(ナデシコB 艦長室)
ルリ「テニアさんをナデシコのオペレーターに?」
報告によると彼女がラフトクランズを動かせたのはラーニングによる学習システムによるものらしい。オペレーターの経験などあるわけがないだろう。
ルリ「私は構いませんが…」
おそらく目当ては彼女の知識だろう。実質的な司令官といったところか。
ルリ「はい、了解しました」
(ナデシコB 自室)
カルヴィナの話だとシャナ=ミア達の疑惑が一応晴れたようだ。厳重警戒ということになっているがアル=ヴァンの戦闘も許可されているらしい。
「そっか、もうアル=ヴァン戦えるんだ…」
カルヴィナ「ええ」
そうなったら俺はベンチ行きだろう。戦うのも割と楽しかったのだが仕方ない。
カルヴィナ「それで、新しいラフトクランズが製造されているそうよ」
「えっ、何で?誰のために?どういうこと?」
カルヴィナ「落ち着きなさい。プラントでテニア専用のラフトクランズが製造されているのよ」
えっ、マジか。確かにデスティニー終了後のプラントならやれそうだが…
囮にされたと思ったら今度は専用機か。軍の連中も忙しいな。
「でも、私ただの民間人だよ?専用機なんて作っていいの?」
カルヴィナ「さあ?詫びのつもりなのかしらね」
そんなものなのか…?まぁ確かに交戦記録からスパイの疑いは晴れたが。
ついでにテニアの事もバレたけど、機密事項になっている。
カルヴィナ「しばらくしたら宇宙に上がるそうよ。それまでは各地を飛び回ってお掃除ね」
「そっか、頑張ってね」
カルヴィナ「ええ。あんたはそれまでオペレーターとして頑張りなさい」
なんでそうなるんだ…!?持っている情報が多いからなんだろうが…
当然拒否権は無いだろう。
急いでラフトクランズ・アウルンの元へ向かい、設定を戻そうとしたが既にアル=ヴァンが戻していたようだ。
Uターンして今度はブリッジに向かう。
(ナデシコB ブリッジ)
ルリ「遅刻ですよ、テニアさん」
「…ナデシコってオペレーターいるの?」
ルリ「正直言っていりません」
正直に言いすぎだろ。確かに俺みたいなド素人がいても足を引っ張るだけだろうけどさあ。
オペレーターなのはよくわからないが、ナデシコはルリルリだけでも運用できるから最悪座っているだけでも大丈夫だろう。戦術アドバイザーでもやれというのか?
「…帰るよ?」
ハリ「えぇっ!?」
ルリ「怒られるのは私なのでやめてください。
艦長のホシノ・ルリです。そちらにいるのはマキビ・ハリ…ハーリー君って呼んであげてください」
「よろしくね、ハーリー君」
ハリ「はい、よろしくお願いします」
サブロウタ『まさかあんな子供を雇うとはね…』
言いたいことはわかるけどここにいるの大半が子供だろうが。
「…あれ?何か近づいてくるよ?」
ルリ「映像、出してください」
いつものゾヴォーク機…の他にもウィンダムやザクなど色々な陣営の機体が混ざっている。
ハリ「え…なんですかあの混合軍は…」
「第一戦闘配備!…あ、いや…スクランブル発進!」
ルリ「あなたは敵の回し者ですか。スクランブルでお願いします、それと敵機に警告を、ダメだったらミサイルで牽制してください。
ハリ「了解!…テニアさん、敵機に警告を出してください」
…仕事を振られたからそれっぽくこなす。
ラフトクランズを動かせたのはサイトロン・システムあっての事で、それ以外はド素人だ。
サイトロン・システムを搭載した戦艦でもあれば話は変わるのだが…
「了解!…接近中の敵機へ、ええと…所属と………それ以上近づいたら殴る!」
マニュアルはあったが、読んでいる暇なんて無かったから適当に警告する。
リョーコ『なんだぁ?どこの連中だ?』
ハリ「敵機、警告を無視して接近!」
メルア『テニアちゃん、大丈夫?』
「大丈夫!」
ルリ「…真面目にやってください」
ハリ「敵機から生体反応、ありません!」
事前にレクチャーしてもらった装置で解析をした。まあ解析なんかしなくてもどこの連中か察しはつくが。
コウタ『皆聞いてくれ!敵はアメーバ野郎に操られてる!狙いはGコンパチカイザーかもしれねぇ!』
ハリ「アメーバ野郎?それがコードネームなのでしょうか…」
各パイロットが「ターゲット、アメーバ野郎!」って言う所を想像してしまうからやめてほしい。
「各機、攻撃開始!敵はマッドネットに操られているの、接近戦は避けて!」
アル=ヴァン『了解した』
ルリ「敵機に生体反応はありません。遠慮なくやっちゃってください」
~(ナデシコB ミサイル)
ルリ「正面の敵を撃破してください」
「ゲキガンミサイルゥ!ファイア!!」
ルリ「スーパーロボットなノリはやめてください…」
~
6話「操り人形」
勝利条件
敵の全滅
敗北条件
味方戦艦の撃墜
コウタの撃墜
SPポイント獲得条件
ナデシコが敵を3機撃破する
「全機撃破、皆おつかれー」
特に何事もなく戦闘は終了する。…前回のが異常だっただけとも言えるが。
カルヴィナ『テニア…もう少し真面目にやりなさい』
ルリ「ああ、構いませんよ。緊張でガチガチになっているよりはマシです」
コウタ『おっしゃあ!飯だ飯!』
(ナデシコB 食堂)
メルア「結局何だったんでしょう、あれ…」
トーヤ「接近するなって言ってましたよね、あれなんだったんです?」
コウタ「ロアによると触れた機体のコントロールを奪っちまうらしい」
リョーコ「マジかよ…」
カティア「最悪、操られるってことね…」
アル=ヴァン「何故Gコンパチカイザーだけを狙ったのだ?」
コウタ「実は前、アメーバ野郎にコンパチカイザーを乗っ取られたことがあるんだ。…ロアはオーバーゲート・エンジンが狙いじゃないかって言ってる」
デブデダビデなのだろうか。ラマリスが居ない以上、こちらでは驚異になるとは思えないが警戒しておいた方がいいだろう。
カティア「もしかして…テニア何か知ってる?」
「うーん…あっちと状況が違うからわからない…」
もしかしたらマッドネットそのものの意思で動いている可能性もある。無闇に喋らない方がいいだろう。それに嘘は言ってないし
カティア「そう…」
「ごちそうさまー!少ししたらナデシコBは西に行くから皆準備しておいてね」
西のザフト過激派残兵を蹴散らしたらナデシコBも宇宙に上がるらしい。ちなみにまだ正式に発表されていない情報だ。
もう皆慣れたのか食べる量には突っ込まれなくなった。
メルア「テニアちゃん、どこにいくの?」
「ちょっと食後の運動ー」
トーヤ「やっぱ気にして…」
カティア「ト、トーヤくん!」
「何か言った!?」
トーヤ「な、なんでもない…」
テニアにそんなこと言うなんて聞き捨てならないぞトーヤ。
フォローに入ったカティアに免じてもう言わないでおくが。
追記、修正を行いました。
エピソードの追加を行いました(1/27)