猫のような目に生きているとは思えない青白い肌、長い舌に長い牙、口ぶりからしても明らかに人間ではなかった。
「お前・・・ヴィランか?」
「ソンナモノハシラン!オレハモットヒトヲクライ!ヨリツヨイオニニナルノダ!!!」←以後かな&漢字
「鬼?ヴィランとは違うのか?まあいい、こんなところで遊んでる暇はない!」
【炎の呼吸 壱ノ型 不知火】
床を踏み込み鬼の脛に一閃打ち込む。
「あ、加減間違えた。」
下手したら脛が粉々になりかねない威力で打ってしまったので一瞬心配するが、打ち込んだ箇所の傷はみるみるうちに言えてしまった。
「な!一瞬で治した!?」
鬼はニタニタ笑いながらこちらにゆっくり近づく。
「ナンダ、ヤイバモナケレバニチリントウデモナイノカ、ソレナラアイテガワルカッタナァ」
(攻撃が単調だから避けるのは簡単だが、素のパワーがすごいな、俺と同じくらいか?)
何度打ち込んでも再生する鬼に楓も手を焼く、そこに窓を破り先生が入ってくる。
「大丈夫か!斑鳩!」
「スナイプ先生!コイツ攻撃が効きません!捕食衝動に駆られているようです!」
「斑鳩が苦戦しているなら相当なんだろうな・・・悪いが本気でとらえさせてもらう!」
スナイプが鬼に雨のように弾丸を浴びせる、が鬼は打たれても表情一つ変えることなくスナイプの首元を掴む。
「が、がはっ」
「先生!」
「アノガキヨリハマズソウダガオマエハトリアエズクウ!」
鬼の牙がスナイプの喉を突き刺そうとしたその時、赫い刃が鬼に斬りかかる。
【ヒノカミ神楽 円舞】
鬼の首はスパッと落ち、ぼろぼろと体全体が崩れ去った。
「!!鬼殺隊か、雄英にまで乗り込んでくるまではいい度胸だな・・・!」
(この人が鬼殺隊・・・)
「あ、ありがとうございました、助かりました。」
「斑鳩!なぜ感謝なんてしている!こいつらはたった今人を殺したんだぞ!?」
「こいつらは鬼です、人ではありませんよ。それに、、、なに!?もう一軒!?すぐ向かう!」
そういって少年はどこかへ飛び去ってしまった。
「待て!ちっ、逃げられたか、くそっ!次はとらえる!」
おいちょっと待てよ、今その人殺しと呼んでいる人に命を助けられたんだぞ?相手が誰だろうとまずお礼を言うのが筋ってもんじゃないのか?
スナイプ先生に連れられ、入口へ向かう。
相澤先生がぼろぼろになっていたり緑谷がまた腕を怪我していたりと割と悲惨なものだった。
A組を集め13号は言う。
「皆さん!とりあえずヴィラン達は去りました。今から校舎に向かいます!怪我人はそのまま保健室へ、今日はとても遅くなり、且つ緊急事態だったので念のため親御さんに迎えに来てもらいます。」
そして雄英本校舎へ・・・
そこで待っていた先生からの言葉は労いの言葉でもなく、心配の言葉でもなく、ヴィランの特徴を聞かれたわけでもない。
「斑鳩君!鬼と呼ばれるヴィランに親御さんが・・・!」