お付き合いいただきありがとうございました。
余談ですが、現在小説書くのにGoogleDocを使ってます。
これ結構いいです。瞬時に保存と共有が出来るのでPCと出先での連携が簡単に取れます、見出しを使えば章や話数の管理もできます。
ある程度は誤字チェックもしてくれるので大変おススメです。
材木座が目を覚ますと見慣れた天井があった。
「見慣れた天井?おや?我のアパート?」
むくりと起きようとして両腕に柔らかい感触を感じる、ふと左右を見ると
「ん?んー!!!」
材木座の両側には裸の一色と川崎が寝ていた。
「なんで!?」
自分も無論裸である
ばっと飛び起きて辺り見渡すと部屋の真ん中に寝ていたようだ。
ワンルームの部屋の中には異世界に召喚された時持っていた服や財布等が散乱してた。
無論川崎や一色の物と思われる服や下着等も散乱していた。
「え?あれ?・・・あ!!」
最後にカシウスが言っていた言葉を思い出す
「アイテムを持って帰れないとかなんとか・・・そういえば服や財布はアイテムボックスにいれていたんだっけ、アイテムボックスが消えたから中身だけぶちまけられたのか?」
「こ、これはまずいぞ・・・」
とおろおろしていると目を覚ます二人
「あれ!?・・・なんで裸!」
「ちょっと義輝先輩までなんで裸なんですか!ちょっと見ないでください!」
「んなこと言われてもここは我の部屋であるからに!」
「まあ、考えてみれば一回見られてるし、同じテントに何度も寝てるし」
「あーそうですね、そういえば、でもなんか恥ずかしいじゃないですかー?」
「ふ、服とかはその辺に散らばってるから身につければ・・・」
と材木座が言うと二人はいそいそと散らばってる服を見つける
「そいうえば今日何日でしたっけ・・・うわ!これまずくないですか!?」
異世界では一年以上は過ごしていた、しかし今日は材木座達が異世界に消えた次の日だった。
一色と川崎が異世界に行った時期は早かったためかなりの日数になっている
「あたしもうちに顔出さないと!」
「あ!わたしも行きます!」
慌てて出ていく二人。
「んじゃ義輝先輩!ありがとうございました!」
「義輝!ありがと!」
「お、おう・・・」
着替えた二人はあっという間に部屋を出てしまい、のこったのは一人裸で立ち尽くす材木座だけとなってしまった。
異世界から帰還して数週間がたった。
材木座は相変わらずの日常を過ごしている。
「八幡はまだ戻ってこぬのか・・・」
材木座は何度か比企谷のアパートまで足を運んでいたのだが、ポストに突っ込まれてるチラシがそのままだったりそもそも携帯にもでない状態なのだ。
「なんか雪ノ下の姉上に絡まれるし・・・」
陽乃はやはりこちらの世界に帰って来ていたのだ。
比企谷や戸塚の家の近くまでいったり、もしやと思い葉山や戸部の大学まで足を運んできたのだが、陽乃と出くわしてしまいそのまま喫茶店まで連行、細かい事情を説明する羽目になっていたのであった。
「んじゃあ雪乃ちゃんも比企谷君もまだこっちに戻って来てないのね?」
「我が一緒に戻ってきたのはいろは殿と沙希殿だけであるからして・・・」
「そっか・・・ねえ、雪乃ちゃんと比企谷君ってなんかあったりしなかった?」
なんかどころではないのだがそれを言ってしまうと面倒なことになりそうだと思う材木座
「い、いや、我は八幡とは別行動だったからして・・・」
「そっか、戻ってくるのかな?戻ってきたら色々聞いてみようかな?」
「それと雪乃ちゃん達のことはみんなに上手く伝えておくから、私から言った方が説得力あると思うし、でも君も同席してもらうかもだからその時は上手く口裏合わせてね」
面倒だしその方がいいかもと思い同意する材木座
結局比企谷達はみんなで海外に旅行にいったということにして口裏を合わせ各家庭や知り合いにちょくちょく話にいく手伝いをする羽目になってしまった。
そんな忙しい日を過ごす材木座にある日、入学当時に勢いで入った遊び系のサークルの先輩から呼出がかかる
「材木座君、俺ら合コンするんだけど来る?」
何時もの調子で自己紹介したところ盛大に爆死したためサークルの遊びには数回参加して幽霊部員と化していたのだがこの日は強引に誘われた。
「人数どうしても足んねぇんだわ、めっちゃレベル高い女の子くるからさ、絶対のがしたくないの、わかるでしょ?勿論くるよね?」
「ああ、うん・・・」
どうせ行ってもからかわれるか注文取りの雑用ばかりなのは明白だったがそこは材木座、強く迫られたらまるで断れない気の弱さを発揮し結局行くこととなってしまった。
会場の飲み屋にて
「とりあえずカンパーイ!」
「あ、あの、なんか女の子の数足りなくないですか?」
と材木座、空いた席が二つ、女の子側の人数がまだそろっていない
「遅くなるって、先にはじめてるって伝えたから大丈夫、ってか材木座君、いつもの話し方でいいよ、ほら我は剣豪とかなんとか」
とニヤつく先輩
「え?それなんですか?」
と既に来ていた女の子から声がかかる
「こいつ剣豪将軍なんだってよ!ほらちょっと早いけど自己紹介しなって!」
「あ・・・うん・・・」
正直バカにされるのは目に見えてるのだがここはピエロになりきって場を盛り上げる役に徹するかと諦めようとしたその時聞き覚えのある声が聞こえる
「もう遅刻じゃないですか!」
「バイト長引いたんだからしかたないでしょ」
「合コンに来るときの服ぐらいちゃんと用意してきてくださいよー」
「え、なんでもいいじゃんそんなの、別に興味ないし」
「駄目ですよ!女子大生は合コンにでてただ飯食うのが常識なんですよ?!それに合コンに参加したことないなんていったらおかしい目で見られますよ!」
「そうかなー?」
二人の声を聞き先輩たちはテンションが上がっているようだ
「やっと来た!今日のスペシャルゲスト!」
わいわい騒いでる先輩を他所に材木座は渋い顔
「何か嫌な予感しかしないのだが」
そうこうしていると遅れてきた女子二名が顔を出す
「今日のスペシャルゲスト!○○大学の一色いろはちゃんと○○女子大の川崎沙希さん!」
先輩が鼻息荒くして紹介、残りのサークルメンバーも、おおーと歓声を上げている
「遅れてごめんなさーい」
「どうも・・・」
一色の格好はというとオーバーサイズのニットにロングスカートとという清楚な格好、余っている袖口から手を出し皆に手を降っている、川崎はというと薄手のトレーナーにダメージジーンズ、上からコートを羽織っている。
「やっぱり・・・」
とうんざり顔の材木座である、そんな席の隅っこに座っている材木座を目ざとく見つける一色
「義輝先輩、こんなところで何やってるんですかー?」
「それはこちらのセリフだ、何だその格好?あっちだと短パンとノースリーブのビッチ丸出しの恰好で手にモーニングスターだったであろう、なに媚てんの?」
「はぁ?こうやっていかにも男になれてないんですーって格好してたほうが受けがいいんですよ?タダ飯…じゃなくて合コンでのマナーですね」
「どこのマナー講師が言っておるのだ…紗希殿も魔物と一戦交えきたのか?ジーパンがボロボロではないか!」
「これはファッション、それよりあんた、連絡先も教えないでどこ行ってたの?アパートに行ったこともあるけどいつもいないし」
「ふん、レポートやら雪ノ下の姉上に捕まって八幡たちの両親に今旅行中だと言いふらしておって忙しかったのでな」
「あ、そうだったんですか、ごめんなさい・・・」
「ごめん義輝、あたしたちに言ってくれれば協力したのに」
頭を下げる二人
「連絡聞く前にお主等帰ったであろう・・・そんなことより我のサクセスストーリーを邪魔せんでほしいのだが」
「は?どの辺がサクセスなんですかー?義輝先輩のとこに誰もいないじゃないですかー?」
材木座は席の端の端、本当に頭数あわせでしかないのだ。
目の前にある座席は微妙にずれていて正面には誰もいないような状態である。
「っぐ!反論できない!」
それを見てやれやれといった表情の川崎は
「それよりあんた、なんにも食ってないの?皿空っぽじゃない」
材木座は注文取りばかりをやっており、自分で食べる暇が殆どなかったのだ。
「ほら取ってあげるよ、あんたこんな感じの肉好きだったでしょ?いろは!飲み物お願い、これとこれ」
川崎は椅子を勝手に移動して材木座の横に座る
「あ、あれ?川崎さん・・・?」
今までのやり取りを唖然として見るしかないサークルの先輩達
「はい?ああそっか、いろは!ほら!みんなの注文取って!どうせこれから乾杯とかやるんでしょ?」
「ちょっと沙希先輩・・・はぁーしょうがないですねー」
ナチュラルに材木座と絡む二人にサークルメンバーは若干うろたえる
「い、いろはちゃんも川崎さんも材木座と知り合いなの?」
とサークルの先輩
「まーね、知り合いというか・・・なんだろ・・・仲間?」
「ちょっと沙希先輩!そういうのはここでは黙っておくルールですよ!」
「い、いやお主等本当になにしに来たの?」
慌てる一色に材木座もうろたえる、うろたえすぎて食べようと思った肉団子を落としてしまう
「ただ飯にしか興味ない、だからいろはあたしの分まで頑張ってよ、ってか義輝!こぼすな!ほら!シミになるからジャケット脱げ!」
とジャケットを脱がせにかかる川崎、それを見て唖然とするサークルの先輩達と早くから来ていた女子達である
「あれ?材木座君?あれ?おかしーなー?一色さんと川崎さんと知り合いだったの?水臭いなー、それじゃ俺達紹介してよ」
と先輩たちは材木座に圧力をかける、それを見て川崎は大きな溜息をつく
「・・・はぁー」
「沙希先輩?ここは私の顔も立ててくださいね?ただ飯と人脈を・・・」
と一色が言おうとしたが
「めんどくさ、ほら義輝行くよ、合コン中に抜け出すのは暗黙の了解とかそんなのあるんでしょ?」
「ちょっとさきさき!引っ張らないで!いろはすもなんか言ってくれぬか?一応先輩に誘われて来てるわけだから・・・」
「そうですよ、沙希先輩!ぶち壊す気ですか!」
「え?いいじゃん、だってこいつらさっきからあたしの体舐めまわすように見てマジ気持ち悪い」
そう言うとすくっと席を立つ川崎
「え?さきさき?いろはす?なにそれ?材木座君って二人とどういう関係?」
唖然とする先輩たちに川崎はもう面倒だとばかりの表情
「あーめんどくさ!、もういいや、あのさ、あたしといろはは長い間こいつと一緒に寝泊りしてた、んでこいつに毎日飯作ってた。あとこいつにあたしらの裸色々見られた上にあちこち触られたりしたり命を助けてもらったりした関係!」
「あーあ言っちゃった・・・んもう!これで人脈もごはんもパーですよ!義輝先輩!責任とって奢ってくださいね!」
「あたしが作ってやるから材料買いに行くよ、義輝なにが食べたい?」
「え・・・あ・・・」
と材木座は視線を川崎とサークルの先輩達の両方へ交互に向けて焦っている
「はーもうしょうがないですねー、えっとわたし達いまから義輝先輩に『お持ち帰り』されちゃいますんでよろしくですー」
「あーそれと、今後義輝をこういうのに誘わないで?辞めるってことで」
と川崎は材木座の背を押して店を出る
「遊ぶ専門サークルだっけ?あんたもなんでこんな連中とつるんでの?」
「だって、我も大学デビューしたくて・・・」
「いいから行くよ、ほら何が食べたい?」
「んじゃすき焼き・・・」
「肉は義輝先輩の奢りですね」
「んじゃ義輝の家に行くよ!酒も買っていこっか?」
と三人はそろって店から出て行った。
「なんなんだよあいつら・・・」
一色はあちこちの合コンに誘われており川崎もその容姿は有名で今回ようやく誘えたのだが不細工と名高い材木座にわけのわからないままかっさらってしまわれたのだ、その後の合コンはお通夜状態であったことは当然であった。
材木座のアパートにて
「「「カンパーイ」」」
「・・・でも本当に良かったのであるか?」
「わたし的には良くないんですけど仕方ないですよねー」
「あたしはこれでいいよ、こっちの方が気兼ねなく飲めるし、義輝の奢りだし?」
三人ですき焼きを突っつくことに
「そう言えば今沙希先輩と住んでいるんですよ」
「そう、シェアハウスっていうの?リビングとかは一緒で部屋は別みたいな?」
「ほう、それは経済的であるな」
「・・・それでですね、今のご時世何かと物騒じゃないですか?」
「だからさ、男が一人いると安心かなって」
「お主等と住んだら男の体がもたんな」
「・・・どういう意味ですか?」
「いや、普通にこき使われてという意味だが?」
その答えに溜息をつく二人
「だからですね?こき使っても問題ない男手が欲しいんですよ」
「そっ、あんま変なことしない信頼できる男手が欲しくてね」
「ふーん、いるといいのう、そんな都合のいい男が」
と材木座は他人ごと
「んもー義輝先輩!全部言わせるつもりですか!一緒に住みましょうって言ってるんです!」
「は?」
「なに?嫌なの?」
「いいの?我と?」
「あんたの部屋汚い上に食ってるのカップ麺ばっかりじゃん、こんな生活してたら心配になるでしょ?」
そしてなんだかんだと説得されて材木座は二人と一緒に住むこととなる。
「ウーム異世界でも一緒に生活してたからあんま違和感ないのう」
「義輝先輩!ゴミ出し忘れないでくださいね!んじゃ行ってきまーす」
「義輝?今日何食べたい?帰りに買ってくるから」
一限目が休講の材木座は二人を玄関から見送る
「なんか我、大学にいくと回りからひそひそと噂されておるようだし、先輩達はなんかめっちゃ怖かったし、これってハーレムと言えなくもないのか?」
材木座が大学にいくと他校の美少女二人を席につく前にお持ち帰りをした伝説の男と噂され、一緒に住んでい事も何故か広まっており、ハーレム野郎と噂される始末であった。
無論サークルの先輩達から睨まれてしまったが文句を言われたぐらいであとは特に何もなかったのが救いではある。
「異世界にいる時はそもそも回りと関わらなかったから意識しなかったのだが、こうも噂されると意識してしまうではないか・・・あ!それよりゴミ出しせねば!えーっと今日は何ゴミだっけ?」
と頭をかきつつ家の扉を閉める材木座、在学中は3人であちこちに遊びに行くことになり、文字通りのハーレム展開が待ち受けているのだが今の材木座には知る由もなかった。
また、後に比企谷達が帰還し、材木座の真似をしてシェアハウスに住むのだが当然ながら5人であれこれしている現場を陽乃に発見され材木座達も巻き込んで厄介な問題に発展するのだがそれはまた別な話である。