発砲音や爆発音が響く中、威風堂々とある影がある。
全身を純白のアーマーに包み、足元には爆風で靡く銀にメタリックブルーのラインのローブ。
腰には群青色の宝石が埋め込まれた黒色のベルト。
複眼を青く輝かせる戦士が歩いていた。
「近づくと撃つぞ!」
震える手に拳銃を握る一人の警察官が、純白の戦士に銃を向ける。
「やってみろ。」
ガタガタと震える警官の前で立ち止まり、撃つように促す。
次の瞬間、大きな音共に弾丸が純白の戦士向かって行く。
「ぅそ、だろ・・・・」
弾丸は純白の戦士の右手によって切り裂かれた。
その事実に警官は、銃を落とし膝から崩れ落ちる。
「ふん!」
その様子を鼻で笑い、警官の元を去る。その近くでは頭の角から放つビームにより、
次々と車を破壊していく怪人の姿が映し出されていた。
そこで映像に砂嵐がおこり、映像が切り替わる・・・・
「~~♪」
何処か薄暗い場所、そこに男性の鼻歌が聞こえてくる。
「やぁやぁ、この映像を見ている皆さんは、どうお過ごしかな?」
カメラを動かしたのか、映像が動き椅子に座る少し年老いた白髪の男性が映し出される。
顔立ちから分かる、海外の男性は流暢に日本語を話し視聴者に声をかける。
「私の名は、【ケトル・オーガス】!人は私を、Dr.ケトルと呼ぶ!」
中年よりの男性・ケトルは自身の両手を、広自身の名をげ叫ぶ!
「まず手始めに、風紫町の皆さんが不老不死なってもらいます。
安心してください!生物学を専攻する天才化学者の俺にかかれば確実です。
明日の午前8時、この風紫町に不老不死になるための光が降り注ぎます。
それを浴びれば、皆さんは不死身になれますよ!」
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『ふ、不老不死!?不老不死になったら、おいら甘いもん食べ放題だ~☆』
カーナビに映し出されていた映像を見て、僕の膝の上に載ってるケルスが、顔を輝かせる。
『馬鹿か、犬っころ!俺達は自己修復・自己進化機能を持った、機械生命体だっつうの!』
・・・・・そんな機能があったんだ。
「それ以前に、不老不死になるって事は人間であることを捨てるのと一緒だ。」
「夢君?」
「日向さん、できるだけ急いでください。」
「えぇ・・・」
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僕たちが現場に着いた時には、既に後の祭りだった・・・・
建物は崩壊し、崩壊したパトカーの残骸。負傷した警官が、救急車に運ばれていく。
敷地に進入禁止のテープが貼られ、外からスマホを手に思い思いに会話をしている人たち。
「・・・・・・・・・」
時刻は午後8時前、一本の電話が僕の元に来た。