Chapter.1
紫風町に各地にばら撒かれた異世界のS級危険物質【ソルト結晶】が、
人間の願いに共鳴・吸収した姿。 共鳴した願いを元に暴れ、人々を脅かす。
だが、異世界からやって来たのは、恐怖の種だけでは無かった!
異世界のオーバーテクノロジーによって作られた、【ウィッシュシステム】。
ウィッシュシステムには、生物とソルト結晶を分離させるシステムが組み込まれていた。
そのシステム、【イネインエネルギー】を使い、人々を守る戦士がいる!
人々は彼を、【仮面ライダーウィッシュ】と呼ぶ!!
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田舎寄りの街並みが並ぶ、風紫町の正午。
『警視庁は連日続けて現れる怪物を、【ソルト怪人】っと発表しました。
ソルト怪人の特徴は、身体のあちこちに埋め込まれている宝石の様な物があり、人型だと。
もし発見した方は・・・・』
一人の男性がスマホに映るニュースを見ている。その近くでは、子供達の笑い声が響いている。
誰もが、その日常を過ごしていた。
「キャァァァーーー!!!」
「な、なんだ!?」
その日常は、異形の影により、崩壊した。
「・・・・・・・」
「か、怪物だぁーー!?」
一人、また一人とこの場から逃げ去っていく。
逃げ惑う人々の中、一人の少女が倒れる。
「イヒヒヒヒ!」
「い、いや。」
カメレオンを思わす影は、倒れている少女に近づいてゆく。
「だ、誰かぁ~ だずげで!!」
たくさんの悲鳴が響く空間の中、泣く小さな少女の叫びを聞いたものは居なかった。
「グワァ!」
「ヒッグ!」
「もう、大丈夫。」
・・・・彼を除いて。
黒を主体とした身体に、螺旋や鎖を思わせる銀色のラインが四肢に伸び、
肩や顔は狼科の生命体を思わし、赤い複眼を光らせる戦士。
「仮面ライダー?」
少女の問いに、頷き返す。
「今のうちに、逃げて。」
「う、うん。」
少女を立たせて、逃げるように伝える。
「さてと、始めるか。」
少女が逃げたのを確認したら振り返り、【カメレオンソルト怪人】を視界に入れる。
「くっそ~~・・・許さん!」
流暢に日本語話しながら、立ち上がるカメレオンソルト怪物。
『また、このタイプか! 気を付けよ夢。』
悪魔を模したような機会、ウィッシュの仲間・コロクが警告する。
「あぁ。」
短く返事をすると、地を蹴り駆けだす。
「喰らえ!」
カメレオンソルト怪人は口から火球を放つ。
「はぁ!?」
ウィッシュは前転で火球の下をと通り抜ける。
その時背中に火球がかするも、何も無かったかのように立ち上がり、
右ストレートでカメレオンソルト怪人を攻撃。
そのまま、左エルボー・回し蹴り・チョップと次々と攻撃し、反撃の隙を与えない。
最後に回し蹴りをし、カメレオンソルト怪人を吹き飛ばす。
「滅茶苦茶な奴だ・・・」
それだけ呟くと、姿が消える!
『な、なんだ、ソルト怪人が消えやがった!?』
ウィッシュドライバーに変形してる、ケルスが驚きの声を上げる。
「何処に・・・っく!」
突然背中に衝撃が走り、よろけるウィッシュ。
次々と何もないところから攻撃を受ける、ウィッシュ。
「・・・調子に乗るな。」
脚部にある銀色のライン・【イネインドライブ】が輝きイネインエネルギーが送られる。
紫色の尻尾・【ケルベロステール】を生成する。
「・・・そこ。」
尻尾がピクリと動いた次の瞬間、何も居ない所に尻尾を振るう。
「グワァ!」
尻尾は透明になっていた、カメレオンソルト怪人を吹き飛ばし、ダウンさせる。
「君の願いを、此処で止める。」
ベルト上部にあるスイッチ・【イネインスイッチ】を二回押し、
ベルトにある中央の顔を開閉させる。
〈イネッシュストライク!〉
右足に紫色のエネルギーをため、その場で跳び上がる。
急降下キックによる一撃が、カメレオンソルト怪人を吹き飛ばし、爆発を起こす。
「・・・・・・・・」
立ち上がったウィッシュはイネインスイッチを一回押し、
ベルト両サイドの口を閉じるように操作する。
紫色の光粒子がウィッシュを中心に舞い、変身が解除される。
「・・・流暢に喋るソルト怪人、か・・・・・」
白い髪を靡かせ、赤き瞳をソルト結晶に取り込まれていた向ける、
白い肌の持ち主は、感情が無い言葉を呟く。
彼の名は【紫吹 夢】。 ケルベロスと同化し、ソルト怪人と戦いう少年だ。
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カタカタとキーボードをそうする音が響き渡る。
薄暗い部屋の中、パソコンにひたすら何かを打ち込む男性。
「・・・っフフフ!遂に完成した!!」
嬉々とした声を上げ、何かを持ち上げる。
それは、ウィッシュドライバーによく似た物だった。
「君には感謝をしないといけませんね。・・・・・・仮面ライダー君。」
男性が見つめるモニターには、ケルス達と話す夢の姿が映し出されていた。
「博士、完成したのか?」
そこに、金髪の男性が入ってくる。
「えぇ、これで我々の計画は進みますよ。フハハハハハ!!」
新たな脅威が始まろうとしている事は、誰も知らない。