鬼を滅するヒーローアカデミア   作:斑鳩風舞

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8話 鬼、怒らせるべからず

麗日から言われた鬼殺隊という言葉が頭から離れない、どこか懐かしい響きだったな。だが鬼殺隊と言われた瞬間に麗日は謝ってきた。そこが引っ掛かりネットで調べてみると

【ヴィランを斬り殺す殺人集団】とでた。

なんでも人を食らうヴィランが出ると現れ、そいつの頸を切り落として去っていく謎の集団だそうだ。

 

「人を食らうって・・・そういう個性なのか???」

 

 

ある日の通学路、雄英高校が見えると同時に沢山の人がいた。

「なんだ?!」

「なんか凄い沢山人がいるんだけど!」

 

他の雄英生も困惑しているようだった。

 

近くまで行き状況を確認すると、そこに居たのはオールマイトに話を聞こうと押し寄せている沢山のマスコミだった。

 

(あー、オールマイトは人気だからな。No.1ヒーローが雄英高校の先生になるなんて大ニュース、マスコミが見逃すわけないよな。)

 

雄英生達はマスコミの圧に押されながらも、マスコミの間をくぐり抜けていった。

「あ!君、オールマイトの授業受けてますか?どんな感じですか?やはりNo.1ヒーローは他の先生と違いますか?」

「どいてください、遅刻します。」

「じゃあ質問に答えたら通っていいから!」

「雄英の前で道ふさいどいて随分上からですね。」

するとマイクを向けていた1人の男が怒鳴るように言う。

「いいだろ別に減るもんじゃないし!!!」

 

チッ

楓から見えない衝撃波のようなものが放たれた。

その瞬間それまで騒がしかったマスコミ達が一斉に静かになり怯えているようだった。

人によっては気を失っている者もいた。

 

「おはよう緑谷、瀬呂、今のうちにさっさと行こう。」ニコ

「「お、おう(う、うん)。」」

((斑鳩(君)こっわ))

 

 

「おぉ、斑鳩。今日は遅かったじゃねぇか。」

「おう切島、校門前のマスコミが邪魔だったもんでな。」

「あぁ、あれすげぇよな!俺もインタビューされて、答えたんだぜ!新聞に出るかな!って、お前らもそうか?瀬呂達。」

「「う、うん。まあね(怖)」」

 

そして、HRの時間になり、相澤先生が来た。

 

 

「早速だが、」

相澤が口を開くとその場に緊張の匂いが充満した。

「委員長を決めて貰います。」

「「「「学校ぽいのきたぁぁ‼‼」」」

「俺やりたい‼」

「もう、僕の為にあるヤツ☆」

「リーダーやるやる!」

「俺も‼」

「ウチもやりたいっス」

普通なら押し付け合うであろう委員長の仕事。しかし、ここにいるのは皆、ヒーローを目指すものだ。やりたくないわけがない。クラス全員が手を挙げた。

「このままでは収集がつかないな……。」

 

「ここは、投票で決めるのがいいかと思う‼」

その時、天哉が手を挙げて発言した。

「そびえ立ってんじゃねぇか!何故発案した!!!」

「でも天哉、多分みんな自分に投票すると思うぞ?」

「そんな中でも皆の信頼を勝ち取ることが出来る者こそが、委員長に真に相応しいと思う!!」

「は、はぁ……」

「と、言うことで先生!投票で決めてもよろしいでしょうか!」

「なんでもいい。早く決めろ。」

「ありがとうございます!!」

 

先生の許可も貰い、皆は投票していった。

 

結果は、

 

緑谷 4票

八百万 2票

斑鳩 1 票

飯田 1票

その他 1票ずつ

 

俺は、なんとなく飯田に入れた。真面目そうだし。

??俺に1票をいれてくれたのは誰だろう?

 

 

 

 

そんな疑問は晴れぬまま、昼休みに。

 

切島たちに誘われてお昼を食べていると、学校の防犯ブザーが鳴った。

 

『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください。』

 

「な、なんだ!敵か!」

 

避難の途中、生徒達がパニックになっていたせいか皆んなとはぐれてしまった…。

ふと、窓の外を見ると、報道陣が押し寄せていた。???ただの報道陣がヒーロー科最高峰である雄英のセキュリティを突破できるのか??否、そんな事ある訳が無い。何か裏があるハズだ。

 

 

 

 

 

警察が来て、マスコミ達は無事に鎮圧された。

騒動が治まり、だいぶ遅れて午後の授業が始まった。

 

「あの、ちょっといいですか?」

「??どうしたんだ、緑谷。」

「あの、やっぱり委員長は僕より飯田くんが向いていると思います。」

「ま、確かに、いいんじゃね?」

「非常口だしな!」

「非常口??」

「飯田、さっきの騒動ン時に扉の上まで飛んでって非常口になったんだよ。すっげー頼りになったわ。『皆さん!大丈ー夫!』ってさ、安心したぜ。」

「それで、飯田くんが委員長になった方がみんな安心すると思うんです。どうですか?」

「賛成!」

「いいと思う!」

「異議なし!眼鏡だし向いてんだろ。」

「眼鏡は関係ないと思うが!!」

 

 

 

 

そして、委員長 飯田天哉、副委員長 八百万百となった。

 

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