勇者材木座異世界もう帰りたい   作:もよぶ

11 / 20
11:八幡達の凱旋と材木座達の帰還

「も、もういいだろ、少し休ませてくれないか?」

 

ここは比企谷達が泊まってる温泉宿

 

「何をいっているのかしら?駄目よあなたが一番暴れてたのは戸塚くん?さん?相手のときなんて女のプライドが許さないのだけれど?」

 

「だって戸塚だし!それが女体化なんて!これは神が与えた奇跡だろ!」

「えへへ、ぼく男なのに、八幡に気持ちよくさせられちゃった」

 

彼らは夜通し起きてハッスルしてた模様

 

「ほら国王に?報告しないといけないだろ?葉山達も帰りたいだろうし?ちょっと様子見てくるわ」

 

とタオルを腰に巻くと部屋から脱兎のごとく逃げ出す比企谷

 

「あいつらの顔見てると勃起が止まらん、小町ともやっちまったしなぁ、しかも戸塚が女になるなんてこれ止める方が無理ってもんだ」

 

と若干ゲスな事を考えつつ葉山の部屋の部屋をノック、しかし返答がない

 

「おい、どうした?開けるぞ?」

比企谷が開けるより先に扉が開く

「あーヒキオ?隼人はまだここにいたいって言うからもう一泊するし、ってかそのつもりで昨日隊長さん達に伝えてるから、よろしく」

と三浦が一気にまくし立ててくるのだが後ろからかなり衰弱した葉山の声が

「ひ、ひきがや・・・たすけ・・・」

「・・・おい・・・助けを求められてる気がするのだが・・・」

「は?いいから!さっさといくし!・・・隼人?まだあーし満足できないからね?出会ってからの数年分全部ここで隼人に受け止めてもらうんだから」

バタンと扉が閉まる。

 

「・・・戸部たちも同じか?」

戸部と海老名の部屋の前まで来るとなにやら叫んでいる声が聞こえる

 

「はははは!姫騎士よ!これで身動きできないっしょ!」

「くっ!殺せ!」

 

「・・・こいつら何やってんだ?・・・大体わかるけど海老名さんの趣味のか?」

 

頭をかきつつどうしたもんかと思っていると

「あ!ヒッキーみつけた!」

「おにいちゃん?雪乃さんが待っているよ?」

 

二人とも裸である

「お前ら、誰かに見つかったら・・・」

「ここのエリアは誰も入ってこないから大丈夫!さ!いくよヒッキー」

由比ヶ浜と小町に連行される比企谷、酒池肉林の宴はまだ続くのである。

 

~~~~~~

 

「これが昨日のワニ?」

夜が明け材木座達は先日の夜に倒したはずのワニの死骸の確認をしに来ていた。

 

「なんかわたしたちが知ってるワニと違いますねー?沙希先輩が見たっていうワニもこれですか?」

「・・・うーん?こういうのじゃなくてもっとちゃんとしたワニだったような?」

川崎も困惑気味

 

戦った時は月明りのみでしかなく辺りは真っ暗で良く見えなかったが、今見ると背中は甲羅のようになっており、手足にや尻尾ひれがあり頭には角が生えている、体は青く鱗に覆われていた。

 

「でっかいトカゲのようにも見えるのだが?」

「うーんよくわかんないですしギルドに持って行って換金しちゃいましょう!」

「んじゃこれはお主のアイテムボックスに入れろ」

「無理ですって!大きすぎます!」

「ねじ込めば入る!」

「やめてください!こわれちゃいます!」

 

と無理やり一色のアイテムボックスに巨大青いトカゲをねじ込んでいく

「あー入っていく!広がっちゃいます!こわれちゃいますって!」

「うーむ、全部は入らいないな、だがそれでも奥の奥に入れてやる!」

「いやー!」

先日までとは打って変ってノリノリの一色

 

「・・・あんたら・・・」

二人の会話を聞いていた川崎は頭を抱えるのだった。

 

馬に乗ること半日、アルカンタの街に帰り早速ギルドに戻り依頼達成の報告をすると

「光るキノコをこんなに手に入れたんですか!結構深い所に生えているので正直期待してませんでした!」

となかなか失礼なことを言われる

 

「ムフ、それだけではないぞ?、途中火トカゲを結構倒したので換金しておくれ」

「わかりました、ですと合わせてこのぐらいですね」

 

と、かなりの額の金額を提示をされる

「うぁー過去最高じゃないですかー」

金貨の袋を前に喜ぶ一色

 

「ふ、金に目がくらむとは、いつの時代も女は強欲よのう」

「義輝先輩酷いですー、ねぇ沙希先輩?」

「んじゃ義輝の分は二人で山分けしよっか?」

「おいやめろ」

 

「冗談ですよ義輝先輩、先輩いなかったら私たち死んでたかもなんですから」

「ほほう?とうとう一色殿も我にデレるようになったのであるか?感心だのう」

「・・・まったくあんたは・・・ほら何か忘れてんじゃないの?」

やれやれといった川崎

 

「あーそうそう、途中でっかいトカゲを倒したのだ、それも換金してくれぬか」

と材木座がi一色のアイテムボックスから例の青い巨大トカゲを引き出すとギルド内が騒然となる

「でか!、え?これなんですか?」

魔物の担当者は唖然としている

 

「我らの方が聞きたいのだが?」

「ちょっとお待ちを」

と担当は奥に引っ込むと上司と思われる人や学者らしき人を連れてきた

「・・・これは・・・ではないか?」

「ちがいますな・・・のあれかと・・・」

「では、国王に報告の必要が?」

「いや・・・の亜種のようにもみえますが・・・」

「それにしてもなんで外傷がないんだ?・・・・」

 

「なにやら揉めておるのう」

「もしかしてちょっとまずいことになるかも」

 

「どうしたんですか沙希先輩?」

 

「こいつとは違うんだけど、前に盗賊連中が食料として魔物捕ってきて食った後に骨だけ売ったらこんな感じで店の奥から人が沢山出てきてしまいには警備兵まででてきてさ」

 

「どうなったのだ?」

 

「なんか殺したらまずい奴だったらしくて捕まりそうになったからみんな逃げた、なんかヌシだとか希少だとかなんとかって奴だったとか」

 

ぼそぼそ話していると川崎の話通りに警備兵までやってきた

 

「こ、これまずい流れなのでは?」

「二人とも、逃げる準備!、いろはは今すぐ宿にもどって荷物全部回収して街の外で落ち合おう、義輝とあたしは逆方向逃げる!」

 

一色がギルドを飛び出す。

 

その間しばらく担当者達は色々調べていたようだがこちらに向き直ると

「あーすみません、これ何処で見つけました?」

「あーあの洞窟近くの川で見つけまして・・・」

 

「やはりそうか・・・」

「恐らく封印が解けたのでは?」

「ではやはり国王様に報告が・・・」

「とりあえずこの冒険者から詳しく話を・・・」

警備兵と担当者はしばらく話をしていたようだが、緊張した面持ちでまた話しかけてきた。

 

「すみません、ちょっとお話を聞かせてもらえますか?」

材木座と川崎は警備兵に取り囲まれた。

 

「義輝!逃げるよ!」

 

川崎は窓をぶち破り外へと飛び出す

「ふ、ふひー、ま、待つでござるー!」

材木座も続けて窓から外へと

 

「ちょっと君たち!まってくれ!」

「二人ともちょっと待ってください!」

 

「待ってたまるか!沙希殿!」

「あんた足早すぎって・・・うひゃぁ!」

 

材木座の全力疾走は常識を超える、当然川崎よりも早いのであっという間に追いついた。

「スマヌが我の方が早いみたいなのでな」

走ってる川崎をひょいと持ち上げるとそのまま前に抱きかかえ、いわゆるお姫様抱っこの形で街を疾走

「ちょっと・・・あんた・・・恥ずかしいって・・・」

「逃げる為だ我慢せい!それより振り落とされんようにするのだ!」

俯いたまましっかりと材木座の首に手を回す川崎、警備兵とギルドの担当者は待つように追いかけて叫ぶが追いつかず、二人はあっという間に遠くへ行ってしまった。

 

「これ古竜の一種で外傷が全くないから買取価格が莫大になるって言いたかったのに」

「国王様に報告に連れて行こうと思ったのに、行けば褒美がでると伝えたかったのだがなんであいつら逃げてるんだ?」

 

材木座達がワニやトカゲと思っていた魔物は実は古竜の一種だった、材木座達が召喚された影響で世界の魔力が薄くなったことと、隕石の衝突の衝撃で封印が解け、地上に現れたのであった。

しかし逃亡してしまったため、彼らがそれを知る機会は永遠に無くなってしまったのである。

 

街の外にて

「先輩たち遅いですー・・・って沙希先輩!なんで義輝先輩にお姫様抱っこされてるんですか?気が早くないですか?」

一色は既に荷物を持って街の城壁の外に立っていた。

 

「ちょっと!いろは!そんなんじゃないって・・・」

「うむ、我の方が足が速い!故に鈍足の沙希殿を抱えて来たのよ、いわゆる十傑集走りでな!動けるデブとは我のことよ!さあ存分に尊敬するとよいわ!」

と何時もの調子の材木座

 

「・・・あーいつも通りでなんか安心しました。あと沙希先輩?顔赤いですよ?」

「う、うるさい!それよりその馬まだ返してなかったの?」

洞窟に行く際乗っていた馬である

「まだ返してなかったんですよ、面倒だからカリパクしちゃいましょー」

 

「でかしたいろはす!後で褒美をとらす!」

「またいろはすって・・・ま、いいですか!」

「二人とも!追手が来る前に行くよ!」

 

川崎は颯爽と馬にのるとそのまま駆け出す

「あ!沙希先輩待ってください!」

「ま、待つなりよー」

 

勘違いした彼らはそのまま隣国へと旅だったのである。

 

 

~~~~~

 

比企谷、葉山は限界まで搾られようやく温泉宿を後にする

 

「全く疲れが癒えていないのだが、むしろ疲れが増しているまである」

「・・・君は小町さんが回復魔法使えるからマシだ、こっちは強制的にドーピング剤使わされてたんだからな」

 

「いやー二人とも!俺新しい扉開いちゃった感じ?SMとか?コスプレとか?マジでいいって!」

戸部だけ何時ものテンションだ。

 

馬車の中でぐったりしている中、王都へと到着、そのまま国王へ報告となる

 

「話は聞いておる!流石勇者殿!ピンチの時に流星が降ってくるとは!天もお主等に味方しているようだ!素晴らしい!」

 

国王は大満足の様子

 

「それと、古竜を外傷もなく倒したものもいるらしい、なんでも全身真っ黒の剣士とのことだったが八幡殿のことであるか?城に献上されたのだが実に鮮やか、内臓だけ切り裂くとはじつにあっぱれ、ここに戻ってくるに時間がかかったのもその為であろう?」

 

「なんと!わが部隊が知らぬ間にそのようなことを!葉山様と八幡様のお泊りするところを立ち入り禁止にしていたのはこっそり出ていくのをばれないようにする為でしたか!」

 

隊長はえらく感心している

 

流石に温泉宿で欲望の限りを尽くして言いましたとは言いにくく皆渋い顔

「え、まあ、全員龍殺しのスキルは獲得済みですし・・・」

「うむ、素晴らしい!凱旋パレードを開催する!」

 

「なんか大したことしていない気がするのだが、しかも古竜ってなに?」

「ま、まあ誤解はあとで解けばいいんじゃないか?」

 

困惑気味の葉山と比企谷、救世主として評価はうなぎ上りになるのだった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。