テニアになって好き放題暴れる   作:ルサー

4 / 21
3話「テニアの目算」

監視兵の話だと私達、フューリー側の人間をナデシコBに移動させるらしい。その後ラー・カイラムはまた宇宙に上がって任務を再開するとのことだ。

 

『ムーン・デュエラーズ』だと母艦にゾヴォークから提供された空間転移装置を取り付けていたが、こちらではどうなるのだろうか。少なくともナデシコBはボソンジャンプがあるから要らないと思うが、ラー・カイラムは必要だろう。

シャナ=ミアからフューリーの事を聞いたけど、基本は『ムーン・デュエラーズ』基準だがクロスゲート関連の設定が抜け落ちていた。

代わりにグランティードがガウ=ラ・フューリア起動の鍵になっているようだ。

 

そしてカルヴィナやガンダムのパイロットからは現在の情勢について教えて貰った。

シャアが逆襲を起こしアクシズを落とそうとした事、これはほぼ原作通りでシャアは行方不明になっているらしい。次にダークブレインとの決戦、こちらも俺が知っている結果と変わらなかった。さらにザフトとの決戦で最終的にシンとルナマリアがオーブ軍に付いてデュランダル議長が討たれた為ザフトが投降、ラクス・クラインが議長になったことで地球と和解したがザフト過激派の残党が残っていること。最後にゾヴォークとの決戦、これもほぼ『ムーン・デュエラーズ』の冒頭と同じだ。

ナデシコとガンダムUC関連の事はまだ起きていないみたいだ。いや、これから起きるのか?

 

そんなことを考えているといつの間にかに眠ってしまったようで、気がついたら地上にいた。

外の映像を出してみるとアムロ達が地上でゾヴォークと戦っていた。警報すら無視して寝ていたようで少し情けなくなってくる。

 

…待て、これは足止めだ。ナデシコ隊と合流される前にグランティードを強奪しないと向こう的にはマズイだろう。そして向こうにはラースエイレムがあり、グランティードのは破損している。そして、こちらのラースエイレムはラー・カイラムにある。

ラースエイレムで時間を止められたらナデシコ隊とコウタが居ても阻止できないだろう。

…ヤバい。皇女がいないから騎士だとしても適当な理由でラースエイレムを使える。

俺がシャナ=ミアを連れ出したせいだ。

 

すぐにアル=ヴァンの部屋へと駆け込む。

 

「ねえ!私をラフトクランズでナデシコまで連れてって!!」

 

アル=ヴァンはぽかーんとしていた。そりゃそうだろう。

 

「フューリーはラースエイレムを使えるの!そしてこの艦はゾヴォークの機体に足止めされてる!どういうことかわかるでしょ!?」

 

アル=ヴァン「いやしかし…私にはシャナ=ミア様をお守りするという使命が…」

 

流石にわかっているようだ。いやもしかしたら何もわかっていないのかもしれないが。

向こうはグランティードの他にシャナ=ミアも居なければ鍵として使えない。

しかし、テニアを人体実験に使った連中だ。トーヤやカティアに何をされるのかわかったものじゃない。

騒ぎを聞き付けたのかシャナ=ミアや監視兵が集まってくる

 

監視兵「どうした!?」

 

「もういい!馬鹿!意気地無し!」

 

シャナ=ミア「ど、どこにいくのです…!?」

 

アル=ヴァンが使えないのなら仕方ない。自分がサブパイロットを勤めて誰かにラフトクランズを動かさせる手もあるが、そんなことをしている時間も惜しい。

 

「アウルン、使わせてもらうよ!」

 

アル=ヴァン「なっ!?ま、待て!」

 

勢いよく駆け抜け、監視兵たちを突破する。問題はこれからなのだが。

 

そう、ラフトクランズ・アウルンはアル=ヴァン用に調整されていて、他の者には使えない…らしい。

アル=ヴァンにしか動かせないのではなく、ピーキーな性能でアル=ヴァン以外だとマトモに動かせないだけならこちらが慣れるか設定を書き換えればいいだけだ。

 

(戦闘区域)

 

ゾヴォークの機動兵器が海から浮上する。殆どがガロイカ(ゾヴォークの無人偵察機)で構成されていた。

 

シン『なんだ?アーチンばっかりじゃないか』

 

アムロ『敵の目的がわからない以上、油断をするなよ』

 

シン『わかってますよ!』

 

バナージ『またゾヴォークか…』

 

ブライト『なに?こちらから許可は出していない、こちらに回せ』

 

「ハッチ開けて!それとナデシコの座標も出して!」

 

カルヴィナ『何をしているのテニア!戻りなさい!』

 

メルア『テニアちゃん!?』

 

「うるさい!ラフトクランズじゃないとグランティードを守れないの!!」

 

普通はカルヴィナのような反応になるだろう。何故ならテニアは機動兵器なんて動かせないし、俺も動かせるわけがないからだ。

ただこの機体はサイトロン・システムを搭載している。動かし方は教えてくれるから後は慣れるだけ。

 

「起動終了!早くしないとこっちからハッチを開けるよ!」

 

ブライト『やむを得ん…出撃させろ」

 

「ナデシコは!?」

 

流石に少しキツい。アル=ヴァンには悪いが一部の設定を書き換える。

 

ブライト『そちらに座標を送る』

 

キラ『ブライトさん…!?』

 

アムロ『向こうもゾヴォークに襲われていると情報が入っている。彼女を単独で向かわせたほうが効率的だろう』

 

アスラン『もしスパイだったらどうする気だ?』

 

うるせぇ最低でも1回は裏切ってるだろお前に言えることか。

 

「殺したきゃ殺せばいい!フューリーを滅ぼした後でね!!」

 

ここまで言い切ってしまったからなのか、メルアも含めて誰も反応しない。異論は無しと受け取る。

 

「座標は…来た、目的地はあそこね!」

 

書き換えが終わり違和感なく動かせるようになった。

目的地はゾヴォーク機が固まっている位置から少し離れた方角だ。もちろん増援の心配もしなくてはいけないだろう。

こういうマップって敵増援が来るのがお約束だし。

 

アムロ『各機、ラフトクランズ・アウルンを援護しつつゾヴォーク機を撃破しろ!』

 

メルア『カルヴィナさん、私達も!』

 

カルヴィナ『…こちらベルゼルート、ラフトクランズ・アウルンを護衛しつつナデシコBに合流する!』

 

元々私達とベルゼルートをナデシコに送る為に地上に降りたはずだ。先行しても問題ないと判断したのかそれとも…

 

ブライト『いいだろう。各機、ラフトクランズ・アウルンとベルゼルートを援護しろ!』

 

「カルヴィナ!」

 

『テニア!アリーの機体を奪ったのだから、それなりの成果を出して見せなさい!!』

 

あ、やっぱ怒ってる?

 

 

 

3話「テニアの目算」

勝利条件

 

敵の全滅

ラフトクランズ・アウルンとベルゼルートが指定の位置に到達する

 

敗北条件

 

テニア、もしくはカルヴィナの撃墜

味方戦艦の撃墜

6ターン目を迎える

 

SPポイント獲得条件

 

テニアが3機撃墜する

 

 

 

「待ってて、トーヤ!」

 

カルヴィナ『素人にしては良く動くわね…』

 

メルア『テニアちゃんが!』

 

カルヴィナ『私達も行くわよ!それより索敵を続けて!』

 

ブライト『行ったようだな…引き続きゾヴォーク機を撃破しろ!』

 

バナージ「了解!」

 

アル=ヴァン(ラフトクランズ・アウルンまで動かせるとは…同化計画への認識を改めねばならないか)

 

 

 

ブライト「片付いたか…ナデシコBに通信を入れろ、索敵も怠るな!」




追記、修正を行いました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。