テニアになって好き放題暴れる   作:ルサー

2 / 21
1話「逃走者」

アル=ヴァンが駆けるラフトクランズ・アウルンでベルゼルートが収用されているラー・カイラムへと向かう。

宇宙に砂時計状の建物が浮かんでいるのが見えた。それ以外にもいくつかコロニーが浮かんでいる。

ガンダム組はある程度いるみたいだ。

 

シャナ=ミア「テニア、顔色が…」

 

「大丈夫…そんなことより、2人はどうするの?」

 

アル=ヴァン「向こうの出方次第だが……シャナ=ミア様、ファウネアにロックされました」

 

シャナ=ミア「反撃はしてはなりませんよ」

 

アル=ヴァン「了解しました」

 

いくらアウルンとはいえ3人乗り…アル=ヴァンもこちらに気を使っているはずだから、満足に逃げることも叶わないだろう。

シャナ=ミアには察されたが正直Gがかなりキツい

 

「ラー・カイラムに通信を入れられる?」

 

シャナ=ミア「何か考えがあるのですね」

 

やることは単純だ。ベルゼルートを呼び出してアウルンを保護させるだけ。…と言いたいところだが、向こうも戦闘中のようだ。

 

アル=ヴァン「やむを得んか…いいだろう」

 

「えっと…どのボタン?」

 

シャナ=ミア「…もう入ってますよ」

 

「えっ…わ、私、テニア!フェステニア・ミューズ!アシュアリー・クロイツェルの生き残りなの!助けて!」

 

メルア『テニアちゃん?本当にテニアちゃんなのね!?』

 

カルヴィナ『なんであんたが灰色のソーンに…』

 

アル=ヴァン「…私が連れ出したからだ、カリン」

 

あっ馬鹿。今状況をややこしくしてどうするんだ。

 

今の俺は上着を着ているとはいえほぼ全裸、その状態で並以上のGを受けている。出来れば早く回収して貰いたいのだが…

 

カルヴィナ『どういうこと…?アリーがアシュアリーを壊滅させて、なんでその子を連れているの!?』

 

アル=ヴァン「詳しく説明している時間はないのだ、カリン。

それに時間をかけすぎるとテニアの命は保証できん」

 

カルヴィナ『くっ…後で詳しく説明して貰うわよ!』

 

ブライト『各機、引き続きゾヴォーク機を撃破しつつ灰色のソーンを援護しろ!』

 

アムロ『了解した』

 

シン『了解!相手がバイオロイドだからって油断するなよ、ルナマリア!』

 

ルナマリア『わかってるわ!』

 

キラ(あの緑の新型、バイオロイドにしては動きにムラがある…?)

 

アスラン『行くぞ、キラ!』

 

キラ『うん!』

 

バナージ「相手はバイオロイドか…なら!」

 

フー=ルー(ラー・カイラム隊…その実力を見せてもらいましょうか)

νガンダムとユニコーン、デスティニー組までいるなんて…面白くなってきたな!

 

 

 

1話「逃走者」

勝利条件

 

敵の全滅

ラフトクランズ・ファウネアのHPを80%以下にする

 

敗北条件

 

アル=ヴァンの撃墜

味方戦艦の撃墜

 

SPポイント獲得条件

 

4ターン以内に勝利条件を満たす

 

 

 

アル=ヴァン「撤退したようだな」

 

カルヴィナ『アリー!武器を捨てて投降しろ!』

 

「はぁ……はぁ……」

もう意識が飛びそうだが、伝えなくてはならない。ここまで来て盗られましたというのは勘弁だ。

 

シャナ=ミア「テニア…」

 

アル=ヴァン「テニアが限界だ、すぐにそちらに引き渡したい」

 

ブライト『了解した』

 

「グラ…ン……ティー…ド……と…」

 

シン「グランティード?」

 

「トー…ヤ…シ、ウ……」

 

シャナ=ミア「テニアっ!大丈夫ですか!?」

 

(ラー・カイラム格納庫)

 

カルヴィナ『ハッチを開けて頂戴。言っておくけどコーディネーターが居るから抵抗しても無駄よ』

 

アル=ヴァン「了解した。開けるぞ」

 

シャナ=ミア「………」

 

メルア「テニアちゃんっ!」

 

カルヴィナ「ちょ、バカっ!」

 

ハッチが開けられると、メルアがコックピット内に侵入する。

 

シャナ=ミア「外傷はありませんが、念のため調べてください…」

 

シャナ=ミアがメルアにテニアを確認させるが…

 

メルア「は、はい………っ!?!?!?」

 

キラ「えっ?」

 

シン「どうし……た!?」

 

コックピットの入口で待ち構えていたコーディネイター2人もテニアの様子を見てしまう。

何度も言うがテニアはほぼ全裸で、腕と足に手錠と歪んだ鎖がついたままだ。

 

カルヴィナ「…その辺に布でも落ちてないかしら」

 

メルア「そんな都合よく…あ、ありました!」

 

カルヴィナがテニアを受け取り、メルアが体を覆うように布をかける。

そしてアル=ヴァンを睨み付ける。

 

カルヴィナ「アリー…」

 

メルア「……」

 

アル=ヴァン「ま、待て!誤解だ!服を用意する時間などなかったのだ!!」

 

シャナ=ミア「少しでも遅れていたら、自害していた所でした。私からも保証します」

 

メルア「ええっ!?」

 

カルヴィナ「自害って……もういいわ、テニアに直接聞くから」

 

そう冷たく言い放つとテニアを抱えながら医務室へと消えてしまい、それをメルアが追いかける。

残されたアル=ヴァン達は事情聴取という形でミーティングルームに連行される。

 

(ラー・カイラム ミーティングルーム)

 

アル=ヴァン「シャナ=ミア様、ここは私が」

 

シャナ=ミア「いえ、フューリーの長として私から説明します」

 

ブライト「フューリーだと?」

 

シャナ=ミア「はい…私達フューリーは元々遠くの星に住んでいて…」

 

(中略)

 

シャナ=ミア「そして私は…先程話した『同化計画』で生み出された子、テニアが人体実験に使われていることを知り、彼女の人質としてここに赴きました…」

 

カルヴィナ「人体実験、ね…テニアが拐われたのは2日ほど前なのだけど、その間ずっと体を弄くり回されたのかしら?」

 

シャナ=ミア「すみません…詳しいことは何も…」

 

アル=ヴァン「…本来のテニアが知り得ない知識を有してる事から、記憶を改ざんされた可能性もある」

 

メルア「そんなの…許せない…!」

 

カルヴィナ「メルア…テニアが意識を取り戻したそうよ」

 

メルア「わ、私、テニアちゃんの様子を見てきますね!」

 

シャナ=ミア「何か他に聞きたいことがある方はいらっしゃいますか?」

 

シン「あの…グランティード?ってなんなんです?」

 

シャナ=ミア「フューリーが所有する玉座機です。普段は厳重に保管されているのですが、先程エ=セルダ・シューンによって持ち去られました」

 

シン「なぜそれをテニアが知っていたんです?」

 

シャナ=ミア「不明です。あれはガウ=ラ・フューリアを起動させる『鍵』なのでフューリーはなんとしてでも取り戻したいはずです…

グランティードを起動させる事が出来るのは私とエ=セルダ・シューンだけなので、私も狙われるかと…」

 

アスラン「本来は知らないはずの知識か…」

 

シャナ=ミア「はい…」

 

バナージ「鍵…」

 

アムロ(フューリーとも戦うことになるのか?)




追記、修正を行いました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。