤ「結局何だったんだ、あいつら…」

 

やはりゴライクンルと同じでガウ=ラ狙いだろうか?それにしてはちょっと引っ掛かる部分もあったが。

 

アル=ヴァン「わからん。だが、ガウ=ラを狙っている可能性はある」

 

向こうの本拠地はGコンパチカイザーでもかなり接近しないと割り出せないはずだ。こちらから乗り込むのは現実的ではないだろう。

とはいえずっと後手に回るのも面白くない。

 

アル=ヴァン「あとテニアは明日フリーだ。模擬戦をやる予定だったが、戦闘データも取れたからな」

 

お、まさかの収穫だ。シャナ=ミアの護衛をしているのも悪くない。

というか最近はこっちの仕事ばっかりで護衛してないから怒ってないといいが。

 

(ガウ=ラ 食堂)

 

「ふー…お腹いっぱい…」

 

シャナ=ミア「あ、相変わらずですね…」

 

カティア「ちゃんと運動もしないとダメよ?」

 

俺の目の前に積み上げられている皿の山を、周りの人達が呆れたように見上げる。

 

「し、してるもん!」

 

カティア「ならいいけど…」

 

カルヴィナ「逆によく太らないわね、それで…」

 

これでも割と…おっと。胃袋がブラックホールな割には太らない。こういう体質なのだろうか。

 

「ちゃんと運動しているからね!」

 

これでもそれなりに気を使っている。じゃないとガイストナックルされそうだ。

お陰で最近はガウ=ラで迷わずに済んでいる。

 

シャナ=ミア「元気そうでよかったです、テニア」

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