早朝の会場の入り口にて二人の男女が話し合っていた。
「ホントに俺で良いんですか?もっと他の方が‥‥‥‥」
男性の方は岡川。風紫警察庁に努める新人刑事で、これまでいくつもの怪物事件の対処をしてきた。
「そんな謙虚にならなくていいの。貴方は怪物事件に関しては十分すぎる成果を上げてるのだから。」
女性の名はエレナ。風紫町にて起きる怪物事件の対抗策を開発する為、雇われた天才少女。
「成果と言っても、俺は居合わせただけですし、怪物自体は仮面ライダーが撃破しています。」
「確かに実戦ではそうかもしれないけど、警察が手にした情報は貴方が集めた物よ!」
彼らが話す場所の近くには立て看板が置かれていた。
そこに書かれている文字は、【風紫警察庁怪物対策部 活動説明会】
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バビロンの活動拠点内にある一室。
そこで細身の男性がショウヘイとコウカの二人に緑と赤のキューブを渡しながら説明する。
「先程、カンナからの連絡で例の
「なるほどね。そこで、私達が暴れてスーツを奪取すればいいのね?」
「はい。こちらが作戦に関する資料です。」
「でもよ~、二人の仮面ライダーはどうすんの?」
会話を進める二人に割って入る様に、ショウヘイが言葉をこぼす。
「その点に関しては大丈夫です。なんせこのお披露目会場は‥‥‥‥」
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「K-8、K-8、K-8……」
指定された席番号を探しながらゆっくりと歩く。
「あった‥‥」
僕が今来ているのは警察の怪物対策についての説明会場。
この会場は極秘で行われており、一般の人達は来れないようになっている。
そんな場所に僕がなぜ来ているのかと言うと、父親の代わりだ。
紫吹家は風紫町に貢献している系の家系であり、本来は母親が代理で出席するはずだったのだが、めんどくさいからと言う理由で僕が出席する事となった。
その事に関してはよくあるので慣れてる。と言うかまず、文句を言うぐらいの感情がわかない。
それに、エレナさんが開発した兵器が気になる。
怪物対策課立ち上げに大きく関わった、天羽家には既に資料が言っているらしく、相馬君が楽しいそうに話していた。それの正体は、お楽しみとはぐらかされて聞けてない。
「関係者の皆様、大変お待たせししました。只今より、説明会の方を始めさせていただきます。」
司会の人が始まりを知らせ、スクリーンの前に一人の警察官が立つ。
よく目を凝らしてみると、岡川刑事だった。岡川刑事は緊張混じりに、資料と共に説明する。
未知なる鉱石と人が融合する事で誕生したソルト怪人の事、
Dr.ケルトが生み出した生物兵器・ビーストリネットの事、
その発展系ともいえる怪物を使役する組織・バビロンの事、
それらによって起きた事件・被害状況について。
そして、その事件を解決する仮面の戦士・仮面ライダーウィッシュについて。
‥‥‥‥いや、おかしい。
何て言うか、過大評価のし過ぎと言うか、好印象になる様に説明されているというか‥‥‥
【むずがゆい】まではいかないけど、ちょっと受け流し見気味じゃないと聞いてられない。
「……以上が、ここ最近起きた怪物事件によるものです。」
岡川刑事の説明に、驚くと困惑の声が会場に響く中、場違いなうえ不謹慎だけど、
こう思ってしまった。【懐かしい】と‥‥‥
写し出せれた画像の怪人と実際に戦い、撃破してきたからこその感想。
当事者として常にかかわり続けてきた僕だからこそ、余計になんだろう。
その雑念を振り払うように頭を左右に振り、座り直す。
その時すでに、スクリーンの前に立つ人は変わっており、エレナさんが説明を始めようとしていた。
「今、モニターに映し出されていますのが、対怪物用戦闘スーツ【ガベラ】です!」
モニターに映し出されているのは、目立つ黄色のプロテクター、胸部には日本警察を現す桜の勲章、腹部にはエネルギー残量を示すベルト状のアイテム、頭部には二本のアンテナに赤い複眼。
白バイのようなバイクにまたがっている画像はまさしく、仮面ライダーだ。
そんな事を考えていた時だった。リュックの中に入れていた持ち運びカメラ‥‥‥
正確には持ち運びが出来るセンサーカメラ【センサーラビット】こと、センラが震える。
センラには、強力なセンサーが内蔵されており、今まで探知できずにいたソルジャーなどの怪人が探知できるようになっている。
セイラからリアに情報が送られ、画面を見る。
そこには現在地、正確には建物の外に100を超えるソルジャーの反応に、2体モンスターの反応があった。
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クモザルに似た二体の怪物とソルジャーの大群を引き連れ、ショウヘイが建物の入り口前に立つ。
「作戦開始、ヒャッハー!」
戦いの火蓋は落とされた。