汚い子供を拾ったので虐待する事にした(鬼滅の刃)   作:つヴぁるnet

3 / 8
第3話

こんにちは諸君。

 

今日も目を背けたくなるような虐待に付き合ってもらおう。 もし逃げるとしたら今のうちだ。

 

さて、少女を拾ってから2週間が経過した。 時の流れは早いものだ。 しかし虐待は数分の時間が数時間に感じられるため苦痛な時間の方が長いだろう。 それも朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんの三回を確定されている以上に、その他諸々が追加される虐待。 日によってはその回数は多い。 ああ、無情。

 

 

しかしこちらも無情。

 

鬼が現れたのなら出陣せざるを得ない。 しかし鬼の虐待なんざ虐待では無い。 ただ殺すだけなど血の一色しか無い虐待に価値など無い。 奴らは頸を落としておしまいだ。 しかし鬼のために虐待の時間が取られてしまうのは誠に残念きわまりない…と、思っていたが、今では鬼狩り中にも楽しみができた。

 

 

それは拾った少女のお陰だ。

 

鬼殺隊として駆り出されている間に、拾った少女が部屋を隅々まで掃除する。 しかし本命はこちらの弱点を探ろうとするために日々模索してくれているのだろう。 くくっ、残念だがその思惑を抱えてることは見抜いている。 しかし家の掃除に見立ててこちらを暴こうとはなかなか考えたものだ。 生意気な奴め。

 

掃除は部屋だけではなく風呂場もだ。 汚れひとつなくピカピカにして、あわよくばこちらの足を滑らせよう魂胆だろう。 疲労でいっぱいの足腰には辛い虐待だが、これでも鬼殺隊の端くれ。 そう簡単に転んでやるつもりはない。 しかしピカピカに掃除された湯船はいつもよりも気持ち良く、一日の疲れが簡単に取れてしまう。 思わず全身が緩んでしまいそうなる気持ち良さだが、理解している。 そうやって隙を作らせる魂胆だろう。 二段構えとはよく考えたがまだまだ甘いな。

 

しかしここまで手を混んだ虐待返しは評価に値する。 この小娘が着々と腕を上げていけばもっと愉快で楽しい虐待をこちらに施そうとしてくれるだろう。 だが此方はそう簡単に倒されるつもりはない。 もしこのおれを倒したければもっと身がすくむような虐待を用意するんだな。

 

さて、三流以下の虐待しかできない鬼を倒して家の扉を開ければ少女が突進してくる。 虐待返しの初手としてはなかなかだが、しかしこれは最初のうちであり、効果的でないことを知ってすぐに止めたがな。 鬼殺隊として鍛えてるから物理的な虐待の仕返しが意味無さない。 そこそこ賢い少女は別の攻勢に変えてきた。

 

それは夜ご飯だ。

 

最近は怯えた様子を無くして飄々とした姿勢で食事を作る。 本当は日に日に増してく虐待に対してビクビクしてる癖に、料理の時は主導権を握ったつもりでいるらしい。 くくっ、そうかいそうかい。 ならば今だけその主導権を楽しめばいい。 此方だって仕事がない日は俺自ら料理で虐待するまでだ。 その時は倍返しと行こう。

 

それにしても少女が炊くお米は艶やかだ。 分量がとても細やかで、完成させる時の火加減も絶妙だ。 しかも帰宅したタイミングで熱々のご飯を完成させる。 こういった部分は器用であることをこの2週間知ったが、くくっ…短い期間で手札を晒しすぎたな。 それすらも知らないで自分の長所を暴かせてしまうなど、まだまだ虐待の仕返しには慣れてないようだな。 ふん、そんなお米は熱々だろうと美味しく食べてしまうだけだ。 美味しい。

 

そして次にお味噌汁。 日にちによって具材が変わっているが、これも此方の弱点を暴こうとしているのだろう。 だがしかし残念!! なぜなら俺に好き嫌いはない!! それすらも知らないで毎日手を込ませようとは大変ご苦労な事だ。 俺にとってこの少女が作るお味噌汁は美味しく頂くだけの一品に過ぎぬ。 熱々の味噌汁も平気で飲んでしまうからな。 美味しい。

 

最後におかずだ。 家にあるものでは足りないと行って歩き慣れた町の中で材料を買いに出かけらが、これも俺の弱点を探ろうとしてるのだろう。 しかし残念だな。 俺の弱点は俺しか知らない。 外に出ても分かるわけもない。 いずれ理解するだろうが、せめての対抗としてこれからも情報収集は諦めないだろう。 くくっ、まぁ好きなだけ探るといいさ。 これもなかなか美味しい。

 

しかし街中を歩けばたまに「胃袋を掴む」とか、そんな話を小耳に挟むが……もしやこの話は少女の話だったりするのか? はっ、だとしたらまずありえないな。 なんせ虐待の仕返しすらまだまともに出来てない少女程度の力で、こちらの胃袋を掴める訳ないな。

 

もしやその包丁で此方の腹を割いて、肉を分けて、その手で胃袋を掴むのか? 確かに器用であるが、その腕に力があるようには思えんがな。 だからそんな品のない虐待で俺を倒そうなど天地がひっくり返っても来ないだろう。 つまり、俺から胃袋など掴むことは、叶わない、断じてな。 何せこの少女が作る料理を虐待とも受け止めず、ただ美味しく食べてしまうだけなのだからな。 そうやってこちらの活力の一部になるだけだ。 悔しいか? くくっ、残念だな、こちらの胃袋を掴めなくて。

 

しかし見込みあるの少女の攻勢は終わらない。 眠る時もそうだ。 同じ部屋で眠ろうとするのだ。 一応少女のための部屋は用意した。 少女の拠点として使ってもらうためにわざと与えたのだ。 これから長きにわたって虐待の仕返しをしてくれるようだからな? ならば少女のためにも必要だと思ったからだ。 部屋は余っている。 大した打撃でもないが少女からしたら俺から一つ陣地でも奪ったとか考えてるのだろう。 甘いやつだ。

 

それにしてもまさか寝る時間すら此方を観察して弱点を探りうとするとは随分と熱心な事だ。 しかしそこが面白い。 やはり見込みがある。 しかし大体は眠気に負けて堕ちてしまうがな。 いや、寝たフリをして隙をつこうとしてるのか? その証拠としてたまに此方の布団に潜り込んでくるが、そんなことした程度で弱点を暴けるとは安直な。 そもそも近づけば近づくほど反撃を受けやすいリスクを理解してないらしい。

 

そういう時は…こうだ!

 

 

 

「ぁ…」

 

 

 

くくっ、苦しいだろ? 両腕で確保され、何もできなくなってしまうのは。 たまにグッと強く少女を拘束して懐に収めてしまえば、少女は後悔したように大人しくなら。 くくっ、こうなってはもう眠りついてしまうだけだ。 しかし俺も寝る時間は、寝ると決めているから過度な虐待はしないと決めている。 しかしこの程度なら良しと決めているからな、寝ながら虐待出来るならそうさせてもらうさ。

 

おっと?大人しくなったな。

 

しかし大胆に行動を起こすのは大事だ。 そうすれば手に入る成果もある……が、俺からそうやって成果を手に入られると思ってるならまだまだ甘い奴だ。 回数を繰り返せばそのうち一つくらいは弱点を暴けるかもしれないが、その時はコチラも本気を出して絶望に落としてやろう。 勝てないことを知らしめてやろうか。 された虐待は倍返しで虐待するのがお約束だからな。 それまでは楽観的にしてるといいさ。

 

とりあえず今日はこのまま朝起きるまで拘束しておこう。 怖いだろ? 虐待好きな人に捕まえられて一夜過ごすのだからな。 寝不足になっても自業自得だ。 そして朝から朝ごはんの虐待だ。

 

くくっ、楽しみだなぁ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼殺隊の存在はこの家に住まうことになる前から薄っすらと聞いたことがあるが、非公認なその組織に所属してる彼はとても強い剣士だった。 鬼が出れば刀を持って鴉と共に鬼の場所まで向かう。 そして彼が帰って来るまで不安な時間を過ごして、夕方を過ぎれば「ただいま」と元気に帰ってきてくれる。 最初は泣いて出迎えながら彼に抱きついたりと、困らせていたけど、そんなことばかりでは良くないことを知った私は、帰ってくる彼のために出来ることを考えた。

 

彼が鬼狩りに向かうそんな光景も見慣れた頃、私は空けてばかりだったこの家を掃除した。 一人暮らしであまり管理する余裕が無かったものだから基本的に使用する部屋以外は埃まみれ。 私はエプロンをつけ、頭巾を被り、隅々まで掃除した。 夕方になれば夜ご飯の準備して、私の好きなタイミングでご飯を炊き、そして炊き上がろうとしたタイミングで必ず彼が帰ってくる。

 

な、何故かは分からないけど、彼が帰ってくる時間は、私には何故か分かってしまう。

……こ、こういうのって、熟練夫婦に良くある…

…い、いや! な、なんでもない!

 

と、ともかくね! 私は彼の帰ってくるタイミングで炊きたてのごはんを完成させる。 それから気分によって彩を変えてお味噌汁を作り、彼が風呂から上がればおかずも完成。 すぐに食卓を広げて彼の1日を労わる。 お腹を空かせた彼は美味しそうに食べる顔で「今日も美味しいよ」と感想をもらえば私はすごく嬉しい気持ちに満たされる。 あと私も最近は箸が震えることなく、ほわほわとした口調で会話を楽しみ、食事を楽しむ。

 

この平穏に心が落ち着いてるのだろう。 彼に拾われて、救われて、与えてくれたこの時間がとても幸せだ。 育ててくれた老夫婦も天国で見守ってくれていると思う。

 

しかしそれでも不安な時間がある。

 

眠らなければならない真夜中の時間だ。

 

私は彼から余ってる部屋をもらい、家具や寝床を貰った。 至れり尽くせりだったがお金の使い所が無いので部屋一つ充実させるくらいどうってことないらしい。 それでも、眠るとなると急激に不安になり、あの時の惨劇を思い出す。 私は10才を超えても尚、人の温もりの恋しさを抑えれなかった。 普段彼には心配させまいとほわほわとしつつも気丈に振る舞える姿を見せているが、どうしてもこの時間は心が不安で不安で仕方ない。

 

恐る恐る襖の前に立ち…そこからを踏み出せず、立ち止まる。 お邪魔になるし、迷惑になるかも。 申し訳なさと自分の弱さに悲しくなるが、襖越しから声をかけられ私は部屋に招かれる。 一本のロウソクに火を灯し、座布団の上で正座して書物を読んでいた。 物腰柔らかな彼だがその後ろ姿は頼もしさに包まれていた。 だからこそ、この後ろ姿をを見て縋りたい気持ちが激増する。 彼は書物を閉じ、私を見ると「どうした?」と問いかける。

 

こういう時は恥ずかしくて私は何も言えず「あ、ええと、そのですねぇ…」と無理矢理作り上げたりほわほわ感と、緩い口調の素振りを濁しながらも、やはり瞳から溢れる寂しさは隠せないようで、彼は「今日は寒いから一緒に眠るか?」とわざわざ理由を作ってくれる。

 

そこに甘えたい気持ちを隠せず、私は静かに頷いて彼の寝床に入り、彼もロウソクを消して入る。 どこまでも許されているから、どこまでもワガママでいようと自分勝手な気持ちで彼の懐へ深く潜り込み、ギュと衣類を掴む。 その時にやっと震えは収まる。 彼は私の頭を撫で、時折昔話を聞かせてくれたりと、私を一切拒むことなく一緒に眠ってくれる。

 

そうなると朝まで彼にしがみついていることが多い。 朝になると「おはよう真菰」の一言を得て夜の時間から救われる。 そうなってからは毎日一緒の布団で眠ることになっていて、震えなんてものは無くなっていた。

 

それから1日交代で朝ごはんを作る。 彼が鬼殺隊として戦わない日はお庭で鍛錬を積み重ね、私はそれ眺めながらお布団や洗濯物を干している。 彼が街へ外出する時は一緒に出かけて、休憩がてらにお団子などを楽しむ。 彼がのんびり昼寝するときは隣で私は読み書きの勉強をしたり、洗濯物を畳みながら彼の寝顔を眺めて、無意識に頬が緩む。 だが私も温かな陽気に対してウトウトと揺れ、気づいたら彼の腕を枕にして眠ることもしばし。 眠りついてた私の頬を突っついて起こす彼のイタズラに、顔が赤くなるけどそれは夕日の所為だと言い訳する。 そのまま夕方になれば基本的に私が夜ご飯を作り、待っている彼は鴉と会話したり、筆を書記に纏めたりと鬼殺隊としての仕事も忘れないでいる。

 

 

そんな、普通の普通の生活。

 

 

 

 

 

「真菰、今日は何もないから出かけるか?」

 

 

「はい、一緒にお外へ参らせてください」

 

 

 

 

 

気づいたら季節が変わろうとしていたくらいに、彼との生活が普通となっていた。

 

幸せで、ほわほわとふわふわが止まらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鱗滝先生の3番目の弟子がいる。

 

 

俺たちの兄弟子であり、水の呼吸を完全習得した上に、兄貴だけの呼吸も作り上げた。

 

 

その呼吸の名前が…

 

 

 

「兄貴! 【猫の呼吸】ってなんだ?」

 

 

「なんだ錆兎、気になるのか?」

 

 

 

強そうには聞こえない呼吸だが、水の呼吸と似ているモノで、それほど大差はない。 しかし名前は飾りだとしても確かに兄貴は強い。 もしかしたら柱になれそうな人だ。 本人は柱に興味ないらしい。

 

 

 

「猫の呼吸は、敵よりも一段程上の強さで剣戟で立ち向かう呼吸かな」

 

 

「何だそれ? 意図的に調節してるってのか?」

 

 

「ああ、つまりそれを刀で鬼にやる呼吸だ」

 

 

「……実戦向きなのかそれ?」

 

 

「いや、まったくもって実戦向きではない。 本当はどんな鬼にも対応できる呼吸…の、つもりだった。 しかし鬼を殺す力は浅いから戦いに使う意味も無くなった。 だから今も水の呼吸で戦ってる」

 

 

「その意味はともかく、なぜ猫なんだ?」

 

 

「猫はワザと獲物を弱らせたり、または【虐待】するかのように敵を痛ぶる遊びがとても得意だからな」

 

 

「でも弱らせるんじゃ意味がない…」

 

 

「そうだな。 でもこの猫の呼吸は未来で役立つぞ」

 

 

「どうしてだ?」

 

 

「そうだな……まず俺ってさ、最初はものすごい速度で成長して、それで強くなって、いまは強いけど、未来ではもうあまり強くならないかもしれない。 錆兎や義勇の方が潜在能力が高い」

 

 

「なっ! バカなこと言うな! 兄貴は強いだろ!?」

 

 

「まぁまぁ、聞けって。 人間にも限界値はある。 俺が60の数値なら錆兎や義勇は100の数値まで強くなる。 その代わり俺の方が強さの数値の高まりが誰よりも早かったかもしれないけど、でも限界まで来たら強さはそこまでだ。 これは別に珍しい話じゃない。 個人差ってのは誰にでもある」

 

 

「でも……」

 

 

「しかしそこで失望しない。 俺はどうやら育手に向いてるらしい。 鱗滝先生がそう言ってくれたからな。 これまで鱗滝先生の弟子たちの面倒を見てきたからかな? そこに錆兎や義勇も含まれている」

 

 

「まぁ……兄貴の教えは、巧かったし、鱗滝先生とは別の刺激があって、学びも多かったと言うか、やりやすかったと言うか。 何というか、俺たちが強くなりたい一歩先の辺りで兄貴がその強さで調整して、それで鍛えてくれて……力加減ってやつか? 兄貴はそれがうまく感じられた。 なんか悔しい気持ちがあるけど…」

 

 

「そう易々と弟弟子に追い越されてたまるか。 それでこの話と猫の呼吸が何に繋がるかと言うとだな、猫の呼吸は誰かを育てるに丁度良い呼吸な訳だ。 そもそも誰かに教えるってのは相当難しい話。 しかし俺は猫の呼吸を抜きにしてその素質があるらしい。 まぁ自分自身が強くなければ意味がないから今も己を極めることに抜かりはない。 でも、前線を引く時が来たら育手を考えてるよ」

 

 

「…兄貴はまだ戦える」

 

 

「ああ、勿論だ」

 

 

「でも、それがいずれだとしても戦えなくなるのは兄貴的にどうなんだよ!? 男として悔しくないのかよ!?」

 

 

「どうだがな。 でも俺が教えたやつが、未来で鬼を倒してくれるなら、俺自身のように誇らしく思える。 そう考えてるよ。 それは錆兎、お前に対してもそうだ」

 

 

「!!」

 

 

「俺が錆兎に手ほどきして、こうして強くなってくれた。 半年前に最終選抜も乗り越えてくれた。 錆兎の事が俺のことのように嬉しい」

 

 

「なっ……そうよく恥ずい事を言えるよな?」

 

 

「そうか?」

 

 

「そうだよ!」

 

 

「そうか」

 

 

「……兄貴、俺は男としてもっと強くなるしどんな鬼も倒す。 それで兄貴も超える。 でもそれまでは兄貴も鬼殺隊として刀を振るえよ! そう簡単に引退するんじゃねぇぞ!」

 

 

「まだまだ先の話だから気にしすぎんな。 俺だってもっと鬼を殺す。 そして繋げてくさ。 終わりが俺じゃなくても、誰かが未来で成し遂げてくれるまでな」

 

 

 

 

兄貴は本当に本当に強い。

 

けれど考えが少し変だし、やや消極的だ。

 

そこがたまに苛立つけど、でも兄貴が手ほどきしてくれたから水の呼吸の型を全部覚えれた。 あの岩を切れた。 最終選抜で鬼を臆せず倒せた。 突破できた。

 

そんな兄貴の手心に感謝は尽きない。

 

それは義勇もそう考えていてほかの弟子も同じだ。

 

みんなに等しく、優しい。

 

 

 

「兄貴」

 

 

「んー?」

 

 

「久しぶりに手合わせさせてくれよ」

 

 

「ああ、いいぞ」

 

 

 

木刀を持ち、互いに向き合うと嬉しくなる。

 

それを表情に出しそうになるが兄貴との短い時間。

 

これを大事にしようと俺は真剣に木刀を握る。

 

 

 

「いくぞ兄貴! 水の呼吸!」

 

「いつでも来い。 猫の呼吸」

 

 

 

兄貴は今の俺よりも一歩、二歩、先の強さで絶妙に調整された力加減で相手をする。

 

届きそうなのに届かない!

 

でも強くなるための道が見えやすい!

 

振るえば振るうほど靄が裂けていく!

 

 

 

「このっ!」

 

「まだまだ、次の階段に足は届かないな」

 

「もう少しなんだ! 次を乗り越える!」

 

「ああ、男なら登れ、足踏みするな」

 

「うおおお!!」

 

 

 

やはり兄貴は強い。

 

でも、兄貴が俺たちの兄弟子で良かったと思える。

 

そう胸に秘め、ひさびさに兄貴と奮った。

 

 

 

 







そろそろ虐待の内容に苦痛しか残らないでしょう。
今なら背を向けて去る事も可能でしょう。
そこから先は……自己責任ですね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。