手元でアメジストよりも濃い紫色の宝石をいじりながら街中を歩く。
この宝石は偽物ではあるが、現状確認されているどの物質とも成分が一致せず、コロク達の世界の物質でも無い未知の物。特にこれと言った害は無いが放置する訳にもいかず、こうして肌身離さず持っている。数多の世界を通りすがった士先輩に聞いてみたが、どの世界でも見た事無いと言われ、謎は深まるばかり…
余談だがこの石、仮称【
まぁ、異世界の知識もこの世界の知識も穴だらけの僕が考察したところで意味は無いのは分かり切っているので、コロクとセイラの解析待ちだ。
〈キピィー!〉
どうでもいい様でどうでも良く無いような考え事をしながら歩いていたら、パーカーの内ポケットにしまっていたセイラが自動で変形。こちらを一目見て、実際の兎の様に駆ける。
「………」
Vストーンを収納してからセイラの後を追いかける。その直後、視線の先で小規模の爆発が起きた事を視認したのだった。
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人々が逃げもどうな中心地点、そこにはクモザルに似て非なる異形の影。
モンスターと呼ばれ、恐れられるその姿は以前よりも凶暴な顔つきになっており、身長は約3メートルぐらい。
「アレが夢が言っていた、戦闘の度に進化するモンスター。」
巨体が思うがままに暴れている姿を高みの見物をしている士。彼が少し視線をずらすとウサギ型のロボットの後を追いかけて現場にやって来たフードを深くかぶった少年。
「ケルス。」
『おっしゃ!今日こそあのモンスターを倒すぞ!!』
少年の言葉に反応し、先に来ていたケルスが物陰から飛び出し、変形と共に少年の手元に収まる。ウィッシュドライバーを腹部に当てる事で、自動で帯が巻かれる。
「変身。」
〈チェンジ・ウィッシュ! アミナス!〉
ベルト頭部のボタン押し、その姿を変える!
「ガァァアアアアーーーーー!」
変身完了と共に
「グルゥ!」
何とか体勢を立て直し着地。
人体へのダメージを無視した動きで次々と切り刻んでいくも、他2形態と比べスペックが劣るアミナス
そもそもの話、ここまでモンスターと戦闘出来てきたのはイレーズF・シュナイデンFと言った強化形態によるごり押しによるもの。既にアミナスFは、ほぼ戦力外ないのだ。
「ガァァ!!」
飛び上がった所を腕で叩き落され、イネインスティンクトモードは解除される。
ゆっくりとビルの壁を支えに立ち上がるウィッシュ。左腕の二の腕からは赤黒い液体が腕を伝って、地面に色を付け加える……
「◎$♪×△¥●&?#$!」
そんなウィッシュの姿に苛立ちを示すモンスター。
「ふむぅ… 流石の仮面ライダーも野生化&自己進化した【モノスモンスター】には手も足も出ませんか。」
そして、彼らの戦いを物陰から見つめるタイセイ。
「……っ!」
「◎$♪×△¥●&?#$!」
そんな事つゆ知らず、二つの影は再び激突する!!