「いったい何が起きたんだ?」
隕石の落下も落ち着き静かになった瓦礫の下から顔を出す葉山
「連中はどうなんたんだ?死んだ?死んだよね?これで生きてるとか言われたら俺逃げるよ?」
と比企谷も顔を出す。
「比企谷くん、守ってくれてありがとう・・・」
「ヒッキーありがと!また助けられちゃったね!ゆきのん!」
「お兄ちゃんにずっと抱きしめられてたもんね!いいなぁ、小町も抱きしめられたかった」
「ふふふ、八幡ってやっぱ男らしいや」
と皆も瓦礫の上に次々と出てくるのだが、隕石に打ち砕かれたブラックドラゴンの死骸を確認していた葉山から声がかかる
「おい!こいつまだ息があるぞ!」
全員あつまると胴体が半分吹き飛んでなお虫の息のドラゴンがいた。
「どうすんだ?」
「俺達は何をしにここにきた?」
そういうと剣を抜く葉山
「・・・そうか・・・それもそうだな・・・」
比企谷も剣を抜くと葉山と一緒にドラゴンにとどめを刺す
「さっこれでドラゴン退治の名目は立ったな、証拠にこれの首を持って帰るぞ」
「うわ!俺こんなの入れたくないって!」
と嫌そうな顔の比企谷に葉山はドラゴンの首を押し付けようとする
「いいから入れろって!俺のアイテムボックスは貴重なアイテムや装備でいっぱいなんだ!君のはガラクタばかりじゃないか!」
「無理無理無理!駄目だって!今まで装備とか愛着湧いてすてられないだろ?あと綺麗な石とか!なんか物凄く価値がありそうだろ?すてられないっつうの、異世界のお土産満載で絶対こんなの入らないって」
「誰に対する土産なんだ!とりあえずなんでも取っておく癖を辞めろ!君と俺だけなんだよ!アイテムボックスに沢山入るのは!」
比企谷と葉山の魔力は高い為必然的にアイテムボックスの容量も一番高くなっているのだが、比企谷はそれをいいことに色んなものを詰め込んでいるのだ。
「分かった、これから控える」
「よし、んじゃあ...」
「だが断る」
と二人で押し問答を始めるがやはりというか海老名は鼻血を噴出、結局比企谷のアイテムボックスに収めることになった
「っつたくこんなの入れたくないんだが・・・ってこのドラゴンの額に宝石みたいなの埋め込まれてるな・・・」
「えー見せて見せて!ホントだ!綺麗だねヒッキー!」
と由比ヶ浜がその宝石を触るとぼろっと取れてしまった
「あ、ヒッキーこれとれちった」
「こらこらだめでしょ、元の位置に戻しなさい」
由比ヶ浜が宝石を拾ったとたん由比ヶ浜の体を光が一瞬だけ覆う。
「お、おい大丈夫か?」
「大丈夫って・・・あれ?あれあれ?あたしの胸無くなっちゃった!どうしようヒッキー!」
「お、おい、お前の股・・・」
由比ヶ浜の胸はなくなり、穿いていたピッタリめのショートパンツの中央には不自然な盛り上がりがある
「・・・小町、ちょっとお願いがあるんだが」
小町に由比ヶ浜を物陰につれていってもらい体の一部を確認してもうことに
「お、おにいちゃん!大変!結衣さんに生えてた!おにいちゃんと同じもの!ごん太!」
「どうしようヒッキー、あたし男になっちゃったよ・・・」
ショックのあまり宝石を落とす由比ヶ浜、するとまた光が一瞬だけ体を包む
「あれ?戻ってる!ほらヒッキーあたしのおっぱいも戻ってる!あとちんちんも無くなってる!戻ってるよ!ほら!見て見て!」
「うら若き乙女がおっぱいとかちんちんとかおっきい声で言うもんじゃありません!あと胸を顔に押し付けるな!めくって見せるな!ゆきのんさんが不機嫌になるだろ」
「どうやらこの宝石をもつと性別が反転するようね・・・」
雪ノ下が持つと
「・・・おまえはあまりかわらんな」
「比企谷くん?死にたいのかしら?」
「はいはい、ったくこんなヘンテコな代物まるで用途が・・・」
比企谷がぶつくさ文句を言いながら顔を上げると戸塚と目が合う
「・・・戸塚、黙ってこれを持て」
「え?八幡・・・だってそれって・・・」
無理やり戸塚に持たせると性別が反転
「・・・戸塚もあんまり変わらんな、小町!確認!」
「あいあいさー、はい、戸塚先輩?ちょっとこちらへどうぞー」
と物陰へ
「おにいちゃん!凄い!無いよ!しかも胸が小町より大きい!」
「マジか!とうとう神はパーフェクトな生き物を誕生させてしまったのか・・・」
恍惚となる比企谷
「さっきから見てたが、どうするんだそれ」
葉山が呆れながら聞いてくる
「この宝石、小さい、指輪がネックレスにする、おまえアクセサリよこす、俺入れ替える」
「おい!そんなインディアン口調で言っても駄目だ!貴重品なんだから!おい勝手にアイテムボックスから取り出すな!それは国王様がくれたやつで・・・あーバカ!」
比企谷は葉山のアイテムボックスからネックレスを取り出すと宝石を入れ替えた
「戸塚、今日からこれをつけろ、慣れないと大変だからな、大丈夫、見た目は変わってないから」
「え?ちょっと八幡?」
その後山から下りた比企谷達は麓にいた兵士に迎い入れられ国王の元へ帰ることになる。
~~~~~
「フヒーようやく戻ってこれたわい」
先日のキャンプ地点へとようやく戻ってこれた材木座一行、食事をとって装備と獲物の確認をしているとあっというまに暗くなってしまった。
「もうこんな時間になっちゃいましたね、わたし水浴びしてきますね?沙希さんもどうです?」
「あたしも汗でぐちょぐちょだから行くよ」
と二人は近くの川へと向かう
「んじゃ我も・・・」
と二人の後をついていく材木座に二人からの鋭い視線
「い、いや違うのだ!ほら!見張り!見張りがいるであろう?水浴びしている間に魔物が出てきたらまずいであろう!」
「・・・覗いたらマジ殺すからね?」
「義輝先輩わかってますね?」
威圧されるような視線にすっかり委縮する材木座
「う・・・なんで我はきゃっきゃウフフのハーレム状態にならぬのだ、きっと八幡は今頃酒池肉林なのやもしれぬなぁ・・・」
と夜空を見上げる材木座であった
~~~~~
「マジで一緒に入るの?マジで?」
「今更何を怖気づいているのかしら?別に構わないでしょう?だってあなたと私はパートナーですもの」
「で、でもよ・・・」
「ドラゴンとの戦いで分かったのよ、この世界は平和ではないわ、行動しないと必ず後悔すると、由比ヶ浜さんと小町さんとも話し合ったのよ?」
「そうだよヒッキー!お風呂入っている間に魔物襲ってきたらこまるじゃん?それにあたしはヒッキーのこと大好きだし、ゆきのんとも大親友だから問題ないし!」
「そーそー、小町は妹だから問題ないよね!」
「八幡と裸の付き合いがしたいな・・・出来れば男の姿で・・・」
「戸塚は今のが真の姿だ、そのままでいい」
ここは温泉地、王都への道すがらにある温泉宿である。
比企谷達は勇者一行として宿に特別待遇で迎い入れられてた。
因みに全員VIP待遇なので部屋ごとに専用の露天風呂がついているという豪華仕様である。
「比企谷、覚悟決めろ、俺も・・・まあなんだ」
「隼人、色々綺麗にしないとね?」
と葉山は三浦に腕を引っ張られそのまま自室へ消えていった。
無論戸部と海老名も同じような状況で消えてく。
「比企谷くん?女に恥をかかせるのは良くないのはご存じかしら?」
「そうだよ!よく言うじゃん!すえ・・・すえた膳は食わないと恥っていうし!」
「その膳腐ってるよね?いいの?食ったら腹壊すんじゃないの?」
「お兄ちゃん?」
「八幡、僕もちょっと恥ずかしいけど、行こう?」
「いや待てよ、流石に全員は部屋に入れないだろ」
「そこは一番豪華で大きい部屋にしたから問題ないわ」
「・・・装備の点検とかあるだろ・・・」
「私たちの装備は引率してくれた王国軍の隊長さん達がしっかり見てくれるそうよ?それと衣類は洗濯してもらえるそうだから全部きれいにしてもらうことにしたの、だから今着ているのもお風呂に入っている間に持って行ってもらうことにしたのよ?」
「は?」
「だから明日まで着るものが無いの、この意味わかるかしら?」
「・・・マジか」
「マジだよヒッキー」
「汚れても部屋にお風呂ついてるから安心だね!」
「八幡、ぼくちょっとドキドキしてきちゃった」
比企谷は皆に押されて部屋へと連行されるのだった。
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比企谷達がラブラブ混浴を決めているころ材木座は一人で背後から聞こえる川崎と一色のじゃれ合う声を聞きながらくそうくそうと悲しんでした。
「んもうなんで我はハーレムにならぬの?」
しかし唐突に状況は一変する
「沙希先輩!」
「いろは!そのまま動かないで!今助けるから!」
二人の叫ぶ声がきこえる
「一体何事!?むん!とぅ!」
材木座はジャンプすると一足飛びに川辺へと向かう
「どうされた!・・・ってエロ!」
月明かりに照らされた川崎は一糸まとわぬ姿で立っていた、しかしラッキースケベ的なイベントとは程遠い緊迫感、体を隠すほど余裕もないようだ
「ふざけてる場合?!いろはが!」
材木座は勢いに押されて川崎が指さす方向を見ると、一色が川中の岩の上に裸でしがみ付いているのが見えた
「なにやってんの?」
「よく見て!」
推定5メートルはありそうな巨大なワニが一色がいる岩の回りをぐるぐると泳いでいる。
「ちょちょっと!何あれ!あんなん無理でござる!逃げるでござる!大体お主らのほうが強いはずであろう!」
「あんた!真面目にいってんの!?装備も無いしそもそもあのワニ、前に見たことあるけど、熟練冒険者も一撃でやられてた!レベル上がったとはいえ今装備ないんだよ!?」
無論材木座ならこんなものは楽勝なのだが気がつくはずもない、しかしそこは材木座、威勢だけは一番である、前に出て大剣を構える。
「う・・・くそ!ええい!このドラゴン殺しの錆びにしてくれる!」
「ばか!あそこは深いんだ!そんな重装備でいったら沈むだろ!」
大剣を構える材木座を川崎が一喝
「じ、じゃ魔法で・・・ダメだ!あんなに接近されてると我の魔法では一色殿も巻き込んでしまう!」
材木座は頭を抱える
「あたしが囮になる、その隙にいろはに泳いでくるように言って」
そう言うと川の深いところに飛び込む川崎、ワニもそれを察知してか水のなかに潜り込んだ
「はわわわ・・・」
川崎が飛び込んだところを唖然と見つめる材木座だったがハッとなると
「そ、そうだ!一色殿!聞こえるでござるか!今のうちに泳いで来るでござる!」
しかし一色は全く動かない、いや動けないのだ
「足に力がはいらなくて動けないんです!」
絶望的な表情になる材木座
「う、しからば我が迎えにいくしか無いのか」
鎧と服を脱ぎ水に入り、泳いで一色を迎えにいく、一色は裸で岩の上の方になんとかしがみ付いている状態だ
「な、なんで義輝先輩まで裸なんですか!もしやわたしを連れて行くときに全身で体の感触を感じる為に裸になったとか!ごめんなさい、かなりキモいんで服着てからにしてもらえませんかごめんなさい」
「アホウ!着衣水泳なんぞやったら溺れるわ!」
ぐいっと一色の手を引っ張り体を抱きとめると川に引きずり込む
「きゃ!ちょっと義輝先輩!」
「好かれておらぬのはわかるワイ!だが今紗希殿がお主を救うため身を呈して時間を稼いでおる!貴様はそれを無駄にするつもりか!」
「そ、そんなつもりじゃ・・・ごめんなさい」
「分かったら溺れないように我に捕まるのだ!お主が溺れたら沙希殿に八つ裂きにされるではないか」
材木座は一色を背負いながら必死に泳いで岸にたどり着く
「義輝先輩、すみませんでした」
「礼を言うのはまだ早い、こんな状況でゲスなこと考えるほど我は腐ってはおらぬ」
「はい・・・紗希先輩は?」
「なに、沙希殿は強いが故、絶対に大丈夫!と思うしかなかろう」
その時、物凄い音がして川に水柱が上がり巨大な塊が空中を舞い川岸に飛んできて地面に叩きつけられた。
「は、はヒー!一体何が?」
うろたえている材木座の足元に川崎が這うようにして水から上がってくる
「なんとかあいつを発勁でぶっ飛ばした、でももうダメ」
川崎は川の深いところでワニと戦っていたようである。
激しく体力を消耗しており息も絶え絶えだ
「け、怪我もしてるではないか!」
川崎は水中で戦うのに魔力体力も使い果たして回復には時間がかかる状態
「水中だから踏み込めなかった、だからあれには浅かったみたい、多分すぐ向かってくる、いろはは?動けないの?」
一色は未だ材木座の背中の上だ
「ご、ごめんなさい」
川崎はよろよろと立って構える
「義輝、いろはのこと頼むよ」
と川崎はおぼつかない足取りでワニの方へ向かおうとする、材木座は前に回り込み川崎の前に立ちふさがった。
「まてぃ!この材木座義輝!おなごを犠牲にするほど落ちぶれてはおらぬ!」
「だってあんたのステータス・・・」
「逃げまくって囮ぐらいにはなれる!その隙に一色殿と逃げるのだ!逃げ足だけは八幡にひけをとらぬわ!」
材木座は一色を降ろして大剣を構えると
「あの程度我が昔倒した怪物に比べれば大したことないわ!」
「え?本当!?」
「うむ!モニターの中の話だがな!」
サムズアップする材木座
「ははは、義輝先輩は相変わらずですね・・・」
脱力して笑う一色に
「少しは元気が出たか?さあさっさと行くがよいわ!」
「・・・ゴメン義輝、いろは、肩かしてあげるから逃げるよ」
「義輝先輩、ごめんなさい」
二人は支え合いながらよろよろとその場から逃げ出す。
「ううう、やっぱ怖いがやるしかあるまい!勝てばきっと二人も我にべたぼれ!ハーレムが待っている!」
材木座は自分に言い聞かせて勇気をふり絞り、ワニが落下した所へ走りながら手をかざす
「ゆけ!ファンネル!ストーンバレット!」
無数の川原の石や岩が宙を飛びワニに襲いかかる、しかし意識を取り戻したワニは予想以上に俊敏な動作で魔法を回避
「ワニの癖に生意気であるぞ!焼き尽くせ!イグニッション!」
ジェットのような炎をワニはまたもするっと回避、そしてやけに俊敏な動きで逃げようとしていた川崎と一色の前に回り込だ
「ひっ!」
「せんぱーい!」
唐突に目の前にワニが現れたので二人は驚き抱き合いながらその場に立ち尽くしていまう。
「二人とも逃げるのだ!」
材木座も走って二人の元へ駆けつけるがちょうど自分とワニとの間に二人がいる状態になってしまった。
「こ、これではなにもできんではないか!」
材木座の魔法は全てが強すぎる為二人を巻き込んでしまう、手に持ってる大剣も振り回せば二人にも致命的なダメージを与えてることは間違いない
「ひ、卑怯な!」
そうこうしてる間にワニは材木座達がなにも出来ないと理解したのかゆっくりと口を開け川崎と一色を丸のみしようと近づく
「く、くそ!・・・どうすれば・・・」
焦る材木座、しかしふと閃いた
「むう!アレをやるか!沙希殿!一色殿!その場から絶対動くでないぞ!」
材木座は大剣を後ろに構え意識を集中する
「義輝!まさか!いろは絶対に動かないでね」
「はい・・・」
「我を信じよ!必ず勝つ!」
その場でぎゅっと抱きつく二人、一色は川崎の胸に顔をうずめ川崎も覚悟を決めたかのように目を閉じる
「もう少し、もう少し近づくのだ」
ワニは二本足で立ち上がり二人の頭を口に収めようとした刹那
「必殺!通し改!」
材木座叫ぶとはブンと勢いよくワニと二人に向かって大剣を振る、川崎も一色も目を閉じて力を込めお互いを抱きしめている手に力が入る
「斬!」
材木座が叫び、大剣は二人とワニを貫通、剣を振り終え一瞬の後、ワニは唐突に体内に発生した痛みにもだえ苦しみ始める、しかし川崎と一色には傷一つついていない
「お二人とも、ご無事か?」
「何とか無事、アレは?」
ワニは血を吐きながらゴロゴロとのたうち回っている
「立ち上がっていたから内臓だけを切ったようだ、長くはないのでは?奴が回復魔法を使えれば話は別だが」
「義輝先輩何やったんです?」
「ほむん!説明しよう!今の技は『通し改』といって沙希殿の『通し』を剣で実現したものである!内臓だけ切ったのは偶然であるが」
ワニは血を吐きのたうち回っていたが次第に動きが鈍くなるとビクッビクッとその場で痙攣して動かなくなった
「今のうちにキャンプへ戻ろうぞ、服とかは明るくなってから回収せよ、うろうろしてまた別な魔物が出ると厄介だ」
しかし二人ともその場から動かない
「どうされた?」
「あはははーごめんなさい義輝先輩、あたし怖くて体がすくんで動けません」
「情けないけどあたしも同じだよ・・・」
よく見ると二人ともブルブル震えている
「うむ、で、では仕方ないのう、よいか?これは不可抗力だからな?後で文句言わんでな?頼むでござるよ?」
と材木座は裸の二人をそれぞれ肩に担ぐ
「ちょっと!あんた!担ぐにしても、もうちょっとやり方が・・・」
「しらぬな、とりあえず戦線離脱なりー」
材木座は二人を肩に担ぎ川を離れキャンプ地へ、無論わざと揺らして頬で二人の尻の感触を感じることは忘れない
「あんだけの思いしたのだからこのぐらいの役得あっても良かろう、ムホホ、二人とも柔らかいのう」
心の中でそういいつつダッシュでその場を離れた。
そしてキャンプへと戻る、材木座は二人をテントに押し込むと
「とりあえず我の服を着てサッサと眠るがよい、どうせ我はテントに入れないのだ、見張りはしておくが故」
と自分のアイテムボックスから着替えの服を取り出しテントに放り込むと、何か言いたげな二人を他所に材木座は焚火に火をつける作業に取り掛かる
「でも・・・」
テントから顔だけを出した川崎がすまなそうに言ってくるが
「良いからサッサと寝ろ」
それを振り返らずに火を起こす材木座、べつに恰好をつけてるわけでは無い、点火の魔法がまともに使えないので、火をおこすのが色々面倒なのだ、おかげで火をつけるのに毎回イライラさせられるからである。
「助けてくれてありがと・・・」
「義輝先輩、ありがとうございました・・・」
二人はそう言ってテントに引っ込みしばらくすると寝息が聞こえる
「あー本当はこういう場合、『義輝先輩素敵!抱いて!』だの『義輝、見直した、結婚しよう』とかなるのでは無いだろうか、成らぬよな、正し※だしのう、我のようなオタに現実は厳しいからのう・・・葉山殿や八幡だったらラブラブハーレムだったのやもしれぬが」
でもまあ二人の裸を隅々まで見れたから良しとするかと一人納得する材木座。
「そういや八幡は今頃何やってんのかな・・・もしや本当に雪ノ下殿や由比ヶ浜殿を好き放題してるんであろうか・・・妹君や戸塚殿まで交えてたりな・・・まさかな・・・」
とぼーっと頭の中で18禁展開を勝手に想像するのだった。
もっともその想像は現在進行で行われていたのだが。